1008年11月1日を源氏物語の成立が確認された日として記念し、昨年から関西を
中心にさまざまなイベントや公開講座などを展開してきた 源氏物語千年紀委員会。
私も 「神保町を元気にする会」 主催の瀬戸内寂聴さんの講演を聴きに行ったこと
がありました。3月末までで残っているイベントもすべて終わり、公式HPも2009年
3月末で閉鎖、とのことです。
源氏物語といえば光源氏。
先々週、武蔵丘陵森林公園でツバキにズバリ 「光源氏」 という品種があるのを
見つけアップしようと思ったのですが、花が1輪だけしか咲いていなくて上手く撮る
ことができませんでした。きのう神代植物公園で見事に咲いている 「光源氏」 を
見つけたときはとても感激!
素晴らしい花を見つけた喜びはもちろんですが、連休中ですいていると思った道路
が大混雑し、1時間45分ほどで行くところを+30分もかかってしまったのです。それ
どころか、帰りは道路工事! のための大渋滞もあってなんと3時間以上もかかり
ました。やはり3月ですからね~ 花探も時に苦行になるのですっ!!!
それでも撮ってきた光源氏がまずまずの写り具合なので、ほっとしました。
かげりのない明るいピンクに紅の縦絞りと白覆輪が入り、牡丹咲きという華やかさ
はまさに光源氏です。 (また散りシベだそうです。)
(東京都調布市 神代植物公園 090321)
この名前は当然 「源氏物語」 から採ったものと思いましたが、意外にもそうでは
ありませんでした。大手種苗メーカー・タキイ種苗メールマガジン (2008年3月号)
には、「源氏物語が由来ではなく、源平時代の源氏の白旗を白端 (白覆輪) に
かけたものだそうです。」 とあります。
また石川県林業試験場 Webサイト 樹木公園 つばき図鑑 によると、
『椿伊呂波名寄色附』 (1859、安政5-6年) に記載の古典椿で、江戸産だそうです。
源氏物語には非倫理的な小説として排斥された歴史があり、儒学全盛の江戸
時代や、天皇を神格化した戦前は特にそうだったようです。 命名者は源氏物語
にちなむ名前をつけたものの、そのことをあえて隠そうとして別の理由を付けた
という推理も成り立つかもしれません。
なお 「葵の上」 という品種もあるそうですが、まだ実物を見たことはありません。
ところで上記タキイ種苗メールマガジンには椿の花の散り方について面白い記事
があります。本当はこちらがメインの記事ですが、抄録すると、京都市北区大将軍
川端町2の昆陽山 「地蔵院 (通称:椿寺) の本堂の前には見事な懸崖作りの
五色八重の散 (ちり) ツバキがあり、紅、桃、桃白、白、絞りと五色に咲き分け、
約20枚ある花弁が一片ずつ、はらはら散るのが特徴。 樹齢約400年の初代は
残念ながら枯れ、現在は樹齢約100年の二代目。 初代の頃を描いた速水御舟の
『名樹散椿』 (1929年作) は昭和期の絵画として初めて重要文化財に指定され
ています。」 とあります。
椿は花がまとまってぽとりと落ちる、という簡便法の顕著な例外のようですね。
あるいはいま満開の頃かもしれません。
いにしへの光まぶしき椿あり rocky
◆梅・さくら・ばらなど花品種と 「公園ランキング」 の
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私も 「神保町を元気にする会」 主催の瀬戸内寂聴さんの講演を聴きに行ったこと
がありました。3月末までで残っているイベントもすべて終わり、公式HPも2009年
3月末で閉鎖、とのことです。
源氏物語といえば光源氏。
先々週、武蔵丘陵森林公園でツバキにズバリ 「光源氏」 という品種があるのを
見つけアップしようと思ったのですが、花が1輪だけしか咲いていなくて上手く撮る
ことができませんでした。きのう神代植物公園で見事に咲いている 「光源氏」 を
見つけたときはとても感激!
素晴らしい花を見つけた喜びはもちろんですが、連休中ですいていると思った道路
が大混雑し、1時間45分ほどで行くところを+30分もかかってしまったのです。それ
どころか、帰りは道路工事! のための大渋滞もあってなんと3時間以上もかかり
ました。やはり3月ですからね~ 花探も時に苦行になるのですっ!!!
それでも撮ってきた光源氏がまずまずの写り具合なので、ほっとしました。
かげりのない明るいピンクに紅の縦絞りと白覆輪が入り、牡丹咲きという華やかさ
はまさに光源氏です。 (また散りシベだそうです。)
(東京都調布市 神代植物公園 090321)
この名前は当然 「源氏物語」 から採ったものと思いましたが、意外にもそうでは
ありませんでした。大手種苗メーカー・タキイ種苗メールマガジン (2008年3月号)
には、「源氏物語が由来ではなく、源平時代の源氏の白旗を白端 (白覆輪) に
かけたものだそうです。」 とあります。
また石川県林業試験場 Webサイト 樹木公園 つばき図鑑 によると、
『椿伊呂波名寄色附』 (1859、安政5-6年) に記載の古典椿で、江戸産だそうです。
源氏物語には非倫理的な小説として排斥された歴史があり、儒学全盛の江戸
時代や、天皇を神格化した戦前は特にそうだったようです。 命名者は源氏物語
にちなむ名前をつけたものの、そのことをあえて隠そうとして別の理由を付けた
という推理も成り立つかもしれません。
なお 「葵の上」 という品種もあるそうですが、まだ実物を見たことはありません。
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川端町2の昆陽山 「地蔵院 (通称:椿寺) の本堂の前には見事な懸崖作りの
五色八重の散 (ちり) ツバキがあり、紅、桃、桃白、白、絞りと五色に咲き分け、
約20枚ある花弁が一片ずつ、はらはら散るのが特徴。 樹齢約400年の初代は
残念ながら枯れ、現在は樹齢約100年の二代目。 初代の頃を描いた速水御舟の
『名樹散椿』 (1929年作) は昭和期の絵画として初めて重要文化財に指定され
ています。」 とあります。
椿は花がまとまってぽとりと落ちる、という簡便法の顕著な例外のようですね。
あるいはいま満開の頃かもしれません。
いにしへの光まぶしき椿あり rocky
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