ROSE POSYのハンドクラフト・ブログ

”手仕事”の楽しさをお伝えできればと思います。ROSE POSYオリジナル作品もどうぞお楽しみ下さい。

異業種コラボレーションが生むシナジー効果

2012年09月15日 | ROSE POSYのひとりごと

 ”世界がビックリ、異次元ゾーン!新宿・ビックロ!”


9月27日新宿東口に、ビックカメラとユニクロが同じビルに入って、”ビックロ”という大型店舗がオープンするそうです。冗談のようなネーミングと、”まんま”なロゴに思わず笑ってしまった人も多いのではないでしょうか。この意外な展開の真の狙いとは・・・?

「新宿は世界最大級のターミナル繁華街。とくに東口は素晴らしい立地で、どうせならいままでにない店を作ろうと思いました。外国からも観光客が多く訪れるので、外国の人が必ず来て買い物するような、世界に通用する『グローバル繁盛店』にしたいと考えています」
- ユニクロ社長 柳井氏

さすがは、グローバル成長企業の社長さんの考えることは違います。

安くていいものが欲しいのは日本人でも外国人でも同じ。そして、家電や衣料品は、生活に必要なもの。同じ建物内にあれば、"買い回り”の効果が期待できます。せっかく、新宿に来たのだから、家電を見て、”ついでに”洋服も買おう、ということになると思います。この、”ついで”がポイント。

近所のある幹線沿いで、ユニクロとタリーズが一緒に同一敷地内にオープンしました。ユニクロでお買い物をしたファミリーが、お隣のタリーズに立ち寄る姿をよく見かけます。幹線沿いなので、長いドライブに疲れたドライバーさんが、タリーズのコーヒーでちょっと一休みした”ついでに”、お?、ユニクロがあるじゃん。ちょっと見ていこう、というパターンもあるようで、両店は一見無関係に見えて、相互に自然な顧客の流れを作り、単一店舗よりも、隣接することで売り上げは確実に増えていると思います。


さて、隣接で関連するもう1つの話ですが、手芸品の専門店のユザワヤが、ユニクロの近くに出店して大幅に売り上げを伸ばしていることは、みなさんもご存知かと思います。ユニクロで買った服をユザワヤの服飾小物でデコる、”デコクロ”なる造語まで出現し、それは流行に終らず、ホビーの1つとして定着化しつつあります。お客さんにとっては、ユニクロで買った服をそのままユザワヤに持ち込んで、装飾アイテムを合わせられることが魅力なわけで、両店が隣接していなかったら、この新たな発想は生まれていなかったのでは・・・と思います。

ユザワヤさんは、生地も売ってるくらいだから自社でTシャツを作れそうなものですが、あえてそれはせず、ユニクロのブランドを尊重し、ユニクロのお客さんを味方につける作戦を取っているところにこの企業の賢さを感じています。

いずれ、"ビックロ”のように、1つの建物にユニクロとユザワヤが同居したビルが現れ、両社で密にコラボレーションするようなお話も浮上するかもしれません。

これ↑は冗談です、、、。



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