小学校の卒業式が行われました。3月も後10日ほど、まだ寒さが続います。娘と街へ、お店はもう春物が並んで、すれ違う人々も重たいコートを脱いで、寒さも何のその、気軽に歩いていました。

卒業生42名、2クラス、女の子は殆ど着物袴、髪は華やかにリボンで飾、男の子も羽織袴、背広にはネクタイ・・先生顔負けの卒業生でした。卒業生は一人ひとり卒業証書を頂き、将来の抱負語る、卒業式の歌も、あまり耳にしない歌詞に変わって、送る5年生、送られる卒業生、お互いの言葉のやり取りが続き、1時間で終わりました。お向かいの6人兄妹の長男坊・・米寿の方が祝いに着るような金色の羽織袴を、ひときわ目立ちました。4月は5男坊が新一年生、これまた楽しみです。
2月、3月は亡くなる方が多い季節だとか、今は家族葬が多く、家族だけで済ませますので、との連絡が入る度に、お付き合いが長い方の家に、香典、花、お供物かと思案します。先日は仲間だけ家族の通夜前に来て、お焼香してもと言われましたので、行ってきました。勿論、香典にしました。
町内会役員で現職の方が亡くなりました。家族が家族葬を希望、町内会では困って、町内会員のために、”お別れの会”を開催、ご葬儀と同じような形式で行われました。香典だけ置いてきました。
今は新聞に葬儀終了とさえ出す方も少なく、町内会回覧で知ることがあるかと思えば、それすら拒否する方も多くなりました。
仲間、御主人が亡くなり彼女一人に、認知症のため一人暮らしは無理、家の近くの施設に入居していましたが、今月末には息子さんの近くの施設に移ることになりました。もう会うことは無いでしょう。淋しいですね。
先日奥様を亡くされたご主人92歳、一人での生活は無理、子どもには迷惑は掛けられないので施設にお世話になると言っていました。
108世帯の小さな町内会、家主が亡くなり空き家は6件もあります。高齢者が大半を占める町内会、主が亡くなり空き家が増え続ています。
3月は別れの季節とは言え、葬式だけは避けてほしいものです。