花の公園・俳句 ing

日本は素晴しい花の国。美しい花々と公園、四季折々の風景を記録したいと思います。我流の俳句は06年3月12日からです。

針グワの黄色い球形花、初めて見ました!!

2020年06月03日 21時02分19秒 | 黄・きみどり・緑の花        
黄色い小花が球形にまとまって咲くハリグワ (針桑) の花を、ここ
筑波に15年も通っていて、今年初めて見つけました。今年は新発見
がとても多い。まだまだ知らないことが多いですね。

クワ科ハリグワ属、学名 Cudrania tricuspidata。
枝に0.5~3センチの鋭いトゲがあるのでこの名が付きました。
球形花はビー玉ほどの大きさで、赤く熟した実はクワと同じく食べ
られるそうです。

一般に養蚕に使われるのはヤマグワ(別名 クワ)ですが、ハリ
グワもクワの代わりに使うことが出来るそうです。また樹皮は同じ
クワ科のコウゾやミツマタと同様に、和紙の原料として使われます。
樹高は8~10メートルにもなるそうですが、ここ筑波の個体は
5mほどありそうです。

中国から朝鮮半島が原産で、わが国へは古代に渡来しました。
現在は日本には分布しないとされますが、石器時代には、日本でも
自生していたことが出土した木片から分かっています。
大阪府にはまだ野生種があるとして、大阪府植物レッドリストに載せ
られているそうです。
   (茨城県つくば市 筑波実験植物園 2020年6月3日)
 
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「ニューノーマル」 は 日常ではない!!

2020年06月03日 19時29分09秒 | 本、HP制作、写真のアップ       
今日2020年6月3日は先週から再開している筑波実験植物園と、6月1日再開の佐倉草笛の丘バラ園をハシゴしました。
県境マタギの 「不要不急」 と言われかねないの移動ですが、いま行かないとシーズンが終わってしまいます。何より、広い公園を散歩することが三密になるとはまったく思えません。温室を閉じている筑波ではほとんど人を見かけないほど。佐倉も人とすれ違ったのは1-2回程度でした。他の人と距離を取るように気を付け、すれ違う時は挨拶せず横を向く。私のポリシーに反しますが、今はご容赦を。佐倉ではマスク着用を求められ、入り口ではマスクをしましたが、暑い日で息苦しい。政府の指針を参考にして、園内ではマスクを外しました。

昨日は1か月半ぶりにさいたま市図書館大宮分館へ行きましたが、閲覧テーブルは閉鎖されていて訪問者はほとんど見かけず、密などまったくありませんでした。

私は二ューノーマル、という言葉が嫌いです。人と距離を取る、食事は横すわり、話は向かい合わずに、などということがノーマルであるはずがない。ノーマルであってはいけないと思います。「非常事態だから1年間我慢してほしい」 ということなら我慢する。しかし、これが当たり前だ、というのはおかしい。政府や専門家の責任逃れではありませんか? 当局者には、1日も早くホントの日常を回復するためにどういう施策が有効か、それを考えて実行してほしいのです。ワクチンや治療薬はすぐにはできない。しかし専門家ならば感染経路不明を分析して、どういうケースが問題なのか、もっと明らかにしてほしい。そうすれば合理的な自粛目標ができます。ニューノーマルのお説教は実際にどこで有効なのかどうか、よくわかりません。有効性よりも経済的な打撃が大きすぎるかもしれません。

気になるのは、マスコミも評論家も政治家も、誰一人として 「ニューノーマル」 などという思想統制に異論を唱えないことです。戦前に似ていませんか? 欲しがりません勝つまでは! 鬼畜米英撃ちてし止まん! コロナとともに新しい日常を! 共通点は合理的な思考がまっくできていないことです。コロナで重症化する人・死亡する人はごくまれで、子どもや若者はほぼ大丈夫です。コロナウイルスはすぐには根絶できず、ワクチンや治療薬を開発するまて1-2年かかる。であるなら、その特性に合わせて対策を講じるのが良いではないですか?

きょうプロ野球巨人の有力選手が感染していることが分かり、予定していた練習試合が中止になりました。しかし。なぜ中止するのでしょうか。感染者を除外して実施すればいいだけではないでしょうか。40代以下の人はめったに重症にならず、死にもしません。ひとり二人感染したからといってすべて中止していては、何年たっても再開できないでしょう。むしろ危険性の高い50代以上の監督やコーチを立ち合い禁止にすれば問題はないはず。それすらできないのでは、ファンのためを思っていないことになります。ダメですね。変革しないと。


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タレーランの右腕 バロン・プレヴォスト

2020年06月03日 06時30分25秒 | ばら     
ピンクにライラックが射すオールドローズ、バロン・プレヴォスト 
Baronne Prevost (Hybrid Perpetual)。

ハイブリッドパーペチュアル草創期の優秀な品種で、花弁数の多い
ロゼット咲きにボタンアイというクラシックな花型を持ち、強い
ダマスクの香りがあります。

なお 日本語サイトではバロンと表記していますが、 Baronne は
男爵夫人 (または女性男爵) です。発音はバロンまたはバロンネで、
違っているとは言えませんが、意味的にはバロンネとするのが
誤解がなくて良さそうです。

Baron Prevost プレヴォスト男爵 (1782-1855) はウィーン会議
(1814-15) を取り仕切ったタレーラン Talleyrand の下で外交官を
つとめ、シャルル十世 (1737-1836) により男爵に取り立てられ、
外相となりました。その夫人にささげたバラと思われます。

また Mike Lowe 氏は、この品種は Damask Perpetual と同一だ
としているそうです。
作出者 フランス  Jean Desprez   1841年。
   (茨城県石岡市  茨城県フラワーパーク 2020年5月23日)
   (埼玉県川口市 中山家オープンガーデン  2012年5月26日)

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上2枚は 中山家オープンガーデン  2012年5月26日。

下2枚は 茨城県フラワーパーク 2020年5月23日。



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