らんこ先生のようちえん日記

能登半島にある幼稚園での小さな出来事の日記です。

おしえてあげる

2009-10-31 22:57:57 | Weblog
今日で10月が終わります。11月になると・・・と毎年恒例の何かが始まります。年長さんはほとんど、あれだなとわかっています。
お部屋の活動の中でも「お買い物ごっこ」の準備をしなきゃと思うのです。

年中さんでも来週「お買い物ごっこ」の為の品物を作らなくてはいけないわけです。でも年中担任は新人教師ですから、今ひとつピンとこないのです。今日の朝年長担任に去年作ったものを聞いていました。その様子を横で見ていたらんこ先生、「TちゃんとAくんに聞いてごらん」とアドバイス。
「ケイタイの作り方、教えてあげてね」材料を渡すと、「わかった」とうなづき、「おしえてあげる!」。先生に教えてあげるのはなんだか嬉しい。

さて、今年はどんな展開になりますか・・。もし去年のお財布があったら、それを継続して使ってくれたらうれしいな。
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鳩さんとお散歩

2009-10-30 15:28:50 | Weblog
今日は小さいクラスのお友達が小丸山公園へ。
ゆっくりゆっくり歩いていきました。落ち葉をふんで歩くといつもとちょっと違う感覚、そして音。お池はにごっていて、コイの姿がなかなか見えず・・・。一生懸命「こいさーん」と呼びかけてようやく出てきた小さなコイちゃん。

そしてしばらくお散歩を続けると、鳩さんが7匹。そっと近づいていくとえさを食べているのか、地面をツンツンしています。「シーッ!」、先生に言われて、みんなも指を口に当ててシーッ。その後は声を出さず、足音を立てずに、鳩さんのそばへ。みんなが近づくと気づいたのか気づかないのか、鳩さんも少し移動。それをまたそーっとついていって・・・。小さな静かなおいかけっこが続きました。
最後はさすがに気がついた鳩さんが羽ばたいて、木の上に。でも木の上にとまってからもしばらくみんなの方を見ていてくれました。なんだか鳩さんとお友達になれたような気分で嬉しい、ちびっ子達。

その後は、落ち葉ひろい。きれいな葉っぱも、今ひとつ?な葉っぱもいっぱい拾って、とっても幸せそうな子ども達でした。
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白菜収穫の後で

2009-10-29 14:35:52 | Weblog
今日、年長さんと年中さんで東雲高校に「白菜・大根の収穫体験」にいきました。
到着すると、すでに3園が収穫をしているところで、高校の先生達があわただしく動いていらっしゃいました。白菜畑にいくと、いろんな園の名前が書いてある札がたっておりまして・・。高校の先生に尋ねると、今年は予想外にたくさんの幼稚園・保育園から申し込みがあったとのことでした。そして今日は残念ながら高校生が授業の関係で、一緒に収穫することができないと言うことで、先生達だけががんばっておられたのでした。
去年の白菜収穫の日は途中で小雨に降られるあいにくのお天気だったのですが、今日は快晴。地面も乾いていて畑にも入りやすく、子ども達にとっても楽しい収穫体験となったと思います。
収穫の間に「白菜は、どこを食べるのでしょうか?1番葉っぱ、2番根っこ、3番種?」という恒例のクイズも。正解率、ほぼ100パーセント。その後、「それでは葉っぱを食べるのは他にどんなお野菜があるでしょうか?」とクイズは少しずつバージョンアップ。「小松菜」「ほうれん草」といろんなお野菜の名前が出てきて、みんなが野菜と仲良く過ごしているようで嬉しく思いました。

さて、そんな楽しい収穫体験が終わった後、幼稚園に戻ると、今日お休みをしていた年長さんの子から、インフルエンザにかかったという連絡がありました。おそらく新型。午後になって近隣の小学校で学級閉鎖が2つという情報も入ってきました。いつかはくるとは思っていましたが、ついに来たという感じです。手洗い、消毒をしつつ、感染が広がらないように気をつけていきたいと思います。
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人を強くするもの

2009-10-28 15:21:47 | Weblog
小さい子には小さい子なりに、「・・ちゃんがスキ」という気持ちがある。なんとなく、気になる子がいたりする。無条件に一緒にいると楽しい子がいたりする。
そんな子の存在がプラスになることが、よくある。
大好きな子にあわせて、幼稚園に来る時間が早くなった子もいる。
大好きな子の為に、人前で大きい声でその子の気持ちを代弁してくれたりする。

小さな恋がその子を大きく成長させることがある。
少し離れてそれを見守ってあげたいと思う。
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おちばでおしば

2009-10-27 17:50:46 | Weblog
年長さんと年中さんと一緒に小丸山公園へお散歩。
きれいな落ち葉を拾おう!ということで、一人一人に袋を渡しました。
公園の中で、それぞれこだわりの落ち葉拾い。袋いっぱいいれる子もいれば、一つ一つ吟味していれる子もいます。

持ち帰った落ち葉を、押し葉にすることにしました。電話帳にはさんでギュッと押します。さすがに子ども達だけでできる作業ではないので、一人一人に持ってきてもらって電話帳の中へ。その時、それぞれが持ってきた落ち葉をじっくり見ることができました。大きい葉っぱにこだわった子。モミジ一筋の子。きれいな色を選んだ子。おもしろい穴に興味をもった子。いろいろです。中には???な葉っぱもありましたが、その子のお気持ちを大事にして・・。大人はどうしてもきれいな色で、押し葉にしやすいものを選んでしまいますが、子ども達は違いますものね。

明日は、その葉っぱを使っての製作活動と保育が展開される予定です。どんな作品ができるか楽しみです。
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情報をつかむ力

2009-10-26 16:05:31 | Weblog
週末にドングリをたくさんいただいたので、ドングリネックレスを作って、職員室の入り口にぶら下げておきました。
最初に気づいたのは、年長さんの女の子。「これもらえるのかな?」と聞くので「小さいお友達にはあげるけど、大きいお友達は自分で作る!」と言いました。そして穴をあけたドングリと、セロテープをつけて通しやすくしたたこ糸を渡します。一人がやり始めると、お友達がやってきて、「私もしたい」「僕もしたい」が始まります。そして、どうしたら糸をもらえるのか、どうしたらドングリを通せるのか、通した後はどうするのか、お友達同士で教えあっていきます。

そのうち、小さい子がそばにくると、「小さい子はらんこ先生のところにいけばもらえるよ」と年長さんが伝え、らんこ先生の所につれてきます。そしてもらえてニッコリ。しばらくすると、次の子がきょろきょろしながらやってきます。中には「・・・ちゃんの分も」と言いながらお友達を連れてくるちびっこもいます。「わたしのがない!」とやってくる子もいます。周りを見回すとみんながしているので困ったお顔になる子もいます。そこにもそれぞれの性格が出ていてかわいいものです。
お友達同士で情報交換するのも大切な事。周りを見回しながら、どうしたらいいのか考える。先生が与える一方的な情報に反応するばかりじゃつまらない。

子ども達同士の伝言ゲームの中で、結局最後は穴をあけたどんぐりも、ドングリネックレスも品切れ。子ども達は複数ですが、穴をあけるらんこ先生は一人なんだよぉ。

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いきなりイタリア語!

2009-10-24 17:41:57 | Weblog
今日は「ミニコンサート」の日。子ども達はいつものようにホールの椅子に座って、ちょっと緊張して、演奏者(声楽の方とピアノの方)を迎えました。
プログラムの最初は、いきなりイタリア語の歌曲!子ども達は何の歌なのか?どうすればいいのか?ちょっとビックリ!そのなんだか驚きの表情がとてもかわいらしいオープニングでした。
だんだん知っている曲が出てきて、くちずさんだりお友達とニッコリしたりする余裕も出てきて楽しめた、コンサート。
ラストは、「千の風になって」。子どもには難しい曲なのに、案外知っている子が多く、一緒に嬉しそうに歌っておりました。(子ども達にはまだこの曲の哀しさはわかりにくいですよね。)

幼稚園は、子ども達にたくだんの「はじめて」を提供する所です。子ども達にとっては初めて接するかもしれないプロの声。大きい声だけどきれいな声。いろんな事を感じ取ってほしいなぁと思います。いつも大きい声で歌おうとすると、ついどなり声になってしまう子ども達に、「大きいけどきれいな優しい声」があることを知ってもらえたらなぁ。それからいつものピアノなのに、ステキな音。先生が弾くのとはどうも違う。それも聞いて感じた事だと思います。

と書くと、ちょっとプレッシャーを感じるだろう、来週のピアノ担当教師。だけど先生が弾くピアノにはまた別の意味がある。親しい者が弾くからこそ、心にひびくものがある。それはお母さんやお父さんの歌声もそう。コンサートが終わってから聞いた曲をお家で家族で歌ってもらえたら嬉しいなぁとおもいます。
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葉っぱで虫

2009-10-23 19:42:03 | Weblog
児童館に出展するものを共同制作中の年長さん。今日は葉っぱやドングリをつかって「虫」をグループごとに作っていました。
おもしろい作品ばかりで、感心しました。

さて、明日はミニコンサート。芸術の秋としてゆっくりステキな音に耳を傾けたいですね。
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それぞれのアリス

2009-10-22 21:08:30 | Weblog
今日は、観劇会。劇団小さいお城の人形劇、「ふしぎのくにのアリス」です。
あまりにも有名なこのお話を、幼稚園の子供達向けにどんなふうにアレンジしてくるのか、私も興味津々で開演を迎えました。そして子供達がどんなふうに受け止めるのかも楽しみでした。

感想を言うと、とっても見事なアレンジでした。1時間足らずでしかも幼児むけという制約の中で、よく知られたキャラクターや場面は一通り登場しておりました。
アリスは6歳の女の子、と何度も繰り返されていました。それが、年長さんの女の子達には良かったように思います。自分と同じ年の女の子の冒険ストーリー。そんなふうに楽しめたのではないでしょうか。不思議なキャラクターがいろいろ出てくるのを楽しんでいた子もいました。劇が終わってお人形さんたちと一緒に記念写真を撮ったのですが、「チェシャ猫みたいに」とか、「ハートの女王様のように」というとそれなりの顔をしてくれた子供達でした。
そして一番小さいクラスのお友達にもそれなりの楽しみ方がありました。ご存じのように、アリスは不思議の国で大きくなったり小さくなったりします。それが楽しかったちびっこクラスのTくん。横にいるD先生に「おおきくなったね」と嬉しそうに報告。D先生がうなづくとニコッ。小さくなるシーンがあると「ちいさくなったね」とまたD先生にはなしかけ・・・。それが何度も繰り返されているのがとても嬉しかったらんこ先生でした。

一人一人が違う楽しみ方をしたであろう、ふしぎの国のアリス。さすが、ふしぎの国のアリスでした。
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悲しいお別れ

2009-10-21 14:43:21 | Weblog
今日の午後、年長さんと年中さんを2階の多目的ホールに集めて、園長先生が大事なお話をしました。それは、昨日ハムスターのこういちくんが死んだということでした。
昨年秋、ちょっとしたいきさつで飼うことになった、3匹のハムスター。最初の頃はとても元気で、子ども達の前で滑車を回ったりしていたのですが、今年の春頃からだんだんしなくなってきました。年をとったのです。ハムスターの寿命は2~3年です。幼稚園にくる前に1年以上は前の飼い主さんと共に過ごしていたわけですから、幼稚園で飼うようになって半年で「おじいちゃん、おばあちゃん」になったと考えられます。夏を迎える頃には、暑さでバテてしまうことも多くなり、子ども達にお話しして、我が家の方で飼育するようになりました。夏の間はハムスターの為に冷房しなくてはいけない感じでした。昼間は全く動かず、夜中の1時すぎに運動するハムちゃんたちでした。
子ども達の元に戻すべきかとも考えましたが、温度管理だけでなく、小屋の掃除やえさの事なども配慮が必要な気がして、秋になってもそのまま私が家で世話をすることにしました。

そして昨日、突然こういちくんは動かなくなりました。午後1時すぎに見にいった時、ヘンなところでお昼寝してるなと思ったら、死んでいたのでした。朝は元気にごはんをたべていたのに。

園長先生のお話・お祈りの後、一人一人にこういちくんとお別れしてもらいました。涙ぐむ子もいました。「死」は悲しいお別れです。けれども避けて通る事はできない現実です。子ども達がしっかりうけとめてくれる事を願っています。
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