国境の橋から対岸のアヤモンテに一番近い町カストロ・マリムには城塞が2基ある。
13世紀に造られた大きな城塞は以前入ったことがあり,大して見る物もなく感激もしない。
城塞の近くの大聖堂が青空に映えて素晴らしく、この町のシンボル。
メインストリートも日中は大して人がいない。S氏によれば、8月末この町のお祭りは中世の衣装を着た人たちが練り歩くという。
上の頭のない変わった像は、よく見ると禁煙キャンペーンの像だった。
きれいなほとんど人影もない町をあるいて、17世紀の新しい城塞へ行く道を探した。
S 氏がカフェーでビールを飲んでいる間に、城塞に行く近道を見つけた。
ここから見える城塞は小さくて、あれならすぐ見て帰ってこられる・・・と思ったのが間違い。
壁の近くを回ると又同じような壁。
向かいの古い城塞がよく見える。
城塞の外側の荒れ果てた道なき道を必死で歩く。
この高台から見下ろす景色は素晴らしい。塩田が広がり塩の山が見える。
行けども行けども門らしいものはなく、よく似た壁が続いている。
長さ20センチくらいのリザード(いもり?)
何処まで行っても見えるのは高い壁。
行き止まりで降りたところからでも城塞の登り口は分らない。
暑い太陽の下、城塞の周囲をほとんど1周してしまった。
そしてあの白い教会の近くに民家の間に細道を見つけて登っていくと、いつの間にか城塞の中の一部に入っていた。
塩田と川向のアヤモンテが見える。
此の城塞のほとんどトップあたりですっかり何もない。ここで下界を見下ろして写真を写し、城塞の古い木の門の前で10分ほど待った。2時にオープンするとのインフォメーション・センターの話だったのに誰もいない。誰も来ない。諦めて下界へ降りた。
上の写真はエルヴァス(Elvas)ポルトガルの城塞の上空写真。
此の城塞の外壁を歩くといつまで行っても同じような壁を見ることになる。私たちが歩いたこの城塞も外壁が6か所突き出た星形くらいにはなっていたのだろうと思われる。
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