Reiko's Travel 記事と現在の英国事情

在英51年、2020年7月未亡人になって以来、現在英国事情と過去の旅行の思い出を記載。

ポルトガルの旅 (3) ギマランイス (Guimaraes)

2010-11-19 17:31:24 | キャンパーヨーロッパ 2010年



ギマランイスはヴィアナ・ド・カステロから南東・内陸にあり、たどり着くまでの道筋はほとんどがブドウ畑。この周辺で作られたぶどうは、収穫後海岸線の町ポルトへ運ばれかの有名なポートワインとなる。
ギマランイスは旧市街地全体が世界遺産になっている。朝から相も変わらず土砂降りの雨の中、10時過ぎに町の通りの道端に駐車できた。雨の日曜日の朝では観光地といえどもそれほど車も駐車していなくて、おまけに駐車料金も只だった。雨合羽に身を固め、旧市街の中心教会にたどり着くが早いか、またもやバケツをひっくり返したような雨。



 


 


ポルトガルの国を築いた初代国王アフォンソ・エンリケスがここのギマラインス城で生まれている。この城は10世紀に建造され、国王アフォンソは1110年にここで生まれた。今現在では廃墟になっていて、高さ28メータの塔の上まで階段を上ってゆくことが出来る。この塔の上から近くに見える宮殿は現在博物館になっていて、中世の貴族の生活を忍ばせる。
このブラガンサ公爵邸の中の一部にすばらしい小さな教会が在り、そのステンドグラスが入り口から上を見あげると宝石のように輝いていた。



 



 


 


 


ポルトガルの日曜観光でただ一つよいことは、博物館や宮殿の入場料が全部只になることだ。あちこち建物を見て堪能するような天気でなかったから、雨を避けるための美術館や博物館が只なのはありがたい。公爵館を出た後にも又、豪雨で飛び込んだのがアルベルト・サンパイオ美術館、ここは昔の修道院を美術館に改造したのでほとんどが宗教画や聖人像が展示されている。私は宗教画はあまり好きでないが、一枚のフレスコ画に興味を引かれた。左下の絵は16世紀に英国人画家によって描かれた サロメ 。


  

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