つばた徒然@つれづれ津幡

いつか、失われた風景の標となれば本望。
私的津幡町見聞録と旅の記録。
時々イラスト、度々ボート。

物言わぬ花の伝言。

2022年08月06日 21時21分21秒 | 草花
                     
<はじめに>
本来なら、僕は今日この時間(2022/08/06 21:21)、
ある現場で仕事に従事しているはずだった。
暑さに耐え、汗水垂らしているはずだった。
しかし、然に非ず。
こうして自宅でキーボードを叩いている。
前回投稿したとおり、8月3日~4日にかけ降った「記録的大雨」により、
予定していたイベントが中止となったためだ。
全ては「天の采配」である。

<本  記>
雨の名残は微塵もない夏の午後。
散歩の折、大輪の向日葵にレンズを向けた。



西日が透け、黄色い花びらが重なり合った様子が分かる。
直径は 20cm あまり。
花びらに囲まれた円形部も小さい花の集合体。
それぞれが受粉し、実を結ぶのだ。



さて、ロシアのウクライナ軍事侵攻開始当時に脚光を浴び、
向日葵がウクライナの国花とご存じの向きも多いだろう。
花の種から絞られる「ひまわり油」は、ウクライナの名産品。
その生産量・輸出量は世界一だ。
また、世界二位の輸出国はロシア。
トップ2の混乱は、僕たちの食に欠かせない「食用油」の価格高騰を招いている。

戦端が開いて、まもなく半年。
段々と関連情報の露出が少なくなってきた気がする。
あえて嫌な言い方をすれば---「慣れてきた」のかもしれない。

『戦いは続いている!』
『終わっていない!』
『忘れないでくれ!』


物言わぬ美しい大輪の花は、そう訴えていた。
                         
コメント
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