今日は、よく晴れて穏やかな日でしたね。
実は、私の作品を買ってくださった方(仮にY子さんとします)がちょうど挙式・披露宴を本日迎えました。私がまるで新婦になったような気分で前日からわくわくしてしまい、・・ついに、この日を迎えたんだなぁと思うとなんだか感無量です。
夢が叶うクリソプレーズ
久々に結婚式の祝電というものを送りました。(最近はいろいろとオマケつきの電報があるんですね。プリザーブドフラワーの薔薇で作った置き物がついたお祝い電報にしてみました。)
そのY子さんから、7月にメールをいただき、『披露宴でお母様への花束贈呈の代りに、記念品としてリングをプレゼントしたい。ついては自分が買ったのとおそろいのデザインで石違いで作って欲しい。』とのご相談を頂戴しました。実はY子さんがしていたリングを、お母様もとても気にいっておられたそうです。
Y子さんからのご報告をいただくまで、その作品はまだお見せできないので、先に”メイキング・ストーリー”をご紹介しますね。(挙式後の作品展示は、ご許可いただいていますので、いずれ掲載します。おたのしみに!)
Y子さんが遠方にお住まいのため、メールによる打ち合わせだけで、”Thanks To Motherリング”の制作プロジェクトがはじまりました。
まずは石選び。Y子さんなりに、いろいろとパワーストーンに関する情報を集められ、お母様に対する様々な願いを込めてY子さんが選んだのが、インカローズとロードライトガーネットでした。
石が決まると、今度はサイズ決めです。最終的なデザインを決める際に、リングサイズは非常に重要なファクターです。幅広タイプのリングゲージをご自宅まで送り、お母様の指のサイズを測っていただいて、サイズは9号ということがわかりました。
事前にサイズがわからない場合、このリングゲージの物理的なやりとりは煩雑ですがどうしても避けることが出来ないプロセスと思います。
よく、通販のジュエリーショップでは、紙の帯を指にまき付けて計るというやり方を勧めていますが、正確ではありません。実際、硬い素材の輪を指につけたりはずしたりをしてみて、関節部分にひっからないか?、圧迫感がないか?といった感触を確かめていただくのが間違いありません。
Y子さんのリング(13号)のと同じ大きさの石を使って、9号サイズのリングとなりますと、大きすぎておかしなバランスになってしまいます。
同サイズの手持ちの石です。汚い指ですいません。(笑)私の薬指がだいたい10号なのでほぼ近いサイズです。これじゃ、網目模様やサイドストーンは見えませんねぇ。
というわけで、手描きデザインで9号サイズにて幅決めをしてから、それにあう大きさの石を探しに行くことにしました。
・・・・いま思えば自分でも非常にうかつでバカだなーと思ったのは、こういうときこそ、ジュエリーCADを使うべきでした。CADで実寸でのシミュレーションをすれば、制作する前にサイズに対するリング幅や石の大きさのバランスを一発でキメることができますものね。手作りするにしても、CADはこういう使い方もあるよな・・と後で気づいた次第です。
サイドストーンのロードライトガーネットも用意して、ようやく石が決まりました。はっとするような薔薇色と、落ち着いた赤紫が意外と合うようです。
インカローズはインクルージョンやクラックができるだけ少ないものを選んだつもりですが、それでも硬度が3.5-4くらいしかなく、へき開性(一方方向に割れやすい性質)もあり、割れやすく傷つきやすい石なので、取り扱いにはかなり注意しなければいけません。
実際に、原型を鋳造したのは11月の頭。挙式の1週間前にはお引渡ししなければならないので、この先はもう後に引き返せません。この、納期が決まっていることと、”失敗が許されない”、というのが、マイペース主義の私にはかなりプレッシャーでした。
というわけで、今日はここまで。
このブログを書き終えた今の時間には、そろそろ、披露宴もお開きになっている頃ですね。
Y子さんの手からリングを受け取られたお母様の反応はどうだったかしら・・・。リングサイズを測られたことでうすうす気づいておられたかとは思いますが、披露宴当日の”サプライズ・ギフト”のため、お母様は今日はじめてリングと対面されたわけです。原型や完成品を一度も試着していただいていないので、お気に召していただけるかどうかは一か八かの賭けのようなもの・・・。ドキドキハラハラです。
Y子さん、本当におめでとうございました。末永くお幸せに!
実は、私の作品を買ってくださった方(仮にY子さんとします)がちょうど挙式・披露宴を本日迎えました。私がまるで新婦になったような気分で前日からわくわくしてしまい、・・ついに、この日を迎えたんだなぁと思うとなんだか感無量です。
夢が叶うクリソプレーズ
久々に結婚式の祝電というものを送りました。(最近はいろいろとオマケつきの電報があるんですね。プリザーブドフラワーの薔薇で作った置き物がついたお祝い電報にしてみました。)
そのY子さんから、7月にメールをいただき、『披露宴でお母様への花束贈呈の代りに、記念品としてリングをプレゼントしたい。ついては自分が買ったのとおそろいのデザインで石違いで作って欲しい。』とのご相談を頂戴しました。実はY子さんがしていたリングを、お母様もとても気にいっておられたそうです。
Y子さんからのご報告をいただくまで、その作品はまだお見せできないので、先に”メイキング・ストーリー”をご紹介しますね。(挙式後の作品展示は、ご許可いただいていますので、いずれ掲載します。おたのしみに!)
Y子さんが遠方にお住まいのため、メールによる打ち合わせだけで、”Thanks To Motherリング”の制作プロジェクトがはじまりました。
まずは石選び。Y子さんなりに、いろいろとパワーストーンに関する情報を集められ、お母様に対する様々な願いを込めてY子さんが選んだのが、インカローズとロードライトガーネットでした。
石が決まると、今度はサイズ決めです。最終的なデザインを決める際に、リングサイズは非常に重要なファクターです。幅広タイプのリングゲージをご自宅まで送り、お母様の指のサイズを測っていただいて、サイズは9号ということがわかりました。
事前にサイズがわからない場合、このリングゲージの物理的なやりとりは煩雑ですがどうしても避けることが出来ないプロセスと思います。
よく、通販のジュエリーショップでは、紙の帯を指にまき付けて計るというやり方を勧めていますが、正確ではありません。実際、硬い素材の輪を指につけたりはずしたりをしてみて、関節部分にひっからないか?、圧迫感がないか?といった感触を確かめていただくのが間違いありません。
Y子さんのリング(13号)のと同じ大きさの石を使って、9号サイズのリングとなりますと、大きすぎておかしなバランスになってしまいます。
同サイズの手持ちの石です。汚い指ですいません。(笑)私の薬指がだいたい10号なのでほぼ近いサイズです。これじゃ、網目模様やサイドストーンは見えませんねぇ。
というわけで、手描きデザインで9号サイズにて幅決めをしてから、それにあう大きさの石を探しに行くことにしました。
・・・・いま思えば自分でも非常にうかつでバカだなーと思ったのは、こういうときこそ、ジュエリーCADを使うべきでした。CADで実寸でのシミュレーションをすれば、制作する前にサイズに対するリング幅や石の大きさのバランスを一発でキメることができますものね。手作りするにしても、CADはこういう使い方もあるよな・・と後で気づいた次第です。
サイドストーンのロードライトガーネットも用意して、ようやく石が決まりました。はっとするような薔薇色と、落ち着いた赤紫が意外と合うようです。
インカローズはインクルージョンやクラックができるだけ少ないものを選んだつもりですが、それでも硬度が3.5-4くらいしかなく、へき開性(一方方向に割れやすい性質)もあり、割れやすく傷つきやすい石なので、取り扱いにはかなり注意しなければいけません。
実際に、原型を鋳造したのは11月の頭。挙式の1週間前にはお引渡ししなければならないので、この先はもう後に引き返せません。この、納期が決まっていることと、”失敗が許されない”、というのが、マイペース主義の私にはかなりプレッシャーでした。
というわけで、今日はここまで。
このブログを書き終えた今の時間には、そろそろ、披露宴もお開きになっている頃ですね。
Y子さんの手からリングを受け取られたお母様の反応はどうだったかしら・・・。リングサイズを測られたことでうすうす気づいておられたかとは思いますが、披露宴当日の”サプライズ・ギフト”のため、お母様は今日はじめてリングと対面されたわけです。原型や完成品を一度も試着していただいていないので、お気に召していただけるかどうかは一か八かの賭けのようなもの・・・。ドキドキハラハラです。
Y子さん、本当におめでとうございました。末永くお幸せに!
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