ウドの、九輪のような花

白い球状の花が、70～80cｍもの丈高い花茎に仏塔の「九輪」の
ような散形花序を作っている、ウド（独活）。

ウコギ科タラノキ属の多年草で、学名 Aralia cordata 。
山菜として若葉、つぼみ、芽および茎が食用になります。
あのウドの花がこれとは、ちょっと意外性がありますね。

季語では晩春、というのですが、私は季語は嫌いです。なぜ
植物の季節を決めつけるのでしょうか。
ウドの花は 「おれは晩春だけでないぞ」 と言っているようです。

日本では北海道から本州、四国、九州までのほか、朝鮮半島、
中国、千島、樺太に分布します。
なお葉は互生だそうで、対生に見えるのは 「小葉」 だそうです。
　　　(新潟県長岡市　　雪国植物園　2011年8月10日）
　　　(茨城県つくば市　筑波実験植物園　2021年9月7日、
　　　　　　　　　　　　　　　　　同　2019年9月3日)

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メインは　雪国植物園　2011年8月10日。
咲き始めは真っ白ですね。
下３枚は　筑波実験植物園　2021年9月7日。




咲き進んで、茶色っぽくなってきています。


これは　同　2019年9月3日。