らんこ先生のようちえん日記

能登半島にある幼稚園での小さな出来事の日記です。

おじいちゃんの笑顔

2008-11-28 17:50:04 | Weblog
「死」というものは、子供達にとって衝撃的な出来事だ。だからその事について一言もしゃべらない子も時にはいる。或いはわざとおふざけしてしゃべる子もいる。
今までいろんな子がいた。

今朝、おじいちゃんを亡くしたAくんが、らんこ先生のところに言いに来た言葉は「おじいちゃん笑ってたよ」、だった。
なんだか優しい気持ちになれる一言だった。「死」がつらくないわけもなく苦しくないわけもないだろうけれど。家族に見守られての最期の時が、Aくんの心に強く残るだろう。その「笑顔」がおじいちゃんの記憶として残るのなら、すばらしいことだと思う。いいご家族だなと思う。
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ガクフとらくご

2008-11-27 12:33:50 | Weblog
今週、お部屋の時間には「献金箱」を作っています。クリスマスにむけて「贈られる喜び」だけではなく「贈る喜び、捧げる喜び」も知ってもらいたいという願いを込めて。各クラスではそれぞれクリスマスにちなんだデザインで作っています。
年中さんのお部屋は天使。天使さんが手に楽譜をもって讃美歌を歌っているという感じです。
S先生がお話ししながら製作が進みます。お部屋に入った途端、のりのにおいがプンプンするほど、みんながのりをべったりしっかりつけて作った天使さん。それぞれとてもご自慢のできだったようで、カメラにむかって自分の天使をつきだすように見せてくれました。
お顔、お体ができて、いよいよ最後につけるものといえば・・・。
「さあ、最後に天使さんのお手手にもつものはなんだっけ?」
すると元気いっぱいに「ガクゴ!」とDくん。楽譜と落語がまじってしまったか?
「楽譜」という言葉が子供には難しい言葉ですね。その後楽譜とは何かの話になり、お母さんがピアノの先生をしているAくんは「ウチに楽譜いっぱいあるよ」と言い、お姉ちゃんが2人いるYくんも、「ウチにも2つあるよ」とお話ししてくれたのでした。
ちなみに「ラクゴって何か知ってる?」と聞いてみると、残念ながら誰もしらないようでありました。

えー私事ではありますが、入院以来「落語」にはまっているらんこ先生。それもちょいと古い(だいたい自分が子供の頃に活躍していた方々)のです。小さんとか圓生ですね・・・。園長先生がもともといっぱい持っておりまして・・・。大家さんとかご隠居さんが出てくるストーリーがお気に入りです。自分がだんだんその領域に入ってきたのかもしれません。
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パソコン君のご機嫌

2008-11-26 21:42:27 | Weblog
10日ほど前からパソコンの調子がおかしくなっておりました。でもごまかしごまかし使っていて、あれかな?これかな?と思いながら作業を続けました。
そして5日前ついにディスプレイになにも表示されなくなり・・・。
他のパソコンで作業をしようとしても、データもプログラムも十分ではなく時間ばかりがかってしまい・・・。結局ディスプレイくんの液晶が悪いらしいということになり、あわててディスプレイ交換。ところが本当にパソコンの事をわかっているわけではない私にとってはほんのちょっとした変化で作業が倍も3倍もかかってしまいます。かなしい・・・。
それにつけくわえて、今朝はプリンターくんまで・・・・。今日はお誕生会でお写真を印刷しなくてはと思ったら、いきなり真っ赤な写真がでてきて、がーん!お誕生会に写真が間に合わないという悲しい事態。幸いプリンターの方は単純ミスですぐに問題解決。

パソコン君、調子が悪くなるなら、あまり忙しくない時にしてくれぇ・・・。月末はやめて・・・。というわけでようやく先ほど園だよりが完成し、ただいま印刷中となったのでありました。こんな状況で作ったので、間違いが多そうだなぁ。
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春のために

2008-11-25 20:49:07 | Weblog
11月も残り少なくなってきました。昨日はお庭にユキムシがとんでいました。もうすぐ冬。
さて、冬を迎える前にどうしてもしておかなくてはいけないことがまだ残っていました。それはチューリップの球根を植えること。前に年長さんと年中さんが大きいプランターにしたのですが、その後は行事があったり天気が悪かったりで、まだまだ植えなくてはいけないプランターが残ってしまったのです。
お昼ご飯の前、小さいお友達が一個ずつ球根を手に持ってプランターの前に。H先生の、「さあ、球根さんを土の上においてあげましょうね」というお話を聞いて、大事に持った球根を土の上に。上下も??な子供達。そしてなぜか仲良しのお友達の球根とくっつけておいちゃう子も・・・。バランスよくおくっていうのは大人の感覚なんですよね。
お昼ご飯の後は主に年中さんが残りのプランターに球根をうえてくれました。「僕たちが年長さんになったら咲くチューリップ。」
ちょうど作業が終わった頃、空からは雨。変わりやすい晩秋の北陸のお天気。明日はどうでしょうか?


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パスタはこわい・・・

2008-11-20 20:34:20 | Weblog
今日は年中さんと年少さんが七尾美術館に絵本原画展を見学にいきました。見学の最後にアートホールで、映画を上映してもらいました。
今日は、まほうつかいのノナおばさんというお話。トミー・デ・パオラ著の絵本です。ストーリーとしては、よくある「さわっちゃいけないといわれているものを使っちゃったら大変なことになってしまった子供の話」であります。ミッキーマウスの魔法使いの弟子にも通じる物語であります。機会があったら是非親子でよんでいただければと思いますので細かいストーリーは省略いたします。
大きな画面、スクリーンで見ると迫力があったのは、パスタができすぎて町中がパスタだらけになるシーン。パスタもいっぱいありすぎるとこわいぞぉ。おいしいパスタだっていっぱい食べなきゃいけなくなったらひどいぞぉ。お約束を守らないととんでもないことになるんだぞぉ・・・。それがユーモアたっぷりに描かれているのでありました。
しばらくパスタ・スパゲッティを食べるたびに大きな画面いっぱいにパスタが街を攻めてくるシーンを思い出しそうです。子供達の中にもスパゲティを食べながら不可思議なことを言う子がいるかも・・・しれません。
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102枚のおようふく

2008-11-18 21:02:17 | Weblog
昨日どろんこになりながらとってきた白菜。今日はその中の大きいのをもってきて、毎年恒例の「白菜のお洋服は何枚?」をやってみました。去年は54枚。毎年だいたい60枚ぐらいなのです。ところが今年は・・・。
収穫した時にあまり外側の葉っぱをとってないだろうなあと思うものを選んでやってみたので、いつもより多いとは思っておりました。
1,2、3,4・・・と一枚一枚葉っぱをとりながら数えていきます。最初は大きくて緑色の葉っぱ。それがだんだん小さくなって色も薄くなっていきます。
31,32、・・・・50。キリのいいところになると、指さししながら1からみんなで数えてみるというのを繰り返しました。(こんな経験も小さなお友達にとっては“数”がわかるいいきっかけになります)。
50をすぎてもまだまだありそうな葉っぱ。去年と同じ54がすぎてもまだまだ。
ここでみんなに聞いてみました。
「何枚ぐらいありそうかな?」
そこでは「80枚ぐらい・・・」という答えが多かったかな。
けれどもまだまだとってもとっても葉っぱは残り、ついに100!最後は結局102枚で終了となりました。
そこで、また1からかぞえて102。今まで何年もやってきて100を超したのは初めての事でありました。
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人生ラクありゃ苦もあるさ

2008-11-17 21:18:40 | Weblog
今日は年長さんと年中さんと一緒に白菜と大根の収穫に出かけました。
朝早くは天気が悪くていくのをあきらめていたのですが、10時頃には晴れてきたので、あわててお支度をしてでかけることになりました。何人かのお母さん達にはわざわざ長靴を持ってきていただいたり・・・でご迷惑をおかけしました。
収穫の最初は曇り空。それでもでっかい白菜をもってぬかるんだ畑を歩くのはなかなかきびしい。足をすべらせたり、手から白菜が落ちてしまったり・・・。「もうやぁだ」という泣き言も・・・。
大根の収穫の時には小雨が降ってきてしまいました。なんてこった!葉っぱの先までの長さとしたら、自分のお体ほどの大根。引き抜くだけでもたいへんなのにそれをもって歩くのは一苦労。一生懸命持っていたのに転んでしまい、目の前でポキンとおれてしまい泣きそうになった悲劇もありました。
「ね、たいへんでしょう。だから小さいお友達はつれてこなかったんだよ。みんなは大きいからできるよね」なんども何度もそんな声をかけながらの収穫作業でした。そういわれると、自信と誇りを取り戻してまたがんばる!
終わった時には手もドロドロ靴もドロドロお洋服も汚れてしまいました。でも収穫できた喜びと達成感のある自慢げなお顔。

この一週間はりんごがりに児童館訪問に、収穫感謝礼拝におもちつき大会そして白菜収穫と盛りだくさんな日程でした。カメラマン根性とでもいいましょうか、子供達と一緒にでかけてカメラを持って撮影している間は、急に体に力がでてきて、元気に動けるらんこ先生。でも夜になるとその分ぐったりであります。
今日はそんな時には悩まず見られる「水戸黄門」を寝っ転がってみておりました。
「人生楽ありゃ苦もあるさ 涙の後には虹も出る 歩いていくんだしっかりと自分の道をふみしめて」。おなじみの主題歌でありますが、それを聞くとでっかい今日の子供達の顔が思い浮かんできました。そして、楽な簡単な事ばかりじゃないけど、汚くなることもあるけど、何かをやりとげることは大事なんだって、今日白菜や大根を食べながら感じてくれたらいいなぁと思いました。「大変だからいや、汚くなるからいや」ではなくて、やってみようよ!

「人生涙と笑顔あり。そんなに悪くはないもんだ。なんにもしないで生きるより何かを求めて生きようよ。」
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小さな詩人

2008-11-14 18:46:07 | Weblog
今日は収穫感謝礼拝。子供達はお家からいろいろな野菜や果物を持ってきました。一人ひとつずつ手に持って礼拝堂に入り、講壇のところにおいて、おささげします。にんじん、だいこん、りんご、みかんという定番のものから、ムラサキいもなどのちょっと珍しいものまで・・・。
さて、感謝礼拝が終わったあとは、恒例の「野菜まっぷたつ」。いろんな野菜をタテ、よこに切ってみてどんな形かを見てみます。
切る前にこれはどんな形かなぁ・・としばらく考えてもらいます。
りんごを切る時には「星の形」というステキなお答えが・・・。またみかんの時にも「花火の形」というロマンチックな声。うーん、詩人だねえ。
もちろん子供らしく?、大根をタテに切った時に「ちんちーん!」と大声をあげた子もいたのでありました。
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土の中から落花生

2008-11-12 21:42:19 | Weblog
春にうえた野菜の苗の中で、一つだけまだ収穫をしていなかったものがありました。それは「落花生」。ピーナッツです。
殻付きピーナッツ。食べることは多くても、どこに実るのかは意外に知られていないもの。
今日年中さんと年長さんと一緒にこの落花生を収穫してきました。
ちょっとしおれてしまった苗をひっぱるとそこから出てくる、見たことあるような殻。土の中から出てくるんだということが大発見です。

さて、「落花生」という名前に実は、どうしてこの実ができるかという謎が隠されております。これもわかると、へー!と思える事なのですが、子供達にはそれは明日改めてお話できたらと思っております。もしご存知なかったら一度調べてみると楽しいですよ。
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おかーりー

2008-11-11 17:53:11 | Weblog
今日は小さいお友達のりんごがり。
りんご園にある、りんごの木を嬉しそうにながめるちびっこ達。
「一人一個」のりんご。小さい子は小さい子なりに一生懸命選んでおりました。大きい子と違って、「大きさ」「赤さ」を比べるよりは、なんとなくフィーリングでピーンときたものを選んでいく感じ。あまり小さいのやまだ熟していないようなのはもう一度とってきてもらったりしたのですが、それなりにこだわりがあるようなので、ちょっぴり小さめのを持っていった子もいたかと思います。
そして、今日もりんご園の中でりんごを食べてみました。最初に少し大きめのをあげて、もしかしたらそれでもう満足かなぁと思ったのですが・・・まだ一つ目のりんごを配り終わらないうちから、「おかわりー」の声。小さな小さなお友達まで、「おかーり」「かーり」「りー」と連発。こんなに食べていいのかなぁと思うほどいっぱい食べたりんごでありました。
お家に帰って自分のとってきたりんごをお母さんにむいてもらって食べたらまたまたいっぱい食べるんだろうなぁ。
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