らんこ先生のようちえん日記

能登半島にある幼稚園での小さな出来事の日記です。

やっぱり捨てられない

2018-07-04 21:05:36 | Weblog

来週からの本格的な改修工事に向けて、物置の整頓中。特に階段下物置にある古いものをどうするかが課題でした。

最初は少し処分しようか・・・と思って始めるのですが、やっぱり捨てられない。

昭和の時代のホールで一番活躍していた「積み木」。いろんな大きさの木片。”これが積み木なんです”って言わなかったら積み木だってわからないかもしれない。捨ててもどうってことはない。

でもなぁ・・・。一本杉に幼稚園があった頃の子どもたちも遊んだ。馬出町に来た時にもホールに積んであった。今幼稚園に来ているSちゃんのパパが使ってたのも間違いない。なーんてD先生と話していると、捨てられない。やっぱりある程度とっておかないと。

今までダンボールに入っていたのですが、ちゃんとした収納ケースを買ってきて入れることにしたのでした。こうしておけば、これがただの木じゃないってわかるかな。まあ私たちの目の黒いうちはとっていてくれという感じです。明日はまだまだそんなものたちの整頓が続きます。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

33粒をみんなで分ける。

2018-07-03 22:04:40 | Weblog

もしかしたら台風が来るかも、ということで、今日年長さんと年中さんはちょっと早めに枝豆をとることにしました。

何房かの枝豆を集めて話しをしました。

「枝豆の中には一粒入っているのもあれば、2粒のもあります。3粒のも時々あります。では何粒あるか数えてみましょう。」

1.2.と数えていって33粒あることがわかりました。

「年長さんは13人、年中さんは8人です。全部で何人でしょうか?」

まだ繰り上がりの足し算とかができるわけではありません。でもそこに全員いるので1.2と数えればいいわけです。

何人かのお友だちが21人と数えることができました。そして、

「では一人一粒ずつ食べられるでしょうか?」と聞きました。

21と33ではどちらが大きいかということがわかればいいわけです。

案外この答えをわかるのは難しかった子どもたち。ドリルなどでは「数」をいろいろしているけれど、こうやって具体的に考えるのはまだまだ苦手のようです。

いろんな機会に、生活実感のある「数」を伝えていきたいと思います。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

発見の庭

2018-07-02 22:06:14 | Weblog

朝、手になにかをのせたSくんが、「かご~」と走ってくる。手のひらにのっているのはテントウムシのサナギ。暑さのせいかちょっと元気がない。その発見を見た友達がさっそく「てんとうむし」という絵本を持ってきた。「テントウムシはアブラムシを食べる」。カゴの中にアブラムシがついた花の茎を入れてみた。まあまだ食べそうにはないけど。見つける考える調べるやってみる。

お昼前、2歳児クラスがお庭の探検にやってきた。ミニトマトが赤くなりはじめている。ピーマンが一個だけできている。そんなことにキャーキャー言っている。そのうちアジサイのところにくる。自分のお顔と大きさを比べて「おおきー」「なんで?」。先生に他にもアジサイあるねと言われて、走り出す。

続けて3歳児4歳児と探検は続く。小さな野菜いっこいっこに目をむける。自分がうえたタネから育ったヒマワリや朝顔のことには「自分たちがうえた」という意識がある。4歳児はお水をあげなきゃと思う。

らんこ先生がお花を見せたいと思ってうえたトケイソウ(パッションフルーツ)。お花はうまく子どもたちが見られる時に咲かなくて、今は小さな実がついている。この後お花も見られるといいな。

らせん階段の塗装が終わってからうえたキュウリ。小さな小さな実ができはじめている。手洗い場のそばにはオジギソウ。みんな好きな時にちょんちょんさわってる。

この流れがすきだなぁと思う。毎年だいたい同じ場所に同じ植物。だから本当は毎年見ているんだけど。その年齢その年齢で感動がちょっと違う。

来週からは工事の関係でいくつかを移動しなくてはいけない。どう流れをつくるか、今いろいろ考えている。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする