雑感日記

思ったこと、感じたことを、想い出を交えて書きたいと思います。

お盆の墓参り  雑感

2020-08-14 07:17:38 | 私の生き方、考え方&意見

★ 昨日は明石まで『お盆の墓参り』に行ってきた。
 正月・春秋の彼岸・そしてお盆の年4回、墓参りには行っているのだが、
 私の代までは兎も角、息子の時代になったら、
 果たして『墓参りなど出来るのだろうか?』

 ネットで『お盆の墓参り』を検索していたら、こんな文面に出会った。

ある墓石会社が2015年に実施した調査によると、現代人の43%がお盆にお墓参りをしないようです。
その理由として最も大きいのが「面倒くさいから」。確かにお墓参りのために帰省したり、親戚周りをすしたりるのは非常に疲れますよね。』

 世の中の半分の方は、墓参りをしないとか。
 その理由が『面倒くさいから』となってるが、
 現実に『出来ない』ような状態の方の方が多いのではないだろうか?

 昔のように一族が同じ場所に住むという形態がなくなってしまっている。
 我が家の墓は明石市なのだが、私は明石で生まれ本籍も明石で、
 『明石は故郷』と思っているのだが、
 息子にとっては明石は特に関係はないし、
 ましてや鎌倉で育った孫にとっては、明石など全く関係がないのである。

 
★『長寿院』は明石のこんなところにある。
 『天文台』のすぐ隣に位置して、
 柿の丸人丸神社もすぐ近くで、なかなかいい場所なのである。

  



 明石藩主松平家の菩提寺という
 由緒ある立派なお寺ではある。

 


 
 歴代のお殿様のお墓は、上の写真の左の方にあって
 このよう立派なお墓なのである。

 



 私が子供の頃は、伯父が長寿院の檀家総代をしていて、
 当時は伯父に子供がいなくて『お前が継げ』と言われていて、
 小学生の頃から、よく長寿院には連れて行かれていたので、
 もう亡くなられた先代の和尚さんなどはよく存じ上げていて、
 今のお上人がご養子さんなので、
 『昔の長寿院のこと』など、私の方が詳しかったりすることもある。

 戦前は松平家のお殿様の子孫の方がお盆には墓参に来られていて
 伯父宅にお泊りになったりしていたのである。

 伯父はそんなことで至って熱心だったのだが、
 次男の父はそうでもなかったし、私が高校3年の頃に亡くなってしまって、
 父と一緒に墓参りした記憶もないような気もするのである。
 
 端的に言うと、私自身は墓についてもそんなに拘りはなくて、
 私はこの墓に入るのだろうが、
 私の代で最後になるであろうが、それは何とも思っていないし、
 あまり『ムツカシイ話』は苦手なのである。
 

 

 

★ お墓などいろんな事情で無くなってしまうものである。
 
 阪神大震災までは、『古谷家先祖代々』の墓は20近くもあり、
 曾祖父の松平家剣道指南番であったという『古谷満平』の墓などは、
 よく覚えているのだが、すべて地震で倒れてしまって、
 お寺さんが何百というお墓を全部整理されたのである。

 墓の場所を覚えるだけでも大変だったし、
 今は本家と父と母の墓二つだけだが、
 少なくなって何となくホッとしているようなところもある。


 確かに、格式の高い立派なお寺で、
 母の7回忌法要なども、ここでやらせて頂いたり、


 


 
 かっての伯父の関係で、お寺さんも気を遣われるのか、
 彼岸やお盆には、三木の自宅までわざわざお詣りに来られたりするのだが、
 こんなことも私の代で終わりになることは間違いないのである。
 

★ 明石といま住んでいる三木とは約20キロ離れてはいるのだが、
 車で行くと30分ちょっとで長寿院までは行けるのだが、
 電車やバスを乗り継いでいくとなると、これは片道が半日仕事だろう。
 むしろ『行くのは無理』と思ったほうがいい。

 もし家内独りになったら、車の免許など持っていないので、
 『墓参り』など『出来ない』ということになるのだろう。
 
 日本の昔ながらの風習も昭和・平成までで、令和の新しい時代になると、
 どんどん変わって行くのだろう。


 ただ私は、伯父には本当に世話になったので
 少なくとも車の運転ができる間は年4回の墓詣りは続けようと思っている。
 父はあまり、こんなことには拘らなかったので、
 私が墓参りに行かなくても『許してくれる』ような気がするのである。

 お盆の墓参りに行って『何となくホッとして』こんなブログを書いている。


 
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