明日は運動会。お天気の心配はなさそうですね。子どもたちはお家の人が来てくれるのを楽しみにしています。パパママおじいちゃんおばあちゃん、みなさんも運動会を楽しみにしてくださっていることと思います。
さて、明日はどうなるか・・・。
お家の人は子どもたちのステキな姿を見たいですよね。でも子どもたちは案外グズグズしたり、泣いたりします。
勝つところを見たいですよね。でも負けてしょんぼりするところを見ることになるかもしれません。
そう、思い通りには行かない、運動会。毎年そんなふうに思います。
かけっこでは意外な子が勝ったりします。リレーでは今まで一度も転んだ事の無い子が転んだりします。バトンを落としたりという失敗もあります。
先日あるテレビ番組で浅田真央さんがオリンピックで失敗した時にお姉さんからかけられた言葉について語っているところをみました。言葉に腹をたててやる気が戻ったというような話でした。
成功したときに声をかけるのは簡単です。褒めればいいのですから。
失敗したときにどんな声をかけるのか。それは本当に難しい。ものすごく傷つけてしまうかもしれない。やる気を失わせるかもしれない。失敗を誰かのせいにしてしまうかもしれない。
うまくいかなかった時に声をかけられるのは、その人のことを本当に良く知っていないといけないと思うのです。
明日、たとえ上手に踊れなかったとしても、毎日楽しんで来たことを知っていれば、その日のできなんてどうでもいいと思えるはず。逆に毎日楽しんだことをしらなければ、その日の結果だけで評価する。
毎日の運動会ごっこ。子どもたちはとっても楽しそうでした。その中でいろいろ成長していきました。勝ち負けだけでないことを学んできました。
ルールを守ること。勝った時も負けた時も、お友だちを傷つけないこと。応援すること。ちょっぴりガマンすること。待つこと。
そのすべての過程を思い浮かべながら運動会を見ていただきたいなと思います。そして、こんな小さな幼稚園です。ご自分のお子さんだけでなく、お友だちの成長にも拍手を送っていただけたらと願っています。