2016年・ドイツ14回目の旅 No.16
- リーメンシュナイダー彫刻に感銘を受ける日本人女性 - シュヴェービッシュ・ハルにおいてもまた。
◆10月24日(月) 電話でインタビューを受ける 23~24日で8000歩
夜中に鼻づまりで目が覚めました。昨日も鼻がグスグスしていてホルストがシュヴェービッシュ・ハルで売られているドロップをくれたのでしたが、それがよく効くのです。そのドロップをもう一粒口に入れたら次第に鼻が通って、そのまま再び眠ってしまいました。まだ疲れが取れないのかもしれません。
朝食は昨日いただいた様々な食材で済ませ、目の前のミヒャエル教会を見て回りました。10時に待ち合わせでホテルの前へ。今日はヴュルツ財団の美術館を見に行かないかとの提案。三津夫はまだ見たことがなかったので賛成し、町の中を歩いて行きました。もうマリアンヌとのおつきあいも10年になるのだなと思いながら。それでも、館内の移動は結構階段が多く、やはりマリアンヌの足取りは重くて疲れが見えました。
お昼はまたお宅まで車で移動。パンをけずってベーコン、タマネギ、パセリを混ぜて作ったというお団子、レバーソーセージにザウアークラウトなどが出てきて、これまた大ご馳走でした。合間には昔のビデオを見せてもらいましたが、マリアンヌは女優さんのようにきれいで、ホルストもマッチョな実業家といった雰囲気。お金持ちの美男・美女夫婦がビジネスクラスで旅行し、五つ星ホテルに泊まっているのです。だからこそ私たちが二つ星、三つ星ホテルに泊まり、朝食も断って倹約に努めているのが可哀想に思えるのだろうなぁと改めて感じました。
ザウアークラウトを盛り付けるマリアンヌ
昼食後、電話でのインタビューが始まりました。まずはマリアンヌが簡単に私の経歴を話し、私と電話を替わりました。質問はそれほど難しくなかったので誠意を持ってお答えすることができました。
その結果、28日に記事になったのが頁トップにコピーしたものです。日本語に訳すと、およそ次のようになります。
ヨハニターハレでリーメンシュナイダーの聖母子像に熱心な目を向けている人々。東京から来たミドリ・フクダ(右)はこのドイツの彫刻家について2冊の本を出版している。彼女はアメリカ、イギリス、フランス、ハンガリーなどリーメンシュナイダーの彫刻を撮影するために旅してきた。夫ミツオ(左)と共にマリアンヌ・シュピーゲル(中央)とホルストを訪ねてきたところだ。この日本女性とシュヴェービッシュ・ハルの住人はドイツ語交流家族として知りあった。現在66歳のミドリ・フクダは10年前にゲーテ・インスティテュートでドイツ語を勉強したのだ。その後、彼女は年金生活者となった。二人の友情は現在も続いている。 写真 Ufuk Arslan
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