らんこ先生のようちえん日記

能登半島にある幼稚園での小さな出来事の日記です。

小さい子につくってあげたかぶと

2008-04-30 23:27:18 | Weblog
新聞紙を折って作った「かぶと」。こどもの日にはつきもの小道具ですよね。
今日は年長さんがお部屋で「かぶとづくり」。新聞紙で折った後、紙テープや折り紙で装飾したオリジナルかぶとのできあがりです。
さて、そこからです。自分たちの分だけでなく、小さい子にも作ってあげようかということになりました。でもいつ作ってあげればよいのかな?
さいわい、今日は水曜日。みんなで多目的ホールでごはんを食べる日です。そこでごはんの後、年長さんのお部屋は「かぶと」づくりの工場?に変身。小さい子がお部屋に入ってくると、「作ってあげようか?」と年長さんが近づいてきてご案内。さすがに小さい子に全員作ってあげることはできませんでしたが、かなりのお友だちが持ち帰ることができました。
今日は4月30日。新しい教師達と新しい試みにチャレンジしてきた一ヶ月でした。幼稚園での仕事に関わってきて、毎年何か少しずつ新しいことに挑戦したいと願っています。去年を知らない新しい教師達は、いろんな新しいアイデアを運んできてくれ、なかなか楽しい毎日を過ごせた4月でした。(もちろん新人ならではのミスもあるようですが・・・)
ところで、アルバムの完成を4月末と定めてがんばってきたらんこ先生。今年もちょっとだけ新しい要素を入れることができた、のですが、最後の仕上げと思ったら一枚2枚と足りなかったりして、やれやれです。
すいません。2日延長します。5月2日の午後にお渡しできるようにがんばります。
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こいのぼり完成

2008-04-28 19:24:42 | Weblog
先週各クラスで作ってきたこいのぼり。
今朝子供達が登園してくると、それぞれのお部屋に飾ってあったこいのぼり君達。一つ一つが個性的な仕上がりで、「ボクのはこれ!」とすぐわかるような感じです。
今日はそのこいのぼりをいろんなところで泳がせてみました。
ホールを走り回ったり、ベランダで高くかかげてみたり、お庭でかけっこしたり・・・。みんな自分のこいのぼりがとても自慢そうでした。
まあ、中には元気よくはしりすぎて(ちょっと振り回してしまって)、こいのぼりくんが棒をはなれてぴゅーっと飛んでいってしまい、あわてて拾いにいくなんてこともありましたが・・。
今年は子供達がするところをちょっとずつ増やし、ふきながしにしても、うろこにしても、子供達が選ぶところ・自由にするところを増やしてみました。結果、ちょっとへたくそに見えるかもしれません。年長さんは目玉を丸く切るのにも挑戦しましたので、でこぼこかも・・・。でも苦労したからこそ愛着がわくというものであります。
「貼る」という当たり前の事も、子供達の自由な発想にまかせてみました。これは年長さんの作品。お母さん鯉のぼりの上に、子供こいのぼりをのせましょうというわけですが、なぜか恋人のようにラブラブなミニこいのぼり。なんかかわいいですよね。大人にはない楽しい発想ですね。
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おにわの隅で

2008-04-25 21:32:50 | Weblog
幼稚園のお庭の金網フェンスのところに春になるとヒヤシンスやクロッカスの花がさきます。実はこれ、水栽培が終わった後の球根を毎年毎年埋め続けて、その後は勝手に出てくるようになったもの。最初は水栽培の後にできた小さな子供の球根を捨てるのもなぁと思って埋めてみたのでした。ところが、意外にも毎年毎年花をさかせてくれるのです。植物の命ってけっこう強いですね。
少し遅くなりましたが、今日、年長さんと年中さんに、その作業をしてもらいました。今年は去年の工事で埋め返したりした場所に。お庭のヒヤシンスも、水栽培の後のヒヤシンスも、枯れてしおれていたので、説明がしやすかったらんこ先生でした。
年中さんと埋めている最中のこと、穴の中から大きなミミズが出てきたのです。それはとっても立派なミミズで、子供達の指より太いかもというものでありました。とっても嬉しそうな子供達。何人かのお友達はミミズを囲んでジッと見つめています。
「大きいミミズだから、先生にも教えてあげようか?」とらんこ先生が言うと、年中担任の所に大喜びで報告にいった子供達。「ミミズがいるよ!」と言われて、一応にこやかに見に来たSB先生。(きっとミミズも苦手だよねぇ)少々、びびっているのですが、子供達には「すごいねぇ」「おおきいねぇ」と言っておりました。
そこで、「むかし、ミミズをあつめて、先生に「ラーメンだよ」と言った子もいるんだよ」とお話ししてみると「それはちょっと・・・」とSB先生。
今はまだそれほどムシがいないのに、なぜか虫取り網を手にお庭を歩き回る子供達。これからの季節、どんなステキな虫探検が繰り広げられることか・・・。楽しみだよね、先生達!
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わがままな人

2008-04-24 23:34:24 | Weblog
今朝テレビで見た星占い、蟹座は11位。そして「わばままの人はムシして」というアドバイス。
これは困った。なにせ幼稚園はわがままな人だらけ。だって子供はそもそもわがままなもの。空気がよめないものである。そもそも完璧に「空気がよめる」子供なんてヘンだ!
今日もこいのぼりづくりが続いている。目玉をおしりの方につけたいと言う子。突然「おしっこ!」と言う子。「(ふきながしの)キラキラは一つだけね」と先生がお話ししても「全部キラキラにしたい!」と訴える子。机のスペースが「狭い」と文句を言う子。
でもわがままは大事な自己主張。小さいときにちゃんと自分のお気持ちが表現できなきゃ困っちゃう。だから子供はわがままでないといけない。成長していくうちにだんだん周りの状況に合わせる術を知って欲しい。
今日もマイペースなHくんをおいかけていた時の事。捕まえた後で「おしおきだべぇ~」とドクロベエさま風言いながら、持ち上げたら妙にうれしがられてしまった。「もういっかいおしおきして」とHくん。このワガママはムシすることにしたらんこ先生でした。
でもなんだかんだと言いながら、自分の納得がいくまでアルバムを作り続けている、らんこ先生こそ、究極のワガママかもしれません。
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きやりとこいのぼり

2008-04-23 18:05:44 | Weblog
今日の朝、魚町の若い衆がきやりをうたいに来てくださいました。いつもはやんちゃなD兄弟が、とっても神妙なお顔で聞いているのがとても印象的。そしてちょっと緊張しながらマイクをもって子供達に語りかけたお父さん(年々しゃべりがうまくなっているような・・・)とそれを聞いているTくんの両方の耳が赤くあかくなっているのが、なんか「親子」でありました。
さて、その後、各クラスではこいのぼり作りをいたしました。
若い先生達に、副園長&主任のB型コンビからしたアドバイスは、何よりも「自分でつくる」ことを重視すること。たとえ多少先生の意図とは違う向きや場所になっても・・・。
あわてんぼうさんで違う場所を切ってしまったり、むきが反対で貼っちゃったり・・・。それもある意味それぞれの個性であります。今は4月。きっちり作るより「楽しく作る」「自分でしたという達成感を味わう」方を大切にしたいと思います。
年少さんのつくったこいのぼりを見に行ったら、あまりにものりがべったりついていて、どこにおいても何かにくっついてしまいそうなのでした。
そこで洗濯ばさみで上の網にくつけてみました。「のりづけの干し魚」というかんじでしょうか。午後6時をまわって見に行ってもまだちょっとべったりしております。
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新人教師の試練

2008-04-22 22:53:54 | Weblog
昨日「こいのぼりトンネル」をした後のこいのぼりをホールに飾りたいと言い出したSA先生。園長先生の力もかりて、5匹のこいがホール頭上に泳ぐようになりました。今朝改めてそれを見ながら、「若者の発想はなかなかおもしろいなぁ」「若いもんは元気でいい」と思っていたらんこ先生。
ところが、その横に元気のない若者が一人。ちょっと体調を崩しているという年中担任。でも「大丈夫?」と聞くと、「だいじょうぶです。いつものようにします」というのだが、どうも顔色が悪い。「これは命令です」と言ってプールに入るのをやめさせ、午後のバス乗務もやめさせることにしました。
新人教師が誰もが一度は体験する試練。体調管理。だいたい新人は最初の頃は、夢中で仕事をして、気がつくと風邪をひいたりします。
みんな一度は経験のある事なのですが、本人にとっては一大事。他の先生に迷惑をかけてはいけないと余計に無理をしようとするものです。でもそれはもっといけない事なのです。
私は教師が体調が悪そうな時は正直に子供達にも話します。「今日、S先生はおかぜだからね。大きい声が出ないからみんな静かにお話きいてあげてね」、今日も年中さんにそうお話ししました。子供達は素直にその言葉を聞いてくれます。先生だって体調の悪い日がある。そんな時に教師のこともいたわることのできる優しさを子供達は持っていてくれると思っています。その子供達を信頼して、明日は楽しくこいのぼり作りをしてほしいなぁと思っています。
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こいのぼりのトンネル

2008-04-21 19:33:10 | Weblog
今日のホールの時間、司会のSA先生が袋の中からとりだしたのは、でっかいこいのぼり。S家でおにいちゃんが小さい頃には風になびいていただろうそのこいのぼり、最近はずっとしまったままだったらしいです。
こいのぼりの制作を始める前に、こいのぼりを間近に見てみよう!ということでホールの真ん中にならんだ、こいのぼりファミリー。
そして、こいのぼりの大きさを体で体験してみよう!と、一人一人こいのぼりの中を通ってみることになりました。お口からはいってしっぽに出る。けっこう長いんですよ。みんなワーワーキャーキャー楽しそうにくぐっていました。
ちなみに、先生の中では一番細い、H先生もくぐってみようとしましたが、ちょっとムリでした。こいのぼりのトンネル、こどもだからできたステキな体験なのでした。
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17年前の卒業アルバム

2008-04-20 19:26:52 | Weblog
昨日の午後のことでした。年中担任SB先生が、年長担SA先生の幼稚園時代の写真を見たいといったので、職員室に並んでいる卒業アルバムのなかから、SA先生の時のアルバムをひっぱりだして見せました。「大きくなったら」でアイドルに扮したかわいいAちゃんの姿があるのでした。
それはちょうど園舎を改築した1990年度の卒業アルバム。まだいろんな条件が整わず2年分の流れをはったものでした
実はらんこ先生が卒業アルバムを作り始めたのは、その前年1989年度の卒業生の時からでした。元々の予定では1989年の秋に新園舎が完成するはずでした。それがいろいろな事情で不可能となり、そうであるがゆえに、旧園舎での最後の卒業生となった彼らのために、ふるい園舎の写真をいれたものを記念品としておくろうと始めた事でした。
次の年度、つまりSA先生の時は、古い園舎、仮園舎、新しい園舎と3つの園舎を体験した世代。これも一つ一つが思い出深いものなのです。
なんて、感慨にふけっている暇はない!らんこ先生。まだ卒業アルバムができない!あせればあせるほど、作業がすすまず、ハプニングが発生し・・・。
と言っても妥協はできないB型性格。ごめんなさいと思いつつ、もう少しお時間をいただきたいと思っております。
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幼稚園教師の仕事

2008-04-18 16:33:35 | Weblog
幼稚園の先生、というと子供達と一緒にニコニコとあそんでいて楽しそうな仕事であります。実際小さい子供達と一日を共にすることにおもしろいこと、楽しいことが多く、おそらく他の多くの職場より笑いに満ちているのではないかと思います。
けれど、楽しいことばかりではありません。子供達はよく失敗します。それをお片づけしてあげるのも大事な仕事。また、環境整備は教師の仕事の一部ととらえますので、掃除は教師の仕事。時に子供達を叱るのも大事な仕事。いろんな書類を整えるのも仕事。いろんな仕事があります。
4月から教師として働き始めた者にとっては、一つ一つ学びながら、仕事をしています。
時には個人的には苦手な事もあるのです。でも教師として子供達の前に立つ以上、笑顔でそれをしなくてはいけません・・・。
今日、園児全員で「かぶとむしの幼虫」にさわりました。教師の中に本当はそれは苦手な方もおりまして・・・。けれど子供達に「こわくないよ、さわってみようね」と言う以上、ここはがんばりどころです。
というわけで、年中担任の手にのせられた「かぶとむしの幼虫」。全部で20匹。
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お道具のつかいかた

2008-04-17 22:21:24 | Weblog
幼稚園の中で使う、「お道具」。はさみ、のり、クレヨン・・・。今週は各クラスでそんな「お道具」を使う機会をもっています。
大きいクラスは、ある程度経験があるわけですから、実際に制作をしたりしてみます。楽しく制作するのが一番大事ですが、担任が替わって初めての制作は、どの子が何が得意で何があまり得意でないかをみる機会にもなります。これからどんなふうに話しかけていったらいいか・・などを考える参考にもなります。
小さいクラスは、初めて使うということを前提に、先生が使い方をお話しし、実際に使ってみるという体験をします。今日年少さんが使っていたのは、「のり」。考えてみると今普通のお家に、こういうのりはあまりないですよね。とめるのはほとんどセロテープ。のりがあってもスティックのりかな?
でも幼稚園では「のり」。人差し指にのりをつけて、ペタペタ貼り合わせます。のりの量や場所、大人にとっては当たり前の事が、子供達には新鮮な体験。ちょっとずつつける子。たっぷりつける子。いろいろです。一人一人の個性がここでも表れてきます。自分でぬった「ぬりえ」を画用紙にはるという単純な制作も大騒ぎでありました。
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