ROSE POSYのハンドクラフト・ブログ

”手仕事”の楽しさをお伝えできればと思います。ROSE POSYオリジナル作品もどうぞお楽しみ下さい。

2012年 自家製”甘”梅干の土用干し完了!

2012年08月15日 | ROSE POSYのひとりごと

 
今年は、”甘”梅干を漬けました。 工程についてはこちらをごらんください。糖と塩で、10%の減塩梅干に挑戦しています。

心配していた、カビや腐敗もなく、うまく漬け上がりました。ここまで来れば、もう安心。いよいよ、土用干しです。

梅の天日干しは、終日家にいられる日を選びます。もし、干している途中で、にわか雨でも降って梅を濡らしてしまわないように注意したり、乾き具合をみながら途中で梅の表裏をひっくりかえしたり、愛情をかけてやる必要があるのです。

今週は、お盆で多くの人は夏休みを取っていますが、私も、(とくに予定がないにもかかわらず)1日だけお休みをとり、朝から梅を干すことにしました。

今日は、ありがたいことに、夏らしい青空に恵まれました。(夏らしい=暑いっ)朝からカンカンと日差しが照りつけています。さあ、干しますぞぉ~。

今年は、4Lサイズの梅なので、なかなか見栄えがします。

わたしは、紫蘇入りの赤い梅干がなぜかあまり好きではなく、いつも作るのは白梅干です。

表面がほどよく乾燥し、太陽の力で梅はおいしそうな色になりました。 あまりひからびないうちに、頃合を見計らって梅を取り込みます。 よく、”三日三晩夜露に当てよ”、といいますが、私は1~2日でおしまい。皮がしっかり乾いていれば、十分です。

 

タッパー容器に丁寧に詰めて、保存します。いつもは梅酢を少し入れて保存していますが、そのまま保存しておくと、梅自身から”蜜”が染み出してきて、しっとりするそうなので、今回は入れないでみます。


こんなだった梅が・・・・、

中サイズのタッパー1個におさまってしまいました。


 

1年後ぐらいに味見をしてみたいと思います。うまくできているといいですね。

【豆知識】

”おにぎりに梅干を入れると腐りにくい”といわれますが、最近の実験で、作ってから時間がたったおにぎりの細菌数を調べたところ、菌が繁殖していないのは、梅がごはんに触れている部分だけで、おにぎりの表面は、梅を入れないおにぎりと同程度に菌が増えていたそうです。

そこで、気温が高い時期のおにぎりの食中毒対策として、以下の方法が有効です。

1) 梅干を細かく刻んで、ごはんに混ぜ込んでにぎる

2) 梅酢を少々、ごはんに混ぜ込んでにぎる
   (梅酢の塩分が強いので、その分手塩は少なめに)

うちでは、2の方法を採用しています。”酢飯”になってしまうほど沢山入れなくて大丈夫。ほんの少しでOK。よーく混ぜ込めば、1)よりもまんべんなく殺菌効果を発揮します。梅干の副産物として出来る梅酢はこうした活用方法があるのですね。


リアル・コミュニケーションが失われていく・・・。FB中毒の人たちについて。

2012年08月10日 | ROSE POSYのひとりごと

このブログでは、あまり、個人的な”ぼやき”は書きたくないのですが、最近あんまり目に余るので、書いちゃいますよ。

最近、ひっきりなしにスマホをいじってる人に出くわしますよね。そして、今、誰もがFacebookに夢中になっています。ブログやTwitterをやめて、Facebookに切り替えた人も多いでしょう。いつでもどこでも、スマホのカメラで写真をパチリ、そしてすぐさまFacebookにアップ。とても便利な世の中になりました。

そう!このFacebook、ヘビーユーザが激増していますが、ちょっとおかしいんじゃないの?という現象が起こっていることも確かなのです。

私が会社の飲み会や女子会などで、すでに何度も遭遇している光景があります。まず席に着くとほぼ全員が一斉に、スマホを自分の目の前に置く。 そして、だれかが、乾杯もそこそこに、お店の中をパチリ→FB、にアップ、出てくる料理や飲み物をパチリ→FBにアップ。あちこちで同じ動作がはじまります。

お互いにタグ付けしたり、写真をシェアしたり、といったことも・・・。そして、頻繁に携帯画面をチラ見、何かを着信するたびに画面をチェック。自分の投稿に”いいね!”が押されたり、コメントがくるのが気になってしかたがないようです。

さらには、そこにいる人同士で、誰かが投稿した写真をサカナに”いいね”の押し合いっこがはじまり、会話の途中でも、断りもなく携帯に突然向かい、到着したコメントに返信したり、挙句の果てはタイムラインを追っかけだしたりしてFBの世界に完全に没頭しちゃっています。わざわざ、リアルに集まってるのに、なんだかなぁ・・・・。

  

ふたりきりでランチやディナーに行ったときに、これをやられると、相手を正面からぶん殴りたい衝動に駆られます。(^^;でも、実際にいるんです。ランチを撮影→FB投稿→コメントや”いいね!”を頻繁にチェック→コメントに返事書く・・・ この一連のプロセスを相手がいるランチ中にやるのです。えっとーー、もしもしー?私の話、聞いてます??あなたと私しか、ここにいないんですけど?

話中にチラチラとスマホを見られるのも気が散るし、相手がスマホを頻繁にいじりだすと、会話は止まるし、ネット友達とのチャットを『今、おっぱじめるかよ・・・』という悶々とする気持ちから、美味しいはずの食事も食べた気がしないし、なんのためにわざわざ会って同じ時間を共有しているのかわかりません。

以前、子供のいる友達と1年ぶりに会食したのですが、しきりに携帯に何か打ち込んでいるので、『それ、今じゃなきゃだめ?』と聞いたら、『今すぐコメントしないと、ママ友が”私の投稿、見た?”って電話かかってきちゃうのよー。ごめん、すぐ終るから』と超高速でコメントを打っています。バカバカしすぎて笑いたいのですが、本人が真剣なんで、笑えません・・・・

FBは、使い方を間違うと、有害な”おもちゃ”としかいいようがありません。
いい歳をした大人たちが、いったいどうなってしまったんでしょう?

仕事場でも同様です。会議中でも、自席で作業中でも、夢中でスマホをいじっている人がいます。重要なディスカッション中に、iPhoneがブーと鳴るたびに手にとっては、”ぷすっ”と笑ってるやつがいます。立派なスーツを着たそこそこの歳のオトコがやってるのを見ると、ほんとに日本はこのままで大丈夫か?と思ってしまいます

会社の経営者からしてみたら、社員が仕事中にプライベートなFBをやることは給料ドロボーも同じ。国全体で、就労人口の就業時間中の総FB時間を合計したら、どれだけ生産性の低下になっていることでしょうか。(^^;;;

  


別にFBに誰が何を書いたっていいんです。でも、タイミングやTPOを考えて欲しいのです。
仕事中や人と会っているときにさえ、ガマンできずにFBいじってる人はやっぱり理性がないというか、自制心に欠けているというか、麻薬中毒患者か、躾のできていないサルと同じだと思うのですよ。

どこかで、『FBにはまる人の特性は、自分大好きナルちゃんか、寂しがりやのカマッテちゃんのいずれかだ。』、と書いてあるのを読んで、なるほどなーと思いました。 1日何回も投稿しないと気がすまない人や、暇さえあれば自分の投稿の反応をチェックしてる人は、ぜったいに、ナルか、カマッテちゃんに間違いないですね。また、別の書き物には、『FB中毒のほとんどの人は、投稿になんらかの”演技”や"脚色”をしている。それは、”いいね!”の反応が欲しいから、つい無意識に作為的になるのだ。』 ふーむ!なかなか的を射ています。

他者に自分の存在を認めてもらいたいのは人間の自然な欲求だとは思いますが、度を過ぎると、やっぱり変です。病的です。

・・・・
なーんて、こんなことをぼやく、私の頭の方がどうかしているのでしょうか? 

  

しかしながら、人の心は移ろいやすい。熱しやすい人は冷めやすく、流行しやすいものは廃るのも早いのが世の常。 アメリカで大流行したセカンドライフは、もはや過去の遺物ですし、日本ではFBと入れ替わる形で、すでにMixiがそうなりつつありますし・・・。10年後、”そういえば、あんなのあったよなぁ。おれもハマったっけ。”と昔を懐かしむ日が来るのやもしれません。

同感していただける方は、”いいね!”をおしてください。 (笑) 


買ったものが不良品だったけど・・・

2012年08月10日 | ROSE POSYのひとりごと

 

アクセサリーのパーツで、”バチカン”というものがあります。もちろん、何か、みなさんはご存知ですよね。はい、ペンダントトップをチェーンにつけるための金具ですね。

<役に立たない豆知識>

”バチカン”の語源ですが、バチカン市国となんらかの関係があると思っている人がいて、私もそのひとりですが、カタカナですが、れっきとした日本語です。 バチカンの”カン”とは
、”鐶”と書きます。”鐶”は、元々、引き出しの取っ手に使用する金属の輪や、茶道に使う茶釜の上げ下ろしをするために使う、鉄製の輪状の道具をさすようですが、要するに、『切れ目のある環状の金属製部品(環状の金具)の総称を、”カン”と呼ぶようです。・・・で、バチカンの”バチ”は、三味線のバチ、つまり、バチに似た形のカンだから、バチカン。(^^)


さて、雑学はさておき、先日、あるお店で、シルバーの開閉式のバチカンというのを購入しました。
こんなやつです。

コレ、とても便利な商品なのです。 パールや連珠や径の太いネックレスにもつけられて、取り外し可能なペンダントトップを作りたい、と思っているときに使用しています。

さて、話はバチカンの説明ではなくて、ですね。(前置き長すぎ!笑)最近、このバチカンを買ったのですが、いざ使おうとしたら、金具がきちんとは留まらない不良品であることに気づきました。(><;)

このバチカンは購入してから、すでに3週間以上経っていたし、価格も600円くらいのものなのであきらめようかなと思ったのですが、念のため、お販売店にメールして交換の可能性についてお伺いしてみました。
すると、すぐにお詫びのメールが届き、代替品を送る旨の連絡がありました、そして翌々日には、交換商品と、故障品の返送用に切手を貼った返信用封筒が一緒に送られてきました。

今回は、不良品の交換という、ごくありがちなケースですが、このお店は、すぐに代替品を送ってくれましたし、返品も、宛名が印刷された返信用封筒に入れてポストに投函するだけなので、とても楽でした。たとえ安価な商品でも、こうした、迅速丁寧なアフターサービスをしてくれるお店は、安心して長いお付き合いが出来ますね。


  


さて、アフターサービスで、よくありがちなのは、『故障品を送って下さい。到着次第、代替品を送ります』、とか、”購入して7日以内は返品交換可”、といったクーリングオフ期間をふりかざして、期間を過ぎた返品を断る、といったケース。自社のルールを顧客に押し付け、事務的な対応をする店(企業)は、顧客の視点に立っていないという姿勢が嫌なので、”この店でしか手に入らない!”ということがない限り、私は二度と利用しないことにしてま
す。

顧客満足度の高いサービスとは、よい商品を提供することだけではありません。サービスの品質を最も問われるのは、クレームやトラブルが発生した場合です。モンスタークレーマーが急増する今日、コンシューマービジネスに関わる企業やお店にとっては、日々の苦情処理の対応に頭を抱えていることとと思います。しかし、自己防衛のために"当店の方針では・・・”などと自社ルールを押し付けるような事務的でぞんざいな対応をすると、すぐにクチコミサイトや掲示板などで非難・炎上してしまい、その企業が運営するTwitterなどにもネガティブコメントを書かれるなど、大げさに言えば、企業の信用を失うという損害を蒙ることになってしまいます。

消費者同士のバイラル・コミュニケーションを侮ってはいけない、というのはこうした怖さがあるからです。逆に、クレームも1つのビジネスチャンスと捉えて、顧客目線に立って柔軟に対応することで、結局は『損して得取る』ことになると思います。悪い噂だけでなく、良い噂も広がっていきます。人には、自分が経験した感動をみんなにも共有したい、という欲求があるからです。ほら、現にこの私が、たかがバチカン1個のことで感動しているでしょう?(笑)

みなさんは、『カスタマー・エクスペリエンス』、と言う言葉をご存知ですか?ちょっとしたバズワードになっておりますが、顧客が購入行動を通じて経験する価値のことです。カスタマーサービスを通じて得る顧客の経験が、期待以上に素晴らしい場合、その企業に対する顧客の評価は上がり、ファンとなりリピート顧客となる確率が高くなります。自社や自社製品のファンを増やすには、いかに良質なカスタマー・エクスペリエンス、つまり"感動体験”を提供するか? が成功のカギとなるようです。顧客と同じ目線に立っていなければ、当然、感動を呼ぶカスタマー・エクスペリエンスは提供できませんよね。

 


年代別の商品展開には限界がある

2012年08月04日 | ROSE POSYのひとりごと


さて、先日の"マーケットを見ていますか”の投稿では、いつになく自己炎上してしまいまして、われながら大人げがなかったと、反省しています。m(_ _;)m

あれから頭を冷やしたのですが、それでも今もって30代の女性を、”ガールズ”の部類にいれるのはおかしい、という私の見方は変わっていません。20代と30代を同じマーケット・セグメントに入れてはいけない、その理由については説明不足だったと思います。

かなり知ったかぶりなことをいっていますが、私、今さら暴露するのもなんですが、本職はマーケティングでございます。マーケといってもさまざまな仕事があり、広報(PR)以外のあらゆる仕事を経験してきました。・・・といっても、ファッションとは程遠い世界の業界ですし、所詮は一介の勤め人に過ぎず、日頃たいした事はしていないくせに(笑)ついつい世の中の事象を職業眼で見てしまうクセがあり、なにとぞ上から目線の物言いをお許しください。

  


さて、30代の話に戻ります。30代とはどんな年代なのか?
『まだまだ私は若い。かなり見ため的にはイケてる。』と思っていても、社会や周囲の環境が、いやでも女性に年齢を自覚させます。雑誌やTVなどのメディアからは、30代の女性のためのファッションへの誘導戦略(笑)が待っています。”そろそろ、ファストファッションは卒業しない?”、とか、”一歩先行く大人のリュクス・スタイルのススメ”などといったコピーが気になりだし、『”若作りのイタイ女”って言われてないだろうか?『バカっぽく見えないだろうか?などと、どこかで30代という自分の年齢を潜在的に意識しているはずです。

顕在的意識としても、今まで何の疑問もなく好んで着ていたファッションや装飾品が、ふと、ある日突然、”なんとなく安っぽくみえるかなぁ・・・”といった違和感を自覚しはじめ、”ステータス”だとか、”ハイクオリティ”だとか、”一生モノ”といった言葉に強く惹かれるようになっていく、、、そんな年頃が30代の前半。

そして、30代後半ともなると、”アラフォー”などと呼ばれ、(アラフォー、アラフィフ、アラカンといった言葉は女性に対してしか使われず、年齢を揶揄するような嫌な言葉ですが)ファッション的にもさらなるセグメントの絞込みに追い込まれ、いやがおうでも本当の大人の女性へのマインド・チェンジが進んでいきます。


さらに30代は、ライフステージの上でも多くの女性にとって大きな変化がある活動のピーク期といえます。社会的にもプライベートでも、キャリアアップや結婚・出産などの経験を通じて、10代、20代とは精神面の在り様が大きく変わっています。 

ヤングではないけども、まだ中年の域ではない、そういう複雑な世代を、20代といっしょにして、”ガールズ”と呼んでしまうというのは、悲しい現実だと思います。30代の女性の皆さん、どう思われます?女子とかガールズ、と呼ばれるのは、なんだか精神的に未熟で軽薄な印象がしませんか?最も、最近は精神年齢の幼稚な大人の女性が増えていることは確かですが・・・。


  

 

話が変わりますが、QVCやShop ChannelなどのTV通販をみていると、海外の斬新なデザインや珍しい石を使った商品が、50代とか60代の女性に飛ぶように売れています。一見、若い人向けかというようなデザインがどんどん売れています。購買動機は、安いからではなく、『目新しさなんだと思います。TV通販で衝動的にジュエリーを買う人はだいたい富裕層が多く、市場の陳腐な商品に飽きている女性が多いのが事実です。人とは違うものが欲しい、そうした欲求をかなえたい女性は、いかにも”マダム向け"といったデザインの商品にはうんざりしているはずです。

また、地上波のTV通販によくある、控えめなダイヤとか1粒パールとかといった定番商品は、いまだにデザインが古臭くてやぼったく、おそらく中高年をターゲットにしていると思われますが、実はその年代の女性はその手のシンプルなアイテムはすでに持っているし、買い足すとしても、より上質なもの、または先に言ったように、人とは違ったものが欲しいはず。オマケにピアスをつけるとか、ちゃっちぃペンダントをつけるとか、そういう売り方はもう古すぎます。

つまり、何がいいたいかというと、やっぱり、"世代別”などという画一的な見方でマーケットを考えるのはもう終わりにしたほうがいい、ということですね。

  

 



ジュエリーと大学について

2012年07月21日 | ROSE POSYのひとりごと

再び、よもやま話です。

吉祥寺に新しいジュエリースクールができていました。

DOVE Tokyo College of Jewelry

という名前の学校です。吉祥寺は、駅前の再開発が進み、若者が最も住みたい街ナンバーワンの、お洒落で素敵なエリアです。(ワタクシも住みた~い!笑) またこれはお誂え向きな場所に出来たもんだなぁと思いました。

いまどきのモード系ないい感じの雰囲気で、趣味レベルからプロを目指す人まで、幅広く対応しているとのことです。ホームページもなかなかセンスがあります。学校長さんも、経営者としての高いビジネスセンスをお持ちの方とお見受けしました。いまから、ジュエリースクールをはじめるって、すごいことです。自分の理想の仕事に就けないとか、やりたいことがみつからない、といった自分探しに迷える若い人たちが増えている、今の時代だからこそなのかな?

このスクールのホームページを見ていて、ちょっと思い出したことがありました。
それは、”今年度美大卒業の皆様へ”という呼びかけです。そういえば、ラヴァーグさんや、短期講座で、ときどきお世話になる日本宝飾クラフト学院さんでも、美大卒の人をときどき見かけました。東京藝術大学とか日大藝術学部とか、女子美大とか、有名大学の卒業生さんも多くいらしていました。

何人かとお話したことがあるのですが、大学を卒業しても、自分が進んできた芸術に関する仕事や、ものづくりにかかわる仕事がない、ということで、よりビジネスに直結しそうで、クリエーターとして独立できそうな(?ココ疑問)ジュエリーの世界で自分を開花させたいと思って、学校に行き直しているということでした。

もったいない話ですよね。美大は、音大同様に、入学にとてもお金がかかります。そして、美大に受験するために、プレスクールに行かせたり、子供の頃から絵画教室などに通わせるなど、親御さんはかなりの投資をしていて、入学時にはすでに高度なスキルを持っている学生さんがほとんどです。そんな学生さんたちは、4年間も、芸術家の卵として研鑽を重ね、実際、学校出てみたら仕事がないから、また学校に行き直して一から勉強しなおすなんて、もったいないなぁと思います。大学や大学院で、ジュエリーを教えればそんな回り道をせずとも済むのに・・・。

不思議だなと思うことは、なぜ、日本の美大では、実践的なジュエリー制作を教えないんだろうか?ということです。イギリスやアメリカの大学には、ジュエリー制作学科を持つ学校があります。日本の大学でも、鍛金や鋳金などの伝統的な金属工芸のコースはあったりしますが、いわゆる実用的な装飾品を最新の技術で制作する方法を教えてくれるようなところはほとんどないようです。

ジュエリーの世界は歴史も長く、世界中でいろいろな技法で作られており、当時の国家政治や文化的背景が強く影響し、美術と工芸と実用品の要素をすべて持つので、本当に奥が深く、一大研究テーマになると思うのですが、どうしてジュエリーは学問の題材にされないのか不思議です。やはり、学問にするには、範囲が狭すぎるのかなぁ。。。歴史・背景だけでなく、最新の制作技術とか、鑑定技術とか、ジュエリービジネスも教える学科にすれば、4年間で立派なプロを育てられるのに・・・。

話は飛びますが、以前、私の知り合いの男性は、イギリスの大学にジュエリーの勉強をしにいくといって会社を辞めました。最初は、ジュエリーの作り方を教わっていたようですが、最終的にはアンティークジュエリーの勉強をして、イギリスでアンティークジュエリーを仕入れて日本のデパートに売る、仲買人のような仕事に就きました。(フリーランスです)その男性はオカマちゃんなのですが、”この業界(骨董宝石のブローカー)はオカマが多いのよ。オトコより、オカマのあたしたちのほうが、女の心をワシづかみにするジュエリーの目利きができるのよ。”とのたまっていました。一時期はイケイケで楽しくてしょうがない様子で、イギリスから帰国するたびに”戦利品”を披露してくれたものです。しかし、最近は、『全然、商売あがったりよ。デパートのくせに、買ってくれるのは安物ばっかなのよ。どうしちゃったのかしらねー。』と嘆き、フツウの会社のサラリーマン(ウーマン?笑)に戻ってしまいました。

安物、といっても、上代は何十万円もするものですよ・・・。でも、不良在庫を抱えるリスクがあるので、売れたジュエリーの儲けだけで生計立てるのは厳しいのかもしれません。 

オチの無い話で失礼しました。。。四方山話なので許してください。m(--)m


マーケットを見ていますか??

2012年07月19日 | ROSE POSYのひとりごと

今日はちょっと辛口。

リードジャパン主催の2013年の国際宝飾展(IJT)の同時開催企画として、

『ガールズジュエリー東京』 

の第一回が開催されるそうです。出展者募集の案内がきました。

なんでも、対象は、20~30代向けだそうで、ジュエリーと”ハイアクセサリー”のトレードショーだそうです。

ハイジュエリーならわかりますが、ハイアクセサリーって・・・。は?

上代5千円以上だと、”ハイアクセサリー”なのかな。では、ジュエリーとアクセサリーのボーダーは何なんでしょうね~。

コンセプトは、”若い女性に、ジュエリーそしてこだわりのアクセサリーが持つ本物の素晴らしさを伝えたい”・・・だそうです。

私、このDM見て、吹き出してしまいました。ごめんなさい。でも、20代と30代って、全然違うんですよ。まず、30代の女性を捕まえて、”ガールズ”、は無いです。もしかして、”東京ガールズコレクション”をパクってるつもり???なんのために、20代前半、25歳以上、30代前半、アラフォー・・・って、女性向けファッション雑誌が細かく分かれているか判っているのでしょうか??

20代でもすでに成人ですが、30代は、分別のある立派なオトナの女性です。”ガール(Girl)って、本来の意味は、”少女”ですからね。”女子”の意味じゃありませんよ。"森ガール”とか、ファッション的に少女的雰囲気のオトナの女性はいるかもしれませんが・・・・。そういうナチュラルな少女っぽい分類のオトナの人は、そもそも宝飾品はつけません。

この企画を考えた人は、マーケティングをわかっていないのかな。 不景気で高額ジュエリーが売れない。高額商品=50~60代のババアが買うもの。ババアがだめなら、ガールズだ!、ガールズっていくつよ?、20代から30代くらいでいいんじゃね??っていうような、おおざっぱなノリで、こんな企画を決めたんじゃないですか???

お金も暇もある”ババア”が買わないものを、ババア(つまり、お母さま世代ですね)よりも、お金も暇もない、”ガールズ”が自分のお小遣いで、それなりに高いジュエリーを買うと思いますか?まあ、何がしか、ちっさいプチダイヤとかハートとかクロスとか、ちまちま売れると思いますが、そもそも需要がないので、”こだわりのアクセサリーが持つ本物の素晴らしさをわかってほしい”といわれてもこの世代にとってはリアクションに困ると思います。

ちょこっと所得多めでおしゃれな、銀座・六本木・青山・表参道あたりの、OLさんたちを観察しましたか?まあ、百歩譲って、新宿・渋谷あたりのお嬢さんたちがどんな装飾をしているか見ましたか?合コンによく使われる飲食店に行ってみましたか?

街を歩く暇がない?だったら、王様のブランチに出演している、半分素人の女の子たちのファッションを見れば傾向がわかりますよ。少なくとも20代後半までは・・・。だれが、”ハイアクセサリー”つけてますか?毎日乗る電車の中でも、ハイソな人が沢山集まる場所でも、”あれ、いいなぁ”というような印象的な装飾品をつけている若い女性はほとんどみかけませんよね?指輪なんて、もう絶滅に近いです。むしろ、美術工芸に値しそうな素晴らしい技巧のネイルアートに思わず眼がいってしまいます。

まず、20代と30代のファッションの差をよーーく観察してほしいですね。30代は、勤め人にしろ、子育て世代にしろ、社会的責任を自覚しているオトナの女性たちなのです。収入に余裕が出てきたとしても、20代とは、お金をかけるところが違います。

それでも、以前お話したように、若い女性はおしなべて、とにかくお金がかかる。服、靴、バッグ、化粧品、美容院、ネイルサロン、エステ・・・。お習い事やグルメや海外旅行も愉しみたい。それに引きかえ、”対費用効果”の少ない貴金属類にお金を使う余裕までは・・・・??はっきりいってないです。

それに昔ほど、いまの若い女性は”ヒカリモノ”に強い執着や興味はないのです。装飾品が見栄を張るものとわりきっているなら、当然、誰が見てもわかるブランド物を選ぶはずです。実際、私の職場にいる最近結婚した女性たち(30代~アラフォー)は、全員が、エンゲージリングとマリッジリングに海外ブランドの商品を選んでいます。ずばり、この世代に新規の需要を喚起するのはかなり難しいと思います。

そもそも、これだけ趣味・嗜好が個性化している現在、マーケティング・セグメンテーションを、単純におおざっぱな年代でぶった切ること自体がナンセンスだと思います。大手ファッションブランドがアクセサリーに手を出したとしても、徹底的に市場をリサーチして、かなり細かくセグメントを分けて商品展開するか、そうでなければ、粗利を得ることに完全に割り切って、質とかつくりとかといった面倒くさいことは言わず、海外生産品を安く仕入れて売りさばくであろうと思っています。

・・・で、アンタ、なに人のやることにケチつけてんのよ!じゃあ、アンタだったらどの世代をターゲットにするのよ!・・・って、逆襲されそうですが、テレビ通販でがんがん売れてる世代を対象にすればいいのですよ。
デザインとか価格帯は、あまり関係ありません。電話の向こうで、”一目惚れですぅ。”と興奮してるのは、少なくとも”ガールズ”じゃないですよ。


梅仕事、完了です (^^)V

2012年07月06日 | ROSE POSYのひとりごと

昨年は、震災と大雨の影響で、全国的に梅の生産が思わしくなかったらしく、梅仕事を断念しました。梅農家の方々も、さぞ無念であったとお察ししておりました。

ありがたいことに、今年は平年どおり市場に出回ってくれましたので、”よっしゃ、こちとらもひとつがんばっぺ!”ということで、梅仕事、再開です。

紀州の南高梅は、6月に出回ります。私が、気づいたときにはすでに青梅は姿を消し、黄色く色づいた梅になっていましたが、スーパーで、4Lの南高梅がお安く手に入りましたので、梅干にすることにしました。 買った日はまだ、薄緑色だったので、数日、追熟しました。

 


桃のような甘酸っぱい美味しい香りがします。でも、ナマでは食べられないんだなぁ・・・・。

今年のテーマは、”糖で減塩” に挑戦です。 ”甘梅干”といって、塩の代わりに糖で梅の水分を抜くという技が紹介されていたので、これをためしてみます。沢庵の”糖絞り”と同じ原理です。でも、梅の場合は、糖の甘みが酸味に相殺されて、まろやかな酸味で食べやすい、と言う程度の味になるそうです。

今回は、2kgの梅に対して、天然塩と氷砂糖を100gずつ。合わせて、10%になります。

この方法が吉とでるか、凶とでるか?とにかく、梅干漬けが成功するかしないかは、梅酢があがった後、天日干しを待つまでの期間が勝負どころです。

ヘタを竹串で取り、ていねいに布で水気を取って、焼酎で洗い、塩と粗く砕いた氷砂糖を混ぜたものにまぶして、広口ビンの中に並べていきます。

仕込み完了です。しかし、想定外なことに、梅のサイズが大きすぎて、この瓶(4リットル)では、重しが入りませんでした。

数日待ったら梅酢が出て、梅のかさが減ったので、瓶の中に重しを入れることができました。
氷砂糖は、全部を一気に入れません。脱水作用が強すぎるので、全部一度に入れると梅がしわしわになってしまいます。数日ごとに少しずつ加えていきます。



6月に青梅を買い損ねたので、梅酒はあきらめていたところ、7月に入って、また青梅が入ってきました。近所の八百屋さんで買いましたが、キロ420円でした。梅酒、行きますぞ~!

梅酒は、梅干ほど気を使わなくていいので気楽です。焼酎に漬かってる状態なので、カビとか雑菌の心配をほとんどせずに済みますし、温度管理とか難しいことも考える必要はありません。作り方はほんとに簡単で失敗がないので、梅酒好きの皆さんに、ぜひ手作り梅酒をお試しいただきたいものです。

甘いものが苦手な私は、いつも、超低糖の梅酒を造っておりますが(梅1Kgに氷砂糖200g)、さすがに熟成が非常に遅いので、今年は、ちょっと妥協して300gにしました超低糖の梅酒は、熟成するとまるでドライシェリーのようで、甘ったるくなく、ほどよく酸味の効いたオトナのカクテルとしていただけるお酒に相成ります。

そうそう、今日は7月6日ですが、6月24日に漬けた梅干用の梅も、塩や砂糖が融け切り、すっかり梅酢があがったので重しを取りました。2キロ買ったのに、あれ?こんだけ?と言う感じです。


あとは、8月の土曜日を待つばかりです。

あ・・・・、以前、土用干しの前に梅酢が濁ってしまったことがあり、応急措置を知り合いから教わりました。ご参考ください。

1)梅酢を全部捨てる

2)梅を丁寧に水洗いして、数時間、天日に干す。35℃焼酎にくぐらせ、水気をしっかり取る。

3)市販の梅酢に漬けなおし、土用干しを待つ

市販の梅酢は、梅の季節になると梅売り場に必ず並んでいますが、実は、頼もしいレスキュー部隊だったのです!!おそらくは保存料使いまくりなんだと思いますが、失敗したときは、ほんとに感謝、感謝。。。自家製とはいえなくなってしまいますが、少なくとも大切な梅を捨てずに済みます。

ちなみに、私は、赤紫蘇を入れた梅干があまり好きではないので、紫蘇漬けの工程はありません。白梅干として、この次の工程は、天日干しとなります。無事に土用干しを迎えられますように・・・・。


Adobe CS6を学びます (^^;;;

2012年06月11日 | ROSE POSYのひとりごと

思うところがあって、いまさらながら、AdobeのCreative Suiteを勉強することになりました。

通学はちょっと厳しいかなぁ。。と思っていたところ、あるITスクールで、オンデマンドで通信教育を受けられるという、まさに願ったりかなったりのサービスを見つけました。

しかも、このコースはソフトウエア込みでして、アカデミックパックが適用されるので、私は社会人ながらも、学生・教育機関と同じ価格が適用されます。 Adobeさん、ありがとう!

そして、ありがたいことに、私の勤める会社の福利厚生の一環で自己啓発活動の費用の一部を負担してもらえるため、今回のコースの費用は、その負担上限内に収まったので、実質的に無料で勉強できることと相なりました。 しかし、自分がお金を出していないと、ついついおろそかになりそうなので、あえてブログで宣言することで、自分を律して真剣に挑みたいと思います。

かくして、私は、自称・『学生』となりました。 新しいソフトウエア製品を学ぶのは、ジュエリーCAD以来、久しぶりです。しかも、今回は独学です。気合入れて頑張らなくっちゃ!!

受講期間は4ヶ月。オンデマンドですので、4ヶ月間は、好きなだけ受講し放題なのですが、今回選択したパッケージ、”Design & Web Premium”は、こんなに沢山のソフトウエアが含まれてるので、仕事や家事をしながらの4ヶ月では、2つくらいが精一杯かも・・・・。




レンジ界の異端児?! ZITANG降臨

2012年05月08日 | ROSE POSYのひとりごと

我が家のオーブンレンジが壊れてしまいました。 電子レンジ機能がまったく動作せず。温めようとすると、食品は冷たいまま、なぜかレンジの筐体がアツアツになっていて、これは危険。使用期間約3年弱。 まだ若すぎる。ヘルシオ君・・・。見た目まだ新しいのに。(涙)

とりあえず、この子がわが家を去る前に記念写真貼っておきます。(一緒に写っているビール缶で、サイズ感を表しています)

ヘルシオは、正確には、オーブンレンジではなく、ウォーターオーブンというジャンルの調理器具です。電子レンジ(温め)と普通のオーブン、グリル機能は、おまけのようなものなんだそうです。

ヘルシーに仕上げる、という触れ込みにつられた私もバカでしたが、そのウォーターオーブン自体、ほとんど使いこなせませんでした。なにせ、調理におそろしく時間がかかりすぎるのです。節電が叫ばれている今に、大量の電気を使いながら、さらに時間もかかるというのは、どうですかね。出来上がりも全然美味しそうにみえないし。

毎日の食事作りで、多くの人が頻繁に使うのはレンジとグリル。それらの機能がヘルシオはよくありませんでした。レンジとグリルは、おまけなんだから文句言うな!といわれそうですね。つまるところ、使いもしない機能を優先してしまった私が悪かったのです。

ごめんね、ヘルシオ君。大変申し訳ないけれども、これにてお別れいたします。短い間、頑張ってくれてありがとう。m(- -;)m 

新しいのに買い換えることに決めたのですが、さあ、どうしましょうか?
あまりにも種類がありすぎると、逆に選べなくなってしまうのですよね。 でも、ウチの場合は、レンジ収納つき食器家具のサイズの関係で、まず寸法でかなり選択肢が絞られてきます。

今、世の中のオーブンレンジは、スチーム調理つきが全盛、おまけに同時調理だの、自動メニューもてんこ盛り、みたいな風潮です。しかし、大は小をかねない(笑)、ということが今回よく分かったので、とにかくシンプルで基本に忠実に、しっかり働き、それでいて省エネな機種がないか探しました。 


ネットで探し回るうちに、『なんじゃ、これ?』と目にとまったのが、三菱電機さんのZITANG(ジタング)。(メーカーさんのサイトはっときます)

http://www.mitsubishielectric.co.jp/home/rangegrill/

おお!平成23年度省エネ大賞。これは期待大ですな。

まず、見た目が変わっている。高さが一般の標準的なレンジの1/3しかない。既成概念に縛られるあまり、最初はZITANGを選定候補に入れようか迷いました。しかし、口コミ、ユーザレビューなどを読んでいるうちに、利用者の満足度が高く、気になってきました。

とにかく、この商品、他の製品と比べようにも比べられる製品がないほど、まったく新しいコンセプトで作られているのです。 

ZITANGには、流行のスチームオーブンはついていません。日常の調理でもっとも良く使われる機能だけに絞って、その機能を極め、そして、とにかく調理時間を短くすることにトコトンこだわったという、今までにない製品。オーブンレンジ、ではなく、”レンジグリル”、なんだそうです。まさに私がよくつかうのはこの2つ!

調理時間が短い最大の理由は、庫内容量が小さく、高さも低いので、効率よく加熱できるから。標準的なオーブンレンジは30ℓくらいですが、ZITANGは、なんと13ℓ。レンジもグリルも、調理を早くするための三菱独自の新しい技術が取り入れられていますが、”えーい、いっそ庫内を狭くしちゃえばいいじゃーん!”というのは、まさにコロンブスの卵的な発想ですね。

アタフタと仕事から帰宅後、台所が戦場と化す我が家では、食卓に上るまでの時間を一分一秒でも短縮したいので、この製品のプライオリティ・コンセプトである、『時間短縮』は、まさに私のニーズにぴったりです。

さらに、調理時間が短いと良いことは、食材の風味や栄養を損ないにくく、そして何より節電になります。”時短具(具って何?)と、”ジパング”をもじった、くさいネーミングもなんか憎めないです。

というわけで、ZITANGを買わない理由が見つからなくなり、とうとうオーナーになっちゃいましたよー。


レンジ棚の上がスカスカに!ここで、あらためて、ビール缶で、ヘルシオとの高さの違いを見てください。(前のヘルシオ君もエントリーモデルなので、かなりサイズは小さめなほうなのです)

※ご注意:ZITANGは上部に20cmのクリアスペースを設ける必要があります。スペースセーブという点では、あまりメリットはありません。いちおう、天面の上に小物をおけるトッププレートが別売されてますが、ごちゃごちゃ上にモノを置きたくないので、私はあえて求めませんでした。



庫内の高さも、こんだけしかない!こんなんで大丈夫なのか?

・・・ということで、過去のレンジに入れていた食器・鍋類を片っ端から入れてみましたが、全部入りました。レンジに入れることがある食器で最も高さがある、ごはん土鍋釜もほらこのとおり。(ガッツポーズ)

目下、いろいろと試しているところですが、今のところは、とにかくストレスがなく、期待どおりの働きをしてくれています。えらくシンプルなコンソールですが、非常にユーザーフレンドリーで、取説やマニュアルなんぞまったく必要とせずに体感的に操作できます。液晶も黒に白で見やすい。



時短と謳われているとおりに、本当に早い!レンジは、以前の機種と同じワット数で温めても、とにかく出来上がりが早いです。ワタシ的にうれしいのは、目標温度表示がされるので、自分の好みで調整できること。(微調整したいので、強く、弱く、みたいな大雑把な機能じゃだめなんです)

グリルは、上下ヒーターだけでなく、背面がコンベクションヒーターになっているので、3方向に熱源があります。途中でトレイを前後入れ替える必要がありますが、それでも早いから許せる。予熱がいらないから、あっという間です。しかも、美味しそうな焦げ目がつきます。揚げ物の温め直しも、外はカリっとサクっと上手に仕上がります。

しかも、稼動音がとても静か。家族が寝静まった夜中も調理できるよう、出来上がり音を調整できます。そして、なんと、待機電力もゼロですよ~。レシピ数は多くないですが、普通によく食卓に登りそうな料理の自動調理メニューもついていて、私としてはこれでじゅうぶんかな。

オーブン用の角皿はセラミック製ですが、このトレーこそが、"レンジ→オーブン”の自動調理を連続技で行える秘訣なのです。(金属の角皿だとレンジは使えない)しかも、料理によっては、そのまま食卓に出せて大変便利です。

この製品の利用者の満足度が高い理由がわかる気がします。とにかく、細かい点まで配慮が行き届いている。道具はこうでなくちゃいかんです。(^0^)買って後悔のない商品だと言えると思います。


三菱電機さん、今後の戦略はどうなのかな。ZITANG一本でいくのか、それともそれすらも完全撤退してしまうのか・・・。いい線いってると思うから、頑張って欲しいな。

そういえば、私の以前の携帯電話機も、三菱電機でした。

(ねねさん、お久しぶりー) 

個性的です。レトロぽくてかわいいです。
今でも、目覚ましアラームとして使ってます。(^^)


三菱電機さんの製品は、独創的というか、一種独特の美学的なオーラを感じるんですよね。


金が高い(涙)

2012年05月01日 | ROSE POSYのひとりごと

(写真↑は、ハナミズキです。文字ばかりもなんですので、近所の公園で撮った、つれづれのMy Photoもお楽しみください。)

そこのアナタ、タイトル見て、”なにをいまさら”、って笑ってます? そうですよね。

金相場がだいぶ落ち着いてきたとはいえ、高止まりしている感じがします。いざ、購入する側になってみると、本当に高いなと実感します。

K18のゴールドのネックレスチェーンで、スライドボールで自在に長さ調整できるすぐれものの商品があるのですが、これは、2年前に16,000円で某店で購入しました。その時は、ホワイトゴールドを買ったのですが、先日、ふとイエローゴールドのチェーンがほしいなと思って、会社の帰りに以前買った同じ店に寄ってみました。その商品は定番品だったようで、まだ店頭に存在しましたが、価格が29,800円に値上げしてました。(WGも同じ値段)


田中貴金属での2010年の金平均価格は、3,477円/g、2011年は4,060円。今現在が4,500円前後を行ったり来たりでしょうか。 いくら値上がりしたからといって、2年で小売価格が約2倍というのは、消費者の側からすると納得がいきませんでしょう。 

『欲しかったんでしょう?たかが3万円でしょうが。さっさと買っちゃえば~』という威勢のいい私と、
『だってさー、2倍近く値上がりしてるんだよ・・・』と考え込む私が頭の中でケンカしている・・・。

 


2年前でも特に安いとは思わなかった商品を、さらに高値で買うのは悔しい気がします。インドや中国の成長に伴って金需要も拡大し、上げ一方の相場となっているので仕方がありませんが・・・。

 ・・・で、結論は、

『別に今でなくていいか・・・。』 『別に金でなくていいか。』

買わずに帰ってきました。 2年前の値段を見なかったら、とっとと買っていたでしょうに。
でも、一晩寝たらもう、ゴールドチェーンのことはすっかり忘れていました。(笑)

最新の家電や電子機器は、一度欲しいと思い出すと、購買熱が留まらなくなります。”だまされるものか~”と冷静になろうとしますが、ネットでいろいろ調べたりしているうちに、心の中では必死に買わねばならない理由を探して、結局のところ買っている。(笑)でも、洋服とか装飾品というのは、そのときはなぜかやたら欲しいと思ったのに、ちょっとネガティブ思考が入ったり、または、いったんその場を離れたら、もうどうでもよくなってることってありますよね。


話が変わりますが、現在、日本経済は、指標上は底をついて、徐々に回復基調にあるそうです。しかし、ある経済研究所の話によると、震災後、消費者の購買パターンが大きく変化してきており、もっと景気がよくなったら、以前のように大量消費時代に戻るかというと、そうはならない、とのことです。

日用生活品や普段着、日々の食材は、安売り店を利用してとことん切り詰めて節約する。しかし一方で、時々、高級飲食店で美味しいものを食べる。デパ地下で買ったり名店からお取り寄せする、あるいは、長期休暇に家族で海外旅行に行く、といった具合にメリハリをつけてお金を使う人たちが増えています。

”安物買いと贅沢”、一見矛盾しているようにもみえますが、同じ消費者の行動が2極化しているようですね。みなさんはいかがでしょうか?


さて、節約癖がもともとない人たちが、ムードに流されてムリに節約しても、長くは続かずストレスがたまってしまうそうで、震災後の自重ムードや節約ブームに、そろそろ人々がガマンの限界を感じている時期が、ちょうど今このタイミングだそうです。春になって気候もよくなれば、人々の行動も前向きで活発になりますしね。

その兆しとして、デパートでは高級品の売り上げが堅調に伸びており、とくに、高級時計の売れ行きが好調だそうです。 時計に需要が戻ってきたということは、宝飾品や美術品といった分野にも、じきにプチ需要の波が来るか、この波がこなければ、日本人の贅沢に対する価値観は完全に変わってしまったといわざるを得ません。

 


春爛漫 Vol.3 

2012年04月16日 | ROSE POSYのひとりごと

先週の青山墓地です。 東京の桜たちは、今はもうすっかり葉桜になってしまいましたが、あれだけの風雨にも耐えて、今年も私たちをよく愉しませてくれました。2012年の桜便りもこれでおしまいです。

これは航空写真のようですが、オフィスの窓から撮影したものです。ガラス窓がカメラに写りこまずになかなか良く取れました。空はちょっと曇り気味でしたが、かえって桜の花色が鮮やかです。

青山墓地は、由緒正しいお家柄や、お金持ち、著名人のお墓が多くあります。お墓というと薄気味悪いイメージですが、ここに限っては、お墓の暗くて怖い雰囲気があまりありません。”ハカラー”なる、歴史的な人物のお墓を巡ることを趣味とする人たちも良く訪れるスポットなようです。

お花見の場所はありませんが、ランチの後、桜のトンネルの下の散策はとても気持ちがよいものです。こんな大都会の中でも、こうした自然豊かな場所があるのはありがたいことです。

ふと、UFOのようなゆっくりと移動する物体を見つけました。肉眼では、ケシ粒ほどにしか見えないので、コンデジでぎりぎりまで望遠にしてみると、どうやら飛行船のようです。

フォトショでさらに画像を拡大して、色補正してみましたら、青い飛行船でした。、飛行船に乗っている人は、さぞかし楽しいことでしょうねぇ。(笑) 

調べてみたところ、どうもこの飛行船だったようです。

「メットライフ アリコ」の飛行船「スヌーピーJ号」


春爛漫 Vol.2

2012年04月15日 | ROSE POSYのひとりごと


近所に桜並木のある道路があります。 満開の時期になると、”桜のトンネル”になります。

この道は、毎日の通勤路となっているのですが、もっと”桜のトンネルの下をくぐっている感”を体験したくて、バスに乗ってみました。 空いていたので、途中の停車場からでも一番前の席を陣取ることができました。

ちょっと大きめの写真をのせますね。

うわー、期待どおりの眺望!
車高の高いバスからの景色は、歩道を歩くのとはまた違った雰囲気が楽しめます。

この桜並木、年々立派になってきて、クレーン車などの背の高い車が通るときに下の枝を折ってしまい、突然、垂れ下がってきた枝に気をとられて、後続車が事故を起こすケースがあるようです。・・・なので、上の写真左下のような看板がドライバーに注意喚起しています。でも、この桜の美しさには、ついつい運転手さんも見とれてしまいますよねぇ・・・。

終点まで、たった10分間でしたが、小さな楽しい”バス旅行”でした。


春爛漫 Vol.1

2012年04月11日 | ROSE POSYのひとりごと

ご無沙汰いたしておりました。

ようやっとゆっくりできる余裕ができてきました。いやはや、これという達成感のないまま、目の前の雑務をこなすだけの忙しいばかりの宮仕えでは、心がどんどん枯れていく気がします。

そんな萎えたハートに火を付けるために、月並みですが近所の公園にお花見に行きました。家から自転車で数分のところにある公園ですが、これがあなどれない!

立派な桜でしょう?樹齢200年以上なのだそうです。そろそろ寿命だそうで、公園管理の方々によって、必死の延命施策が取られています。昨年までは地面に枝が付いてしまうほどでしたが、木への負担を減らすために下の枝は払われていました。

桜も素晴らしいのですが、私がなによりも好きな景色があります。

東京都のシンボル木である、けやきもこの頃に芽吹き、桜の色を引き立てています。

このコントラストがとても美しくて、好きなのです。

写真では、この感動がお伝えできないのが残念です。

『春は、何人にも平等に幸を分け与える・・・・。』

ストリートパフォーマーさんも大活躍。子供たちに笑顔を届けます。

さてさて、感傷的にばかりもなっていられません。現実に戻れば、せっかく作ったのに制作半ばして放置された、トホホなこの子達。

今年こそはなんとか仕上げてやらねばなりません。

ペンダントトップとピアスになる予定です。出来上がる頃には、東京の桜は終わっちゃってるだろうなぁ。
せめて、八重桜の季節までには完成させますよ~。


ジャンクだけど、美味なトマトリゾット(風)(^^;;;

2012年03月06日 | ROSE POSYのひとりごと

3月というのに寒い日が続きますね。本当にあと1ヶ月で桜が咲くのかなぁ。

ほんとにあまりの寒さにテンション下がりすぎてます。orz
そんな日は、冷えきった台所に立つのは億劫でなりません。
しかもひとりぶん作るのめんどくさい。
あったかくて、おいしくて、安くて、ちゃっちゃとできる超簡単なお昼ごはん、ないかなー。

この世に、そんな都合のいい料理があるわけが・・・・ 

 

あったんです! 

 

1)用意するもの。

・あったかいご飯(冷飯チンでもOK)
・とろけるチーズ (シュレッドタイプが便利)
・ポタージュ系のスープの素
・沸騰したお湯 (一人分150~200cc程度)

・ご飯茶碗より、1~2回りくらい大きい器

今回使ったのは、クノールの『完熟トマトまるごと1個分使ったポタージュ』
と、ごはんは玄米です。玄米だとよりリゾットぽい、”プチプチ感”が味わえます。

冷ご飯の場合は、お湯を沸かしている間に、レンジで"チン”しましょう。
(チンする、って今の若い人はいわないのかな? 笑)(^^)

2)まず、アツアツご飯の上に、とけるチーズをひとつかみ載せます。
 (冷ご飯の場合は、チーズを載せた後、ラップをかけてレンジで温めます。)

3)次にスープの素をかけます。

4)お湯をかけながら、かきまぜます。
お湯の量は、最終的にリゾットぽくトロ~リとなるように調節します。
お湯を少しずつ注いではかきまぜて、好みの粘度になるまで、
様子を見ながらつくるのが吉。



5) チーズが完全にとけて粘りが出たら、出来上がり! (パセリ添え)
※濃い味が好きな方は、コンソメの素(顆粒)や塩で味を調整します。

うみゃーい! おなかも心も満たされまする~。

ちなみに、パセリは、安売りの日とかに束で買ってきて、葉っぱの部分をちぎって、そのまんまジップロックにほうりこんで冷凍しておきます。(茎は別に冷凍保存して、ブーケガルニとかに使います)凍ったら袋の上から葉をモミモミすると、みじんパセリの出来上がり。冷凍みじんパセリは、使う都度、凍ったまま袋からひとつまみ取り出して、スープや肉料理にパラパラすれば彩りアップです。ドライにするより、冷凍のほうが色合いも香りも良いようです。

スープの素は、ポタージュ系ならなんでもOKです。ホワイトクリーム系は、荒引きの黒こしょうを効かせると味にメリハリが出ます。オニオンコンソメも、あっさりしていて美味ですよ。いずれも決め手はチーズですね。とろーりとした食感とコクが楽しめます。

とにかく簡単なので、料理したくない休日の昼ごはんだけでなく、忙しい朝のごはんにもいいですね。


しあわせのあんきも (*^__^*)

2012年02月12日 | ROSE POSYのひとりごと


なんか、ますますノンジャンルなブログと化しつつありますが、今日はフード・ネタです。

スーパーの魚売り場に、『あんこう鍋セット』が売っていました。あんこうがスーパーで出回るようになったんですね。でも、あんこう鍋、家で食べたいとは思わないかなー。コスパ悪すぎ・・・。

・・・と素通りしようとしたその時、鍋セットの脇に、1つだけ、なんだかグロいものが、ひっそりと置かれているのを発見・・・。怖いもの見たさに(笑)眼を凝らすと、なんとー、それは、『あんこうの肝』でした。 

一パック(1肝)94円也!! 

あんきも鍋セットは、1000円もするのに、肝、やっすっ~。
これは、お買い上げ決定でしょ!

さっそく、”あんきもポン酢”を作ります。工程が多くて面倒ですが、難しいことはありません。

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1)あんきもを洗って、お掃除する。 (筋、血合いを除去)
2)生じょうゆに5分ほどつけてから、日本酒で洗う。(臭みが抜ける)
3)キッチンペーパーで水気をよくとる。
4)まきすの上にアルミホイルを置いて、あんきもを載せ、形よく巻く。
5)アルミの両端をねじってソーセージ状にする。(きつめに!) 
6)包みにつまようじで穴を数箇所あけて、煮立った蒸し器で、20分ほど蒸す
7)あら熱を取って、冷蔵庫へ。(冷えることで適当な硬さに固まる) 
8)アルミの包みごと、包丁で輪切りにし、アルミ箔をとりのぞく
9)わかめを添えて、ポン酢で!  
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以上、 94円で、お寿司屋さんに負けない”あんきもポン酢”の完成ですっ!

あんこうは足が速い魚だけに心配していた生臭さはまったくなく、それはもうクリーミィで、
ムースのようにふんわりとなめらかで、大変美味でございました。

冬は寒くてキライだけど、この季節だからこそ、そして日本だからこそ味わえる味覚があります。