Reiko's Travel 記事と現在の英国事情

在英51年、2020年7月未亡人になって以来、現在英国事情と過去の旅行の思い出を記載。

ポルトガルの旅 (4) ポルト(Porto)

2010-11-18 17:35:24 | キャンパーヨーロッパ 2010年



ギマランイスにはキャンプサイトがなくて、この夜はポルトから北11kmにあるキャンプサイトへ行くことにした。この旅に出かける前に、”早めのクリスマスプレゼントだけど ”と娘からカーナビをもらった。スペインからあちこちで使ってみているが、キャンプサイトの住所を受け付けてくれなくて、いつもサイト近くで道に迷った。この日は夕方雨が止んで夕日が真正面から照りつけ、雨にぬれた道路に反射して前方が見えない。道路標識が出ていなかったり、工事中で何度も迂回させられたりで6回も人に聞いた挙句やっとたどり着いた。
このキャンプ場はポルトガルに着いた初めてのサイトと同じ系列で、必ず海辺の林の中、料金も安く、保安管理が行き届いている。おまけに2泊以上するとポート・ワインを一本プレゼントしてくれる。ポルトガルの全部のキャンプ場リストをもらったから、安心してゆくことが出来た。



 


ポルトはリスボンの北方300kmにあり、ドロウ河の北岸の起伏の多いポルトガル第2の町だ。元はといえばローマ時代にこの土地はポート(港)として栄え、名前がそのままポルトの町の語源に成った。。又ポルトガルの国名もこのポルトが語源であり、昔からポルトガル一の重要地として栄えている。川岸には主要なポートワインの会社の倉庫が立ち並び、旧市街の歴史地区や川岸のワイン倉庫などは世界遺産に指定されている。


 

このところ2週間以上も雨の降らない日がなかったのに、とうとう晴天に恵まれた。朝からバスで片道1時間以上もかけてポルトの町へ繰り出した。バスの終点は、旧市街へ入る岡のてっぺん。ここには18世紀に建てられたグレゴリス教会が在る。76メーターの尖塔が青空を突き刺している。どこへ行くにも坂道を降りなければいけない。急な坂道を50メーターほど下りると立派な建物が立ち並ぶリベルダーデ広場に出た。この広場を一回りして写真を取り捲ったが、歩いていてはこの町全体を見ることは出来ない。
オープンデッキの観光バスが走り回っている。赤いバスと黄色のバスで違う2社が営業している。24時間13ユーロで3つの違うコースを行くとの事、黄色のバスで12時過ぎから出かけた。

 


川岸の大きな建物は過去にはワイン醸造所から今現在ではワイン博物館になっているとの説明。左岸から見るこの町は又格別、本当に世界遺産にして当然のすばらしさだった。特にこの日のように晴天のこの町はどこを見てもただ感激!!!


 


右下はサン・ベント駅、元修道院の跡地に建てられ、あまり駅という感じがしない。駅ホールの壁にはこのポルトガル一体で見かけるブルーのタイル画(アズレージョという)でポルトにまつわる歴史が描かれていた。



 


左下のアズレージョは大きな教会(名前は知らない)の外壁でこのようなタイルの壁はいたるところにある多くの教会で見られる。左岸のワイン貯蔵庫は今では観光客用の試飲室になっているという。右下は大きな屋根がずらっと並んでいるワイナリー。


 



 


翌日朝から乗った観光バスでは、郊外や海岸線の城砦とモダンポルトを見て回り、お化けくらげのような通りのオブジェや前衛的な音楽ホールなど一応全部見て回り、充実した2日間だった。


 


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