Reiko's Travel 記事と現在の英国事情

在英51年、2020年7月未亡人になって以来、現在英国事情と過去の旅行の思い出を記載。

スペインの旅 (7) ポートシン(Portsin )

2010-11-23 14:48:32 | キャンパーヨーロッパ 2010年



嵐の翌朝はほとんど奇跡と思えるほど晴れ渡り、うろこ雲が散らばっている秋空。サンティアゴから西の海岸線へ向かった。

あれほど澄み渡った青空が西へ向かうにつれ曇ってきて、ポートシンのキャンプサイトについたときは土砂降りの雨だった。この辺りはガリシア地方と呼ばれるスペインでも一番風光明媚な所、真夏ならば観光客でごった返しているだろう。あいにくキャンパーは私たちのが一台だけ。
このキャンプサイトにもキャラバンを設置して、住み込んでいるローカルの人たちがいる。日中は車で仕事に出かけキャンプサイトから通勤しているらしい。確かに自宅を持つよりずっと安上がりになる。電気代や水道代などはキャンプサイトの滞在費に組み込まれているし、長期滞在すれば一日の料金が割引されてずいぶん安くなる。


 


キャンプサイトにインターネットが在ったので雨の午後、キャンパーの中でサンティアゴのブログを書き送った。この夕方はまた雷の激しいあられが降る暴風雨になり、まだ2週間も経ってないのに3回も嵐にあうとは・・・・と嘆息。
翌朝キャンパーの中から朝日が昇るのが見えて、もう一日このサイトで過ごして近くの漁村へ散歩にと決めた。青空にきれいな半円の虹がかかり、青空といえども水蒸気が立ち上っているのだろうかといぶかった。


 


キャンプサイトから近くの漁村までゆっくり歩いて30分、サイト横の松林にはピクニック用のテーブル・ベンチが設置されている。誰もいない砂浜の一角で鵜が羽を広げて日向ぼっこ、この一角だけかもめも鵜も仲良く集って何かを協議しているのだろうか?


 

夕べの激しいあられでこの日一日インターネットが不通。テレビニュースによれば、北ガリシア地方は雪が降ったと言う。この地方も冬に入りつつあるのに、ブーゲンビリヤや名も知らぬピンクの花が咲いていた。あちこちの庭に大きなオレンジの木が生えていて、やっと黄色みのついた大きなオレンジが鈴なりだった。


 

港は漁船とヨットハーバーに分かれていて、漁師が網をつくろっていたり、陸揚げしたヨットを整備している人たちなど皆忙しそう。私たちのようにのんびり歩いている人たちはいない。皆親切で、道路掃除のお兄さんに切手を売っている店を聞いたところ、仕事をそっちのけで、お店まで連れて行ってくれた。



 

庭付きのおうちには必ずといってよいほど犬がいて、小さなトイドッグほどきゃんきゃんとうるさい。私たちが庭を通り過ぎて見えなくなるまでなきわめいているが、ある一軒のお屋敷には2頭のアルセーションがいてこれが一声も吠えなかった。なんだか悲しそうな顔をしていて写真を見るとおかしくなる。

 

下の写真はキャンプサイトのバーで生ビールをくみ上げるポンプの飾りだった。


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