ROSE POSYのハンドクラフト・ブログ

”手仕事”の楽しさをお伝えできればと思います。ROSE POSYオリジナル作品もどうぞお楽しみ下さい。

久しぶりにTiffanyに・・・

2008年07月01日 | ジュエリーよもやま話
新宿で待ち合わせの時間を潰すために三越のTiffanyでウィンドウショッピングしました。相変わらずカップルで賑わっていました。お客が少ないと店員さんの視線が痛くて小心者の私はじっくり見ることができないので、人が沢山いる日曜午後は格好の”スパイ”日和でした。 

カップルとカップルの間のビミョーな隙間から、ジトーっとショーウィンドウを覗く怪しい女状態でしたね。(^^;;しかし、その私が見ても、そのスジの目つきのわるい”スパイ状態”の人は他にも男女共に一杯いたので、やっぱりTiffanyの最新トレンドはギョーカイ全体がほっとけないのね・・・、ということなのかな?

  

笑われてしまうかもしれませんが、Tiffanyを訪れるのは久々でして、コンセプトが変わっているのに驚きました。誰も彼もがみんな同じ人気モティーフをつける時代は終わったんだなぁと思いました。

以前なら、かならず(細くてヤバイ)チェーンつきのペンダントとしての販売でしたが、チェーンは1本だけあればいいし、チャームだけ単品で買えて多目的で使えるのはある意味、”エコ(経済的)”です。

ティファニー・チャーム全商品


このチャームコレクション、ありとあらゆるテーマのモチーフが揃えられていて眺めているだけで大変楽しいです。これだけの種類があると、蒐集癖がある人のコレクター心をくすぐりますよね。

しかし、こんだけ種類があると、”もしかして着けていてもTiffanyと気づかれないかも・・”という、ブランドでハクをつけてる人の不安解消のために、ちゃーんと”しっかりロゴ入り”のラインナップも充実していて、さすがTiffanyさんは商売上手♪


Tiffanyの公式ホームページをみるともっと楽しい趣向がありました。”あなただけのチャームを作る”というページで、Flashムービーで自分の選んだチャームをチェーンに装着していくことができます。さらに、”この組み合わせをメールする”っていう機能があり、それって彼氏にオネダリってこと?いや~ん、とことん女心をくすぐりますね~。お見事。

  

私がとくに注目したのは上の自動車と、この飛行機のチャームです。

  Tiffany & Co.  エアプレーン
    (プロペラが回る)

自動車や飛行機のほかに、カメラや双眼鏡などの”メカもの”シリーズは小さいながら精巧に出来ていて、部品の一部が動く芸の細かさがなんとも遊び心があってググっと来ました。こちらは男心をくすぐりますね。

そのほかにも、かわいいものがイッパイ!(女はちまちましたものが好きなのですっ!)

  Tiffany & Co. ショッピングバッグ
(いかにも~、、、って感じがちょっと笑える。私には付ける勇気がない・・)


  Tiffany & Co. トレジャー・チェスト
(蝶番があるので、フタが開け閉めできるのでしょうね。)

パーツが動くことが、”だからどうした?”的かもしれないけど、そういう茶目っ気があるって、可愛いし楽しい。近頃、そうした遊び心をすっかり忘れておりました。これからは、Tiffanyからはちょっと目が離せないかも? (^^;;

チャームの中には、おそらくジュエリーCADで作ったのではと思われるものがいくつかありました。小さいけど精巧、まさにCADの得意分野ですよね。

わたしもチマチマしたものが大好きなので、ライノでミニチュア作って遊んでみたいと思います。

ちなみに、以前はこんなものを作ったりもしてました。(これは手作り)人差し指に乗るティーポットです。意味もなく、フタが開閉できます。
 

ワックスの種類を使い分けた意味は特にアリマセン。余っていた端切れでちょうど良い大きさのを使った、というだけです。


ピンクの淡水パール・ネックレス

2008年07月01日 | ジュエリー作品&試作品

ねこに小判、豚に真珠いや、『ねねに真珠』です。(ねねさん、久しぶりのブログ登場ですね。)

いよいよデコルテ見せの季節となりました。
今年は、存在感のあるロングのネックレスやストール使いの女性が目立ちますよね。これらは”タテ”のラインを強調するので、スラっと背が高く見えますね。今日も電車の中で、洋服の色の一部とロングネックレスの石の色をコーディネートした素敵な人を見つけ、お洒落上級クラスだなあ・・・と感心しました。


スラっと見える?

ねねは、かなり我慢して撮影につきあってくれたんですが、実はすごい嫌がってまして、そのうち引っ張ったり、パールをガジガジとかじり始めたので、撮影中止です。



おふざけはこれくらいにしとかんと、動物虐待になってしまうね・・・。ネネ、ごめんなさいね。
  

というわけで、今日は、組みモノの話題です。

オールノット”という方法で淡水パールでロングネックレスを組んでみました。
初オールノット!! (でも、糸や針が不得手なROSEには、2m近くある糸の扱いに難渋して、途中でこんがらがってしまったり、変なところで結び目が出来たりして悪戦苦闘でした。)



オールノットとは、All Knot (全部、結び目)。「まんまやんけ」なのですが、玉と玉の間に結び目を作りながら糸を通していく方法です。万一、糸が切れてしまっても、切れた箇所の結び目で止まるので、玉がバラバラっと地面に散らばる悲惨な事態にはなりません。高級なパールや天然石の製品はこうした繋ぎ方が用いられます。また、結び目が玉と玉の間の”クッション”の役目をすることで石に傷がつくことも防げます。

今回使用した石は、上品なピンク色の淡水パールで、真球に近くてテリも良く、一人で悦に入っています。



ネックレスの端は、開閉ができるジョイントバチカン、もう片方の端のパールは、Tピンでめがね留めにしたものをつけています。

両端で接続して一番長くした状態が、ベーシックな着け方です。クラスプ金具ではないので、ジョイント部分を前に持って来て(上のねねの写真参照)先端のパールをペンダントトップぽく見せることもできます。ジョイント部を前にするなら、先端をパールの代わりに何かシルバーでモティーフ・チャームを作ってつけてもかわいいですよね。

ジョイントバチカンの位置はどこでも自由につけかえられますので、いろんなスタイルが楽しめます。背中の開いたトップスやワンピには、ネックレスをチョーカー風にして余った部分を後ろに垂らしたり、(もちろん髪はアップ!)Y字を前にもってきてロザリオ風にしてもOKです。

白のコットンシャツ、黒のサマーセーター、どちらにもピッタリ!

 

今回は60cmの長さなのでY字止まりですが、80cm以上あると二連使いもできますので、次は超ロングに挑戦したいと思います!

  

さて話変わりますが、いま私が一番欲しいもの、それは、”トルソー”です。

撮影時に、ペンダント、ネックレス系は接写すると全景を写せないので、平置きの状態だと雰囲気が良く分からないですよね。着用したイメージが想像しにくいというか。

・・かといって、自分がモデルになるちゅうのもはばかられる。実は自分で着用した写真もあるのですがあえて掲載しませんでした。実際、顔を写さない首から下だけのヒトの構図ってなんだかダサい。デパートの通販カタログみたいなイケてない写真になっちゃいます。なんででしょうね。(^^;;; 

静止画像の場合はかえってリアルでないほうがよいのかもしれません。
無機質的なトルソー(無地の白または黒や麻布張り)が、人々の想像力をかきたて、ほどよい”距離感”を作ってくれ、よりジュエリーの質感・雰囲気が伝わるような演出ができるように思います。 

でも、トルソー、撮影以外使わないわけだから、普段はかなり邪魔そうだし。超欲しいけど、買おうかどうしようか、かなり悩み中です。