ROSE POSYのハンドクラフト・ブログ

”手仕事”の楽しさをお伝えできればと思います。ROSE POSYオリジナル作品もどうぞお楽しみ下さい。

ひまわりのレリーフ彫り (夏は終わっちゃったけど・・・笑)

2018年10月21日 | ガラス工芸・サンドブラスト

7月の展示会が終わってすっかり脱力してしまいまして、低空飛行中です。自作デザインの大もの作品を作るのは心身ともにエネルギーを消耗するため、展示会が終わってしばらくは、小物制作でリラックスして、気力が戻るのを待ちます。

わたしのように、課題コースが修了した生徒は、自由制作コースとして好きなものを作ります。しかし自分でデザインしたものだけですべての作品を作ろうとするとなかなか大変です。デザイン・描画する時間がなかなか取れない期間は、お教室で用意しているオリジナルデザインシートを使って、ひたすらガラスを彫る作業を楽しみ、彫りの技術を研鑽する時間にしています。

この、ひまわりのレリーフ彫りの作品も、先生のオリジナルデザインシートを使ったものです。(このブログでご紹介する作品は私自身がデザインしたものは、デザインの背景・経緯を能書きしておりますので、そう書かれていないものは先生デザインで作ったものと思ってください。)もちろん、同じデザインを使っても、彫る段階でその人の意匠力や個性がかなり出ますので、ひとつとして同じ作品はありません。そこがサンドブラスト彫刻の魅力だと思います。

さて、ひまわりのレリーフ彫り、予想以上に手間がかかり、すっかり季節はずれのブログ掲載となってしまいました。本物のひまわりさんたちは、とっくに、お父さんのお酒のおつまみになってますね。笑

とくに時間がかかったのは、花びらの部分でした。見た目は花芯の部分が大変そうですよね。

ただ花びらを彫るだけならまだ頑張れるのですが、それぞれの花びら1枚1枚にある数本のスジ?をつける作業がまあ根気がいることといったら・・・。

マスキングを部分的にはがして彫る、はがして彫る、の作業をひたすら繰り返すのです。月に2回しか教室に来れないので、花の部分だけで1ヶ月を費やしてしまいました。

ひまわりの花の部分が終わり、つぼみと葉っぱの部分に作業が移るとなんだか物足りなささえ感じました。



お皿の厚みがかなりあってしっかり深く掘ることが出来たので、立体感のある作品にすることができました。



元気で力強いひまわりに見えますでしょうか?



作業してる間は面倒くさくなってきて、つい途中で放り出したくなりますが、それを乗り越えてうまく完成できたときは、達成感がはんぱないですね。



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