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今回のお題は、『トルコ桔梗』
桔梗らしく、紫色の被せガラスにしたのですが、バックの色を落としてみて、あらびっくり。
グラスの地色は透明ではなく、ほんのりとピンク色がかっていました。コップの下にいくほど生地が厚いため、グラデーションがかかったような感じになっています。 予想外の展開に、心の中で、「ヤリー!」と思わずガッツポーズ。レトロな雰囲気の作品に仕上がりそう・・・。
透明の地色のものをロットで仕入れたのに、なぜか地色がついている物が混じっている、ということは、たまにあるのだそうです。 こちらとしては、"あたり"を引いた気分ですが、プロの方の場合、同じ商品を量産販売する場合、1個だけ色が違うのは困りますよね。
課題のほうもさらにグラデーションを練習していきます。まだまだぎこちないですが、少しずつノズルワークに慣れてきました。
彫る、というより描くという感覚ですが、色を乗せていくのではなく、色を落としていきながら絵を完成させる手法にはまだ体がついてこれません。どこをどれだけ彫れば、どれくらい色が落ちるかといった先読みできないところがもどかしい。これがいわゆる、プロの職人さんが口を揃えて言う、”コツなんかねえよ。要は慣れと勘だよ。”ということですね。
左側の巻いたつぼみのパーツが好きで、なぜか、こればっかりたくさん彫りたい気分。(笑)
こうしてみていただくと判るかと思いますが、色ガラスの部分はかなり厚いところと薄いところでムラがあります。上手な職人さんほどムラがないようですが、このムラ感も手作りの証拠。活かすも殺すも、彫り次第、ってところですか。
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