★森友学園の問題が何とか落ち着いたかと思ったら、今度は学校法人加計学園問題で、元前川喜平事務次官がいろいろと言っている。
このような話の真実は、なかなか解り難いものである。
事実は確かに一つなのだろうが、その時々の立場の違いで『そのこと』に対する想いがいろいろあるのだと思う。
安倍さんは、間違いなくこの問題を後押しする想いがあったのだと思うが、それを前面に言える立場ではないので、ご自身では何も言われなかったということは間違いないのだろう。
周囲はそれを忖度して、推進したのだろうが、それもなかなか『ホンネ』で言えないのはよく解る。
こんな問題を国会で取り上げるのは、ほんとにこの問題を問題にしているのか、ほかのもっと大きな問題を通さないための時間稼ぎなのか?
その辺もまたよく解らないのである。
民進党など野党は、ホントはどう思っているのだろう?
前川さんは、今頃になってなぜ 朝日新聞にこんな問題を『リーク』したのだろう?
前川さんご本人は、この問題を提起して、『どんな動き、どんな結果になったら100点』 と思っているのだろう。
文部省で次官まで務めた人だから、『お役人の世界』で、その流儀の中で一応は生きてきたので『次官』にまでなったのだと思うが、多分お役人や政治家の世界は『忖度の世界』とも言えるのだろう。
朝日が取り上げたら、読売がそれに反発した。
これも『忖度』なのか、誰かが『仕掛けたのか』
この一事を見ても、いろいろあり過ぎて、ホントのところはよく解らないのである。
★話は全然変わるが、いま私は『カワサキの二輪事業と私』 という自分史をネットでアップしている。
二輪事業の場合は、熱烈な末端のファン層がいて、他の業種とは比較できないほど『いろんな情報を知りたがる』し、『それを提供する仕組み』は結構なレベルで出来上がっている、そんな業界なのである。
カワサキの場合は、カワサキだけを特別に取り上げるこんな雑誌も発刊されている。
『社史のようなもの』も、個人の『本』も出版されるし、毎月『業界紙』も、沢山の『専門雑誌』なども発行されて、どんどん情報は流れるのだが、これもいろいろそれぞれの立場もあるし、雑誌は当然だが『売れる』ことをめざすし、同じ事実でもそれぞれ立場によって少しずつ違うようにも思うのである。
すべてが『真実か?』と言われたら、なかなかムツカシイ面もあるようにも思うのである。
出来るだけ客観的に、『私にしか書けないこと』を当時の資料などをベースに書きたいと思ってはいるのだが、
果たして『事実を』書けているのかどうか?
などと、こんな話を聞くと思ってしまう昨今なのである。
★毎日発行される NPO The Good Times 新聞です。