青龍神界鏡

次はまた首相してみんかお前。
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二百二十一面目   花柄の筆箱を包む物は その九 お

2023年07月23日 10時00分00秒 | 投稿

空港の建設労働に関わりし、無明ならぬ立派労夫の素性は方々の文明、宋代、明代での外星人交際上の不手際に関する喝契約期間人で四、五年後に出身文明へ帰省していました。
市政は長らく、北京空港に関した総意はただ、無でした。
無力の根源へ挑み、巻き散らかさずべく、静かに敵陣から実をもぎり、胸に抱くそれを意味していました。
月よりの通商団の存在を察知した清市政構成者各々は、この事実が相似する先、ある通商訓育上の物語を想起します。
博学、秀才のみから成る通商団との交際を、思い出し、知的慶びを軽やかに、突如もたらす伝来物の逸話を、自己の思考書架に再入荷する事態を通商許可する自己を認識する時です。
この一団の到着回数は清、月間の契約手続きが交わされる約十年後まで、清各地に於いて二十四回を数えていきます。
市政全権者を自覚する政商はまず、月よりの通商団へ手早く、正確に、市政、現在の切実要望の外装を伝えます。
“この市の全権者との、大型なる取引の機を、いつぞやか、おおらかなる孔雀の翼の羽ばたきの脇へお納め頂けるかどうか、ご検討願いたいところで御座います。”
北京側が用意せし通訳を挟んだ会話の相手の人種には統一性は無く、面会の度に変わっていきます。
清が要望の外装を伝えし相手は二名の二十代後半から三十代前半にかけての女性で、首までの全身を化学繊維と自然素材由来生地の間で断定が迷わせられ続ける、鈍い布で覆われています。

全身を覆う布に透け見えるのは、腰に埋まるベルト構造で、この下から太腿にかけて膨らむのはフランス王族、男性用衣装です。
この膨らみの始点と、爪先が円、一周半を描く靴は、全身を覆う布への接着に従順で途切れが見えません。
現代の地球で言う、バレエ系舞踊への頭部内突如失笑と、鑑賞同意への高速なる検討が月側が意識した配剤でした。
身長百七十三糎、百六十九糎の二名の月人女性の素性は、月のある管区の軍人で、金髪をまとう顔付きは金星人との同属指摘を容易成立させます。
二名の月人は要望外装を耳にした際には互いに顔を合わせ、驚愕の反応を清側へ露呈します。
“何故、急に、大型取引意思を、この文明人は異文明人に明かし伝えてこられるのでしょうか。”
これが共通した本心でした。
そして、月は次回の面会機会への日程上の近さを清へ仄めかさずとします。
“かつて、このような取引姿勢に触れた経験は無く、北京のそれを帰投先に伝え、会議議題にお取り扱い致すとして、ご要望へ応じいけるかどうかは現在、全く不明。”
二名の軍人を含む通商団九名の帰投先管区で催されし会議は呆れ声と失笑に包まれます。
“聞いた試しは無い。
過去の政治上の不手際を隠蔽すべくの壮大規模なる封神演義(ほうしんえんぎ)が目的であろうか。(封神演義、交渉相手をさっさと高尚相手と捉えいく二者双方に沸く失笑を通じ、壮大規模ならぬ、日常茶飯事に籠る家庭内政治上の不手際を相手国に、さらりと、聞かしめるのみで、甚大なる法的不手際の連帯責任者として相手を認定しいくが本願であったと、大失笑されいく政経上失態含意を圧縮せし即興表演題目、公証相手)
交渉相手としての資質は確かな方達なのだろうか。
何故、異文明に大型取引を、突如希望するにお至りと、ご認識中であろうかこちらの御文明は。”
四カ月後、市政は異文明より北京を訪れし、通商意思団の存在を察知します。
この機会を含め、四度にわたり、機知を交えた談笑の時を清は月人と過ごしていきます。
この時を通じ清は月人へ、市を包む未曽有なる脅威の質を正確に伝える事を予定通りに成功します。
月人は、“敵対関係に立つ文明の内部で異星人が蠢動している”、との確信を選び、以降、清との取引へ前向きな姿勢を表明し続けます。
以降二年にわたり、面会の度に清は、取引の適格性を調査すべくの、歴史認識を題材とした問いを受け続け、遂には最終審査を踏破するに至ります。

二百二十一面目   花柄の筆箱を包む物は その九 か

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