プルーンゼリーが、
こちらの大きさの、一・三倍大にて、やや透明なフタを被っていた。
一番上と似る、串が、串立ての壷に刺さっている。
こうしたベル、二層構造には短い突起が付いている。
内部には吸盤構造が存在しており、ゼリーにベルを落下させた後に、突起を操作すると、指定された大きさに切断されている、ゼリー状を持ち上げる。
これは金星製、ゼリー専用の切り割り器だった。
プルーンはイタリア原産種がPau地下、岡山産、難波経由。
ゼリー化剤は月伝来。
出陣期は四輪、五輪が毎日登板だった。
すぐ世から消えおった。
プルーン純正菓子、“ぬうおふははいはふ、いひがたきひしひや、あふはふふぁあるぁかきいきや”の御相手、遠方出身者は紅海無船籍船、サウジアラビアの商社、月人、金星人。
異人種さんはベルを前に興味深そうな視線を灯していた。
金星人の感想は“味が濃過ぎよこれ、少しは捻りなさいよ”。
春巻きは夕食の菜単に乗っていたが、夕食のみならず、昼間の間食の一品としても出されるようになっていった。
具は現代と変わらず、シイタケ、タケノコ、豚肉、白菜、キクラゲ、ホウレン草等。
難波と、大陸沿岸、無数市の交流により、近畿広域は十四世紀より、長く春巻きを知っていた。
金星製の皿が、かくなる砂壁のざらついた模様のみを、認めている。
皿に、四本の春巻きが乗っていた。
春巻きの給仕作法上、本数は増やせず。
これより、一・五糎短い、長めの串で刺しては如何でしょうか。
春巻きの日は、八皿が登板していた。
金星人は“夕食の量が少ないわよ、昼間のこの機会を見付けろとでも言うの”との串刺しのご勢いだった。
皿から消えたら、新たな皿が現れる事は、同輩同士で教え合っていた。
縦七糎、横二十二糎、高さ五糎の、神戸の六甲山牧場産の牛乳製寒天、“ねむあうああくふぉうんす”は製作意欲の充填が難儀したらしい。
出されるのは稀だった。
ある日に、一本から四本が出され、すぐに世から消えていた。
この一品は文化的関心をお誘いしたらしく、稀な事に、異人種さんのご喫食のお相手となっていた。
味覚の提供速度やまろやかさが気になったらしい。
ご形象は、四つ目、角が頭頂部と側頭部に計三本、腕が四本、三つ目、味覚を味わう舌が四つ目の中央から延びる酸素常食人種、身長四十糎さんが空中浮遊技術で寒天のかけらをお選び、色黒めなんヰ、二本の角が湾曲した牛頭人、爬虫類系人、身長百十糎な地球人形象人、
頭がで、ぐらい長い人、とご多様だった。
金星人は見つけたらすぐさま三人から五人で一本消しおった。
美学何ぞ無視。
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