たまたま、あるメルマガを見ていたら、鬼気迫る広告が目に入ってしまいました。
広告は、ジュエリー関係の書籍出版ではお馴染みの、柏書店松原さんの宣伝ページと同じ内容です。
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季刊TOKYO JEWELERとうきょうジュエラーズ54号
☆TJ緊急提言『正念場 日本の宝飾』
―――我ら日本の宝飾はいま本当に終りかけている!
終らないための道筋を提言する雑誌「とうきょうジュエラーズ」は――
・・・中略
「とうきょうジュエラーズ」は、沈み行く豪華客船タイタニック号の一艘の救命ボートであると信じます。
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ちなみに、この広告は、じゅわいよくちゅーるマキ、の三貴が民事再生手続きの適用を申請した話題と一緒に載っていました。
たしかに強烈な広告で興味を惹きますが、人々の不安を煽って自分達のビジネスのネタにするという、健康商法だとか、印鑑商法みたいな広告っていかがなもんでしょうか。宝飾業界が厳しいのは事実なのでしょうが、これを見た人はさらにドヨヨンな気分になってしまいますよ。
タイタニック、って、絶対確実に沈む運命、って言い切ってますか。しゃれにならないっす。
だいたい、一艘のボートじゃ、たいして救えません。それに乗り込もうとして我も我もと殺到して沈んじゃうかも？！映画のタイタニックでは無理にボートに乗り込もうとした男性を船員が射殺してましたよね。史実なだけに、たとえが悪すぎます。。。。
で、業界的なクライシスよりも、、ベトナムとかフィリピンにインドと言った今までのアジア（香港、中国、韓国、台湾）以外の国の台頭の方が、、アレかも知れなくて、、フィリピンのライノ使いも結構やりますし、、インドの大手など、、ライノ オペレーターが1社に10人とか普通に存在するみたいで、、いやはや。。
あ、業界そのモノが沈むなんて事は、無い訳ですが、、気が付いたら、、周辺は外国人だらけ、、みたいな状況は有り得ますし、、日本人は、消費するだけの存在になるやもですね。。多分。。
後、例えば色石に色石を合わせる様なデザインって、日本人のもっとも苦手とするジャンルでして、、その当りは、香港とか南方系の人たちの得意とする所つーのも再認識したりしました。。いや僕は、結構得意ですけどね（笑）、、色石使い。。あはは。。
(^^♪
今までは、明らかに一般コンシューマでしょ、っていう”買い物軍団”が闊歩していましたよね。出展者さんも出展者さんです。いくらお愛想でも自分の縁戚やエンドユーザに招待券配っちゃダメです。目の前の現金ほしさに名刺もない人に売っちゃだめです。将来自分の首を絞めるだけだっていうのに・・・。最近、ネットの口コミで、”小売店で買うのバカだよ。安く買うならIJTがねらい目。”って書き込みも見ました。業者限定といいつつ、IJTのサイトから、簡単にチケットゲットできますし。
毎年、IJTに行くたびに休憩所や帰りの電車の中で戦利品を見せ合って、”ほんと、お店で買うのバカバカしいわねー！”とか、”安いから同じの３本も買っちゃった。”って笑ってるオバチャン達見て、がるるる～！って唸ってました。
不景気で、もともとジュエリーの買い物客は減っているので、IJTにもそういう人達が来なくなっただけ、という気もします。私としては、ぎらぎらしたハンター軍団のいない、歩きやすい会場に是非行きたかったです。
さて、外国のほうがジュエリーCAD進んでそうですか。それでは、世界中のスキルフルなジュエリーCAD使いをネットで集め、登録制にし、ネット上に仕事をポストする、っていう商売はいかがでしょうか。（＾＾；；社員雇わなくていいし、場所もいらない。STLとか規定のフォーマットで納品してもらえば、使用ソフトも何だっていいし。時差を超えられるのもネットならではですよね。
インドとか中国とか、アジアの国々は日本ほど自分の所属する会社に対するロイヤリティがないので、お小遣い稼げるってウハウハ仕事してくれちゃうと思います。
モノを作ってないシンガポールみたいな国は、国際的にモノやサービスを右から左に流して、マージンを中抜きするだけとか、そういう商売に長けています。日本も物作りを捨てたら究極の姿はそうなってるもしれません・・・。