UHB大学今年最後の講座、テーマは「ベートーヴェンの生誕250年」
今年はベートーヴェンの生誕250年の年に当たります。本来ならば世界中で「第九」が歌われていたことでしょう。我が合唱団も、昨年参加した広島、岩沼、国技館全て中止となりました。
大阪一万の第九、サントリーホール、無観客、ネット配信で一万数千人の参加のもと先日テレビで見ることが出来ました。
今回の講義はベートーヴェンの生い立ち、作品など、ベートーヴェンの3大ソナタ「悲愴」「月光」「熱情」が有名です。
ピアノ・ソナタ第8番ハ短調「悲愴」はベートーヴェンの前期の頂点をなす作品です。
「月光」は従来のピアノ・ソナタには見られなかった冒頭の荘重な序奏部が大きな特徴となっているピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調、ベートーヴェンの弟子であり恋人でもあったといわれる14歳年下の伯爵令嬢ジュリエッタ・グイッチャルディに捧げられたと言われます。良く演奏会で聴く曲です。
「熱情」ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調、中期のピアノ・ソナタの傑作で、ベートーヴェンにとって激情的な意味をもつヘ短調で書かれています。
今回はソナタ「悲愴」の楽譜4枚生徒にを配られて、楽譜の読みかた、ピアノの弾き方など事細かに説明、楽譜を見ながら、勉強になりました。
この「悲愴」は1797年から翌年にかけて作曲されたもので、第1楽章グラーヴェは独創的で長い悲愴的情緒をたたえた序奏の後、情熱的な第1主題、流動的な第2主題と続きます。第2楽章は優雅な祈りの気分をたたえ、叙情的な歌をうたい上げる。第3楽章はロンド主題が何度か登場し、最後はフォルテッシモで強くはげしく終わる。皆さんもきっと聞いたことのある曲です。
もちろん、最後の20分、講師の先生の演奏 最高でした。
毎年歌う、ベートーヴェンの交響曲第9番ニ短調作品125は、ベートーヴェンが1824年に作曲した独唱と合唱を伴う交響曲、ベートーヴェンが9番目にして最後の交響曲です。
日本では「第九」と呼ばれ演奏会は年末の風物詩、第4楽章の主題「歓喜の歌」原曲はドイツ語、世界どこの国に行ってもドイツ語で一緒に歌うことが出来ます。
初参加から17年目、来年こそはコロナも終息して皆さんとまた歌いたいものですね。