つれづれなるままに  1420 12月観劇会 「海霧」

2011-12-11 10:23:54 | 雑記

今年最後の観劇会、劇団民藝、宇野重吉さん等によって旗揚げされた劇団で、現在は大滝秀治や奈良岡朋子をリーダーとして活躍しています。

今回は原田康子原作「海霧」釧路出身の、北海道を代表する女性作家、北海道を舞台とする作品が数多く発表されています。2003年自身の血族をモデルに書いた「海霧」、明治、大正、昭和の時代を生きた女性三代の物語「さよ」を樫山文枝さんが演じました。新天地を求めて佐賀から釧路へと渡り店を開いた樫山文枝さんが演じる「さよ」、過酷な風土の中で一族を見守り続けた彼女の胸にはあの釧路の深い霧があったと・・。樫山文枝さんはこの作品の演技で紀伊国屋演劇賞個人賞をいただいただけあって、女の一生を見事に演じ、みな惜しみない拍手を送りました。土曜日の午後とあって教育文化会館は超満員、年5~6回の演劇鑑賞、楽しみにしています。