つばた徒然@つれづれ津幡

いつか、失われた風景の標となれば本望。
私的津幡町見聞録と旅の記録。
時々イラスト、度々ボート。

星に願いを。~津幡町で、朝の観月~

2010年07月08日 23時27分13秒 | 日記
昨日は、新暦の七夕だった。
夜半の雲は少なく、織姫と彦星は一年ぶりの逢瀬を無事果たせたと思う。
夕方6時くらい、用事があって会社の事務所から外へ出たところ、
何度も、小ぶりの笹飾りを手にした人とすれちがう。
何か行事でもあったのだろうか?
大人も子供も、どこかウキウキした表情が印象的だった。

…さて、「りくすけ」との散歩に出かけるタイミングは、圧倒的に早朝である。
日によってバラつきはあるが、午前5時~6時頃に家を出ることが多い。
夏至が過ぎたばかりの今頃、空は既に明るく、星を見かける機会は殆どない。
唯一の例外が「月」だ。
今日の一枚は、茂った緑の奥に小さな半円状の月が白く浮かんでいる。

青空の中、肉眼で捉える事ができるのは、実物がいかに巨大かの証。
この大きな衛星と太陽によって、地球上に潮の満ち引きが起こる。
海が揺りかごの様に揺さぶられる事で、生命の誕生や進化が起こる。
月はサイズが大きいだけでなく、存在も大きい。
人は月の満ち欠から暦を作り、
月に憧れて、詩を詠み、絵を描き、物語を創り、
そして、宇宙という海へ漕ぎだしていった。

炎を吹き、空へと打ち上がる「サターンV型ロケット」。
着陸船「イーグル」から送られてくる月面の様子。
月の大地を踏みしめた宇宙飛行士の勇姿。
白黒テレビのブラウン管を通して目撃した「アポロ11号」の興奮が忘れられない。

今から41年前、1969年7月20日の事である。
コメント
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