ロープウエーから遠く岩木山が
樹氷・スノー・モンスター
ロープウエー山頂、田茂萢岳
2日目、温泉バスで八甲田ロープウエー駅まで、山頂までは1300㍍を10分で、この時期、手ぶらなのは、私達だけ、101名乗りのゴンドラはスキーヤーで満席、今頃来るお客も珍しいのだろうか、スキーの常連さんとの会話が進む、”津軽弁”で話しかけてくる、樹氷が大分小さくなったが、山頂付近で見えるとか、地元では”むひょう”または英語ではスノー・モンスターと言うのだと笑いながら。樹氷を見るなら3月末まで、山頂公園駅の田茂萢岳は高山植物の宝庫で7月、8月が見ごろとか、あの八甲田雪中行軍慰霊碑も近くにあるようです。今度は夏かな、秋かなと思いながら、帰りのロープウエーに乗るのは私達だけ、すばらしいく空中ブランコを楽しみました。
三内丸山遺跡
朝早く温泉をで青森へ是非見たいと思っていた三内丸山遺跡を見学。
江戸時代から知られてはいましたが、発掘再現されたのが平成6年10月からとか、それにしても、この遺跡は縄文時代前期約5000年から4000年前の集落とか、先日エジプトで見たピラミットも5000年前に建造されたもの、同じ時代にメソポタミア、インダス、エジプト、中国の4大文明が栄えたと同じ時期に、人類の文明は、地球上の各地で同時に発生したものではないだろうか。この日本における、縄文文化、アンデス文化も同じ時期に発生している。そのことを考えるとこの三内丸山遺跡もまた、格別な思いで見ることができました。竪穴住居跡、大量の遺物が捨てられた谷、かめに入れられた子供も墓が800基、大人の墓、動物の骨、植物の種、花粉、さらに、琥珀、ヒスイ、北海道でしか取れない黒曜石、遠方との交易があり、漆器など、専門の技術を持った人々がいたことがわかります。地元の小学生でしょうか、ボランテイアの説明を一生懸命メモしていました。
これも是非見たい一つでした。奈良美智の作品です。
三内丸山遺跡の敷地の隣に昨年、青森県立美術館ができました。そこには青森出身の彼の作品が展示されています。この少女の顔見たことありませんか。この少女は彼の作品のモチーフで、”かわいサ”と同時に ”こわサ”を感じる作品です。
あおもり犬
これもつい最近の作品で隣の三内丸山遺跡 もちろん棟方志功の作品も
の発掘をイメージし、半身が地中にもぐら
せて作られた”巨大犬”話題作だそうです。
美術館などは、もう少し時間があったらなと残念でしたが、連休、観光シーズンを避けてのこの時期の旅は中々いいものだと、ゆったり温泉につかり、客の少ないこの時期、旅館のサービスは満点、地元の触れ合いも”津軽弁”のなんともいえない心地よさ、暖かい人情に触れる旅でもありました。