今日は、劇団バクのみなさんをお迎えしての観劇会でした。
初めてお迎えする劇団、しかも大雪。無事幼稚園前に到着されるまでドキドキでした。
設置が始まるとワクワク・・・。劇団はそれぞれ個性があるので、やっぱり違う感じがいろいろあって楽しみ感が増していきました。
今日は「アリとキリギリス」のお話でした。最初は“あいちゃん”というMCがあり、いっしょに歌ったり座ったままで踊ったり・・・。子どもたちがリラックスして見ることのできる工夫がありました。
さて、アリとキリギリス。定番のお話なのですが、いいアレンジがされていました。名作のアレンジというのは難しく、一歩間違えばへんてこりんなモノになってしまうのですが、劇団バクさんのはなかなかいいものでした。
勤勉なアリがすばらしい、というだけの結論ではありません。アリさんもみんなの前で歌を披露したりする面も持っていたりします。キリギリスも自分だけの楽しみで歌っているわけではない。みんなの楽しむ姿を見るのがうれしいというアーチスト。そこにとびたいのになかなかとべないチョウチョさんも出てきたりして・・・。
細かい内容より、冬になって、キリギリスがアリに助けを求めた時、アリが自分はキリギリスの歌が好きだよと話しかけるところがとてもよかったです。
アリの生き方も、キリギリスの生き方も、いい。それをお互いに認め合っていい。多様な生き方がある現代だからこそ、このメッセージはとてもいい。自分の歌を褒められてキリギリスが泣く時に、一人の子の目にちょっと涙が・・・。この涙だけでも雪の中にわざわざ来ていただいた価値がありました。
でも・・・。小さいお友だちの中にはかわいいカンチガイも。帰りのバスの中で「何が出てきた?」と聞いた先生に対して「アリ」「カエル!」といったSくん。ん・・・カエルは出てきてないぞ。緑はカエルっていうイメージだったのかな・・・。でも以前は暗くなっただけで内容どころではなかったSくんにしたら、よく最後まで見られたよね。