もう遊ばんから・・・

年長さんにとっては今日が本当に最後の登園。
なのに、いえ、だから、今日はトラブル多発！「・・・くんが・・・した」「たいそい」「・・・ちゃんがいやなこといった」
そして「もう遊ばなんから！」と涙。
そんなこと言ったって、もうみんなでここであそぶのはなかなかできないんだよ。わかっているからこその「もう遊ばなんから！」なのです。
中でも金沢へのお引っ越しをあさってに控えたＫくんは「おれ、どうせ金沢いくし」と言いながら、わざとケンカごし。
やっぱり最後までこんな感じなのね。でも本当にケンカするほど仲がいいクラスだったね。

明日が本当の最後の日。

明日が春期保育前半の最終日。つまり、卒業式後も預かり保育としてきていた年長さんにとって本当の最後の日。
「また幼稚園にはいりたいなぁ」とＡちゃん。「じゃあ、またＤ先生のクラスにはいろうか？」というと大きく首をふります。
３月末でお引っ越しが決まっているＫくん。「いく小学校は・・だけど」と強がっているけれどちょっぴりさびしそう。
あえなくなるというわけではないけれど、やっぱり寂しい最後の日。

お母さん達とお話ししていて

今日は母の会の役員会があり、地震後初めてお母さん方とゆっくりお話しする時となりました。それぞれに大変な経験をされたようで、お子さんと一緒に机にもぐった方、「お家がんばれ！」と声援を送っていたという方、いろいろでした。
幸いだったのは、どなたもおケガがなかった事。
そして一番心配されているのは、やはり子供達の心の事。それなりにショックを受けている子供達にいつも通り接してあげたいという思いをどの方も持っておられるようです。お父さんが地震のその日にはずっと仕事に緊急招集されたという方もかなりおられ、母と子でお家の中で少々心細かったという思いもされたようです。でも、母は強し！ですね。
それから、輪島や門前に親戚や友人がおられるかたも多く、それぞれにご心配のようでした。
又、「遠くの友人から水が届いた」という話しも何人もの方から聞きました。
中には家具をとめる為にとかまぼこの板が送られてきたという方も・・・。
そして、みんなの共通の思い、それは「早く日常を取り戻したい」という事。
余震がもうおこりませんように・・・。

ウルトラマンのうた

地震から２日、表面上は元気な子供達。余震があっても「今のは小さいね」と流しています。でもあれだけの経験をしたので、それぞれに不安を抱えています。大きい子は一人で寝ていたのに、ママやパパと一緒に寝るようになったり。小さい子は、卒業したはずのおっぱいを急にほしがったり・・・。しばらくは大人が甘やかしてあげないといけないようですね。
今朝のテレビで被災者にアンケートをとったら、５人に一人が不安を抱えていると報道されていました。本当かな？七尾の場合、余震も小さいので、命の危険はないけれど、小さな不安はこんな小さな子だって感じているのに。
さて、そんな気持ちからか、幼稚園で流してほしい歌のリクエストで、一番多いのが「ウルトラマン」の歌。「地震」っていう巨大怪獣をやっつけてくれそうなのかな？「胸につけてるマークは流星・・・」と一番最初にウルトラマンの歌を大声で歌っている男の子達です。

七尾の町の中

お昼頃買い物をしに、いくつかのお店にいきました。１００円ショップの一つが閉店している他は、みんな平常通りに営業をしていました。どこも棚のものが落ちたりして、大変だったようですが、かたづけてなるべく平常通りに店をあけています。ありがたいことです。七尾の街は１９９１年に台風１９号でもかなりの被害を受けましたが、その時より落ち着いているように思えます。同じ能登でも輪島や旧・門前町の方がひどいようです。
余震はまだ時々ありますが、注意しつつも、怖がりすぎずにいきたいと思います。

地震の翌朝

大地震の翌朝。幼稚園はいつもの朝を迎えました。こういうときにできるだけ平常通りしたいと思っています。
子供達に「大丈夫だった？」と聞いてみると、「おもちゃがとんできた」「お家は大丈夫だったけどお店のものがたおれた」「コップがわれた」・・・。中には「ジェットコースターみたいだった」という子もおりまして・・・。以前台風１９号の後もなぜか子供達は自分の被害がいかにすごかったかを自慢するという不思議な会話をしていたのですが、今回もそのようです。もちろん冷静に「ボクは金沢のおばあちゃんのお家にいたから大丈夫だった」という子もおります。また、お父さんからの話ではこわくていつ外に出てもいいようにジャンバーを着て寝たという子もいたようです。
まだ少し余震は続くのでしょうが、こんな時だからこそ、子供達にいつも通りの笑顔があるように、不安なく楽しく過ごせるように心がけてあげたいと思います。幼稚園の中は普段通り変わらないよ、と。
ただ、Ｈ先生はインフルエンザでお休みです。そこがちょっといつもと違うかな？

生まれて初めての大地震

地震がありました。小学生数人と教会学校をしていたところでした。かなりゆれましたが、震度５くらいかと思いました。小学生が言うには地震体験カーの６はもっとすごかったから、５だというのです。
お母さん方が集会に使う部屋の本棚がたおれたり、お母さん方が使う２階の台所の食器が少し落ちて割れたりしました。でも不思議と幼稚園の子供達が使う部分は花瓶一つ落ちず、無事です。
最大の問題は、電話の主装置が壊れてしまった事。専門家に見てもらわなくてはいけないのですが、地震の時になんか線が切れてしまったのかウンともスンとも言いません。緊急用の設定でなんとかとれないことはないのですが・・・。
外観は大丈夫そうなのですが、よーく見ると駐車場の方にひび割れがあったりします。七尾全体の中では被害は少ない方のようですが・・・。
５才の子から８０をすぎた方まで、口にすることは「初めてこんなおそろしい地震にあった」です。誰にとっても初めてでびっくりでした。

年度の終わりに・・・

今日が終業式。今年は特にお引っ越しでお別れのお友達が多く、ホールの時間に前にでてきてもらい、ずらっと８人並ぶと、本当にさびしい気がします。
（その時、いい角度で写真をとろうとして、らんこ先生ははでに転んでしまいました。転んだことより、その写真がとれなくて、ガッカリしております。）
各クラスそれぞれに「お別れ」の時間があり、ちょっぴりシンミリとした雰囲気でした。
その中で、早くも新年度に向けての動きをするお友達も・・・。Ｋ先生が大・大・大好きなＴくん。スキあらばだっこしてもらおうとＫ先生に接近。そして、次のボクの先生はこの人！とばかりにアピールをしてきます。「Ｔくんがよい子じゃなかったら、Ｋ先生にならんよ！」というと真顔でお片づけに一生懸命になったりするので、彼の気持ちは真剣なのでしょう。違ったらガッカリするかな？
でもねぇ、それを決めるのは園長先生なんだなぁ・・・。らんこ先生にもわからないんだなぁ・・・。まあ間違いなくＤ先生はＤぐみなんだけど。

自分たちで考えて・・・

今日は朝からクシャミがよく出るらんこ先生。そのたびに、「うーん、これは卒業生のお母さん達が“アルバムいつできるのかしら？”と噂してるに違いない」とおもってしまう・・・。さすがにもうそろそろまずいなぁと思いつつももう若くもない体力。そこで今日は決心して、子供達の前にあまり登場しないで、事務仕事をこなすことにしました。
「今日はくじびきおやすみね」と朝何人かの年中さんにいって雲隠れ。しばらくして戻ってくると、「おおあたり」の声が・・。見ると年中さんが自分たちでくじ引きをつくってしているのでした。他にながーいゴムをつなげて“さかなつり”をしていたり、アイデアあふれた男の子達。中には１万円札を作っている子までいたのです。「１００００￥」と￥マークが左ではなく右についているのは、子供らしくていいところ。
よしよし、自分でいろいろ考えられるようになってきたぞ。たのむよ、新・年長さん。

卒業したよ！

小学校の卒業式を終えた、女の子が４人幼稚園にやってきました。うち二人が卒業生。七尾では小学校の卒業式に中学の制服を着るので、まるでもう中学生のようです。一人は身長１６５㎝！でかっ！
玄関にある、「ようちえんのおかね」を見て、「あー、なんかこれ集めたことある」とＲちゃん。「でも集めて何したんだっけ？」と考え込むのでありました。
ハハハ、幼稚園時代は集めるだけで楽しかったのよ。
何はともあれ、２度目の卒業、おめでとう。