武蔵丘陵森林公園の冬景色

武蔵丘陵森林公園の西田沼の先に3本のラクウショウがみごとな冬枯れの姿を
見せています。
梢のあたりにパラパラと枯れ葉が残っているのかと思ってよく見ると、実でした。
元は青く丸いそうですが、すっかり熟したようで、茶色で4つほどに割れています。

ラクウショウ （落羽松、Taxodium distichum） は北アメリカからメキシコに自生
するスギ科ヌマスギ属の針葉樹で、別名をヌマスギ　（沼杉） 。
湿地に強く、気根を出すそうです。　
細い葉が軸の左右にびっしりと付いたさまは羽根のようだそうで、落葉する
羽根のような葉の松、といった意味でしょうか。

かのんの樹木図鑑　によると、メタセコイア （Metasequoia　glyptostroboides）
と葉がよく似ているが，メタセコイアが葉も枝も対生 （たいせい） なのに対して，
ラクウショウは互生 （ごせい） で、また球果 （きゅうか） はラクウショウの方
が大きいそうです。
　　　　　　(埼玉県東松山市　武蔵丘陵森林公園　090102 )


　　　　　　　　　　　　　　冬枯れて空に版画を描く巨樹　　 rocky


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西田沼のススキと鴨。




ラクウショウの左手の展望広場。
ひと気はありません。