花の公園・俳句 ing

日本は素晴しい花の国。美しい花々と公園、四季折々の風景を記録したいと思います。我流の俳句は06年3月12日からです。

お釈迦さま生誕の聖花 アショーカ・ツリー

2013年03月08日 07時53分14秒 | 黄・きみどり・緑の花        
神代植物園の温室の高い所に黄色い花が咲いているのを見逃すところ
でした。プレートにはムユウジュとあります。花色はオレンジイエロー
またはオレンジレッドの房状の集合花で咲き進むと赤みが強くなるそう
ですが、花弁は退化しており、鮮やかな萼が花のように見えるのだそう
です。
なお Wikipedia 英語版では small な木としていますが、ここの木は高さ
3mほどありました。

ムユウジュは仏教三大聖樹の一つで、お釈迦さまが生まれた所に
あった木とされます。シャカ族の王子として生まれた釈迦の生地ルンビニ
(Lumbini、藍毘尼) はネパール南部・インド国境の町で、お釈迦さま
産湯の池などが残り、1997年にユネスコ世界遺産に登録されました。

マメ科 (クロンキスト体系ではジャケツイバラ科) サラカ属 (アショカ
ノキ属)、学名 Saraca asoca (シノニム Saraca indica) 。
ムユウジュは無憂樹、また無憂華、無憂花とも呼ばれ、別名に阿輸迦
の木 (アソカノキ、アショーカノキ)、阿輸迦樹 (アショーカジュ)、英名は
アショーカ・ツリー Ashoka tree, また Sorrowless tree 。
仏教を尊崇しインドをほぼ統一したマウリヤ朝の第3代アショーカ王
(在位:紀元前268頃~232年頃) の名は訳すと 「無憂=むゆう」 だ
そうですから、「無憂」 樹の名はここから出ているものでしょう。

ムユウジュはインド亜大陸のデカン高原中部原産の熱帯雨林樹で、
美しい葉と香気がある花のために珍重され、仏教だけでなくヒンズー
教、ジャイナ教でも神聖な樹とされています。
野生のムユウジュは絶滅危惧種であまり見られなくなっていますが、
まだインド西海岸のムンバイ周辺やヒマラヤ山麓などに生育して
いるそうです。  (参考: Wikipedia 英語版、日本語版)

       (東京都調布市 神代植物公園温室 130303)
(同 2018年3月17日)

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これはツボミです。


下2枚は 同 2018年3月17日。咲き始めです。



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