つばた徒然@つれづれ津幡

いつか、失われた風景の標となれば本望。
私的津幡町見聞録と旅の記録。
時々イラスト、度々ボート。

平成22年夏の陣。世界でも、日本でも、津幡町の路上でも。

2010年07月12日 07時41分21秒 | りくすけ
2つの戦いが終わった。

1つは、南アフリカ・ヨハネスブルクで行われたサッカーの世界一決定戦。
接戦を制したのは、スペインだった。
もう1つは、昨日投票が行われた第22回参議院議員選挙。
与党勢力の敗北である。
この結果、日本の舵取りはすんなり行かなくなった。
実質、船長が2人になってしまったからだ。
何かと大変である。 混迷の時代は、いつ終わるのだろうか?
いや、そもそも時代とは常に混迷の中にあるものなのだろうか?

僕は、社会人になるまで「現在と比べ、世界は安定していた」という感覚がある。
そんな思いを抱くのは、当時の自分が子供だったせいだろう。
実際には色々と大変な出来事があったが、
僕は社会の荒波とは無縁の環境で過ごし、夢を食べて生きていた。

@例えば、漠然とした海外への憧れがあった。
 インターネットや衛星、航空網、金融の発達によって
 世界との距離が縮まった今に比べ
 正確な情報は少なかったが、不透明だからこそ、
 夢と想像をかき立てられた。
 海外旅行は珍しく、百科事典や「兼高かおる世界の旅」
 「すばらしい世界旅行」「シルクロード」に「マルコポーロの冒険」
 などが情報源。
 来日する外人レスラーも謎が多くてドキドキした。
@例えば、「55年体制」があった。
 冷戦の終結の頃まで続いた、日本社会党、自由民主党による二大政党制。
 振り返ってみれば、古代ローマ帝国の「元老院」のように
 存在感と安定感があった。
 日本人は、ちょうどいい湯加減の世の中で、鼻歌交じりに夢を見ていた。
@例えば、高度成長から安定成長-バブル景気。
 何の補償もないが、漠然と好景気が続くような気がして、
 夢や希望を持ちやすかった。

やはり、経済が安定しているという事は、何より大切だと思う。
人はパンのみに生きるに非ず。 されどパンなしに人は生きられない。
まず空腹が解消されてこそ、次のステップへ行ける。
働こう!


そして、津幡町の路上ではもう1つの戦いが終わった。
今日の一枚…「りくすけ」と野良ネコのにらみ合いは、
お互いを傷つけないままの「ドロー」だった。
コメント
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