ワインフェスティバルでにぎわうキャンプサイトで一泊した後ライン河をよこぎって東へ向かう。最終目的のギリシャ以外の観光案内書を持ってこなかったので、ドイツの何処が見所なのか判らない。キャンプサイトを探してStuttgartへ行く途中Ludwigsburg へ寄ってみた。
小さい町だったらしく初めに見つけた駐車場にキャンパーを停め、町の中心に向かって5分も歩くとタウンスクェアーに着いた。
土曜日のマーケットが開かれていて新鮮な野菜や果物があふれて居る。あせりの亭主と一緒だとゆっくり見て買い物をする時間がない。
見つけた観光案内所で聞くとすぐ近くにLudwigsburg宮殿があるというので行って見た。宮殿の中庭でフォルクスワーゲンの自動車ショーを開いていて珍しいスポーツカーや例のカブトムシ型がずらっと並んでいた。
団体行動を嫌う亭主は一時間のガイド案内を嫌がり私一人で見てこいというので、英語圏から来た観光客20人くらいとぞろぞろ歩き回り写真をとりまくった。
この宮殿は18世紀の貴族の館で18棟に452室を容するという。300年前のこの辺りは深い森に囲まれ,この近く2つの狩猟のための別荘と併せ持ってドイツの中流貴族が出入りしていたとのことだった。王族でなくても貴族でこのような豪華絢爛、搾取されたであろうその当時の平民農民の生活はいかがであったろうと思ってしまう。
フランスの宮殿だと言われても信じるくらい豪華絢爛。
その反面このような富の集中がなければ現在のような芸術、文化は生まれなかったであろうとも考えた。上の写真は色石を集めて作ったテーブルトップ。下の芸術作品のような裏庭も感嘆に値する。
ドイツの9月といえばオクトーバーフェスト(10月祭)の始まりで,町の通りのデコレーションや宮殿の庭の飾りも,かぼちゃやスコッシュをつかった珍しいもの。