● 恋する日本語（本）

相生

今日、僕はこれから
このテーブルでプロポーズする。

もし、彼女が
「うん！」と言ってくれたなら……

今日の日付のこのテーブルを、
６０年分予約しようと思う。

二人の一生分の記念日を
お祝いするために。



　　小山薫堂『恋する日本語』より。
　　　　　　相生（あいおい）とは・・夫婦が一緒に長生きすること。





意識の起こる時間。

『刹那』という言葉は、そういう意味も、持つそうです。


うつむいてた顔を、素直にあげる瞬間。





この『刹那』は、
人を好きになる瞬間なんだ。そんな思いで書かれた、

小山薫堂さんの《恋する日本語》の紹介です。





・・頭で考えてから始まる恋はつまらないけれど、目の前にある恋を頭の中で想像する時間はなかなかいいものです。そのとき、日本語はとっておきのスパイスになります。日本語の持つ美しい響きや言葉の持つ微妙な意味が、恋を華やかに飾ってくれるからです。（あとがきより。）





美しい日本語が生きて語って
素敵な３５の物語が収められています。


初めて、目にする言葉もあります。


初めて、目にするのに、なぜだか懐かしく
一つ一つの言葉が
とろん。と、身体中にまとわりついて来ます。





いくつになっても
恋する想いは、大切ですよね～。
なぜだか、じわり、
涙もこぼれます。





日本に生まれて、ほんとうによかった。
そう、思える本です。


文部科学省の偉い方へ。

小学生のうちから、HELLOもAPPLEも、不要です。

綺麗な日本語の修得
まず、これからだと
思います。





意識の起こる時間

もっと『刹那』を大切に。



追記
この原作本をドラマ化した『恋する日本語』ΝНКで放送中ですよ。
１月２０日～３月１０日
毎週木曜
夜０時１５分～４５分








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