ROSE POSYのハンドクラフト・ブログ

”手仕事”の楽しさをお伝えできればと思います。ROSE POSYオリジナル作品もどうぞお楽しみ下さい。

ガラス工芸作品展示会 2018 @世田谷美術館 (7/1(日)まで開催中!)

2018年06月30日 | ガラス工芸・サンドブラスト

只今、サンドブラスト教室「ハナミズキ」さん主宰の展示会を、世田谷美術館にて開催中です。
7月1日まで開催していますので、お時間の余裕がある方は、ぜひお運びいただけましたら幸いです。
(東急田園都市線の用賀駅から美術館行きのバスが出ています。小田急線の千歳船橋からは田園調布駅行きのバスが美術館前に止まります。)

今年のテーマは、「~夏めく~」 
夏らしい、涼しげな作品が目白押しです。

わたしも初日の搬入・展示、受付のお手伝いをさせていただきました。教室では普段お会いすることがない他の生徒さんたちも一堂に集結して、協力しあいながら展示会場を作り上げる、とても貴重なイベントです。

誠に僭越ながら、わたしのコーナーも作っていただき、大変恐縮です。場所負けしててとてもお恥ずかしい・・・。

今年は、メイン作品の大皿にとても手間取ってしまい、展示会用の作品はこれ1点しか制作できませんでした。


お題は、「トロピカル・アイランド」

まったく、ひねりのないタイトルですが、テーマの「夏めく」に沿って、南国ムード満開なデザインを展開してみました。これでもか!っていうくらい、ワイハー♪なモティーフを散らかしまくって、なにやらにぎやかで楽しい感じにしました。





製作期間は4ヶ月。構想→デザイン→レイアウト→描画、まで1ヶ月、残り3ヶ月で彫り上げました。といっても、教室(機械)の予約日は、月に2回、1回2時間ですので、わたしに与えられた彫刻のためのタイムリミットは12時間。本当に開催直前、先週末の予約日まで作業していて、ギリギリの焦りまくりでした。

パーツが多いのと細かいのとで、限られた時間で仕上げなければいけないことが精神的に大変きつかったです。



メインモティーフのハチドリとハイビスカス。

羽1枚1枚を慎重に彫ること、4時間。与えられた全時間の1/3をこのモティーフに費やしてしまいました。

この大皿1枚で力尽きてしまいまして、1口4点まで展示できるのですが、残りのオリジナル作品は、過去の作品から、夏らしいものをかき集めてくるのが精一杯でした。

アイビーのペアグラス



スワン(透明ガラス)


ペンギンのタンブラー

 

(裏面)




著作権上、このブログでは他の方の作品は掲載できませんが、みなさんの力作もとても素晴らしくて、非常に刺激になりました。(おそらく、終了後に、ハナミズキさんのHPで各作品が紹介されることと思いますので、お楽しみに!)

今回は、出品者の方々が、銘々の作品が映えるマットを持ってきたり、作品の周囲に小物などをあしらって夏らしい装飾や演出をしておられ、なるほど~、わたしも次回やってみようと思います。



作品展では、他の生徒さんや、他の教室の先生の作品もゆっくり鑑賞させていただけて、とてもよい勉強になります。
そして、展示会は、作る楽しみのほかに、多くの方々に観ていただける誠にありがたい機会です。

これだけの規模の展示会ともなると、企画から会場確保、出展の準備はとても大変なことだと思います。準備に携わってくださった皆様、本当にありがとうございました! 

明日は最終日、わたしも受付のお手伝いをさせていただきます。

<おまけ>
制作途中の様子。”パラダイス”じゃなく、まるで「カオス」です。
皿は30cm弱くらい。大きくて重い器を片手で持ちながらの作業が辛い、という裏の苦労を乗り越えて作品が完成します。







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