ROSE POSYのハンドクラフト・ブログ

”手仕事”の楽しさをお伝えできればと思います。ROSE POSYオリジナル作品もどうぞお楽しみ下さい。

未来のプロを育てるのは、今のプロ

2008年07月17日 | ジュエリーよもやま話
今日は、御徒町で石のセールがあったので、この暑い中、喜び勇んで出かけました。あ~、また散在してしまいました。(^^; まだ、たくさん石のストックがあるのに、どんどん増えてしまいます。”戦利品”を眺めすがめつ、ほぇ~っと呆けたようになっているときの多幸感といったら・・・。まさに、GEMは私にとって麻薬です。

  

さてこの石のセールは、業者さん対象の招待客限定でしたが、終わり際にジュエリースクールの生徒とおぼしき若い男性3人がどやどやとやってきました。ありとあらゆる石を食い入るように見て、スタッフの方にいっぱい質問してました。きっと、ジュエリースクールの先生に、”いろんな石があるから、勉強してらっしゃい”と言われて招待券を持たされて来たのでしょう。(学校が終わってかけつけた感じだったので、たぶん、日本○○クラフトさんかな)

ふつう、業者ONLYのお店に学生がやってきたら、ふつうの店員さんなら、邪険にはしないとしても、”ふん、金にならんヤツラが来た”と思って、あまり相手にしませんよね。でも、そこのスタッフさんたちは丁寧に1つ1つ学生の素朴な質問に答え、帰り際に、接客用においてあったお菓子を袋詰めにしてお土産に渡して見送ってました。

彼らは、石の観察と質問に忙しくて、結局、閉店時間が来てしまい、ほとんど何も買っていなかったようです。
さすがに、彼らも”これをもらいに来たみたいだなー”と苦笑しつつも、会場を出たところで3人でお菓子を山分けしてるところが、可愛らしかったな。

  

私が注目したのは、スタッフのみなさんの対応でした。
まだ、学生さんは10代のようでしたので、売上はまったく期待できないだろうというのはすぐにわかります。でも、彼らをにこやかに迎え、ほかのお客さんと同様に大変丁寧に接客していたことが、非常に好感が持てました。

この学生さんたちが近い将来プロになったら、石を買いつけに来るお客様の立場になるかもしれません。その場合は、石屋さんのほうが、”業者さん”ということになり、そして彼等が、バイヤーとして業者選定の立場に任されたとしたら、きっと自分が若いときにいろいろと親切に教えてくれた店に戻ってくるでしょう。

そういうことを社員の一人一人がきちんと理解しているからこそ、このような対応ができるのだと思います。おそらく、この会社の社長さんか営業部長さんが出来た人なんでしょうね。きっとこの会社さんは今も商売繁盛と思いますが、これからも明るい未来があるでしょう。

今日はちょっぴり、いい一日でした♪