青龍神界鏡

次はまた首相してみんかお前。
https://www.youtube.com/watch?v=CsI7GSs4d1s

十六 蛍光表示中の運命と、

1987年12月18日 00時00分16秒 | 投稿

卸屋での外星人の御足取り、御口傍の袖隠れ品目に関しては、ハモの蒸し開きと、アユの塩焼き、が無数の岩による高さ三米以上もの庭滝しつらえから轟音と共に降る水の冷たさ、背後に参じる大量の氷、これらを従えし、広さ四十平米、深さ七十五糎に満ちるひょうたん状の池で泳いだ果ての、懸命な政治生命を御箸として、月の二管区人の女性とフランス、ポー地下の金星人の評価が高しであった。
難波の一等の料亭の料理長の筆頭候補、若頭が調理を担う。
月の三管区人と金星人のみが、検分への乗り気を選んだ。
彼ら外星人の訪問時は、卸屋は貸し切りではなかったが、他の訪問者には必然であった民度段階は、無言のまま、より遠方からの方のご訪問に、仕える事を当人に選ばしめる。
地球人との間には自然と、距離が発生していた。
大いに浮く、金髪は仕事を、急ぐ。
ラズベリー、
山梨の改良品種葡萄、
岡山産桃の霜降り、
冷寒天とさくらんぼと小豆、白玉、卵の白身の冷えし混在、
野イチゴ、
イチゴ、
蜜瓜みつうり、メロンが小さい四角に切られた霜降り、
にゅう麺のツユだけ、
白玉入りぜんざい、
柔らかく太った米煎餅、
みたらし団子、
あんこ団子、
おはぎ、
桜餅、
ヨモギ饅頭、
重量指標、現代の車の部品に等しい、十八藩が上納せしうどんのダシ、
十七色から成るチョコレートチップが派手に乗る愛媛産の和菓子、
手羽先、
つくねの串焼き、
青森産純正リンゴ果汁と青リンゴ果汁、
愛媛産純正蜜柑果汁と夏蜜柑果汁、
和歌山産梅干しは凝視するだけ、
長野産の純正葡萄果汁、
七割純正果汁にリンゴ果汁混じり、“大変な工夫が見えるわ”、
桃色がシソの葉に乗る和菓子を大量、
濃度純正な桃果汁、
スイカに甘味料をかけ、冷やした霧まとう菓子、
牛乳、白玉、柑橘類の破片が混じる棒刺さり、口が閉じられたビニール袋入りの氷結菓子、
日本中の漬物が満ちる現場の一画については吟味するだけ、
大阪城天守閣納入品格なる大根だけが具なおでんとそのダシ、
目に映りし和菓子の四割、
ラズベリーが八糎正方形に密集和菓子、
寿司系といった生ものは危険で残念だわ、
牡蠣かき、サザエといった貝類は実は喰ってみたいわ、
砂利氷と竹笹の上でエラ呼吸中、ガラスの水槽の底からの泡を吸う魚、計二十種を上半身を前にかがめた姿勢で吟味、“命の星ねここは、生きる術、可能性を模索せしめ合っているわ”。
水が勢い良く七方向から走り満ちる浅瀬の岩場で生きる飾り、カブトガニ、カニ、ナマコ、牡蠣かき、でかいカエルへは言葉を喪失する所以が不明にての無言。
人種上立ち位置からは、あまりに異人種判定らしく。
小さい氷粒が乱雑に尖り混じる、乳化剤使用の乳製品菓子が銀の細い円錐の空洞の底から、現代で言う、バニラソフトクリーム状だった。
女性三人、男性一人の計四人の内、女性のみが片手でこれを抱えつつ、歩きながらの喰いを、厳しく咎めていたが、溶け損じを、製造者に失礼との捉え、との説諭の狭間で悩んでいた。
無言の時に出会いし彼らはそして、舌が主権を統べゆくを、一切言語識別せず。
無言のまま、アイスを舐め始める。
“冷たい”、“甘い”、“味が濃過ぎよ”。
時を無料で経過させし彼らはこう概括する。
“無言続きの後はやおらガツンとしたコクをぶち込んで来るなんて不作法な時を過ごしてしまったわ”。
ある和風料亭の指標だった、油揚げの煮しめには、好奇心で爪楊枝を伸ばす。
“不思議な食感”、“言語脳が違い過ぎる、分からしめ合いの時の存在を断定している筈”、“フランスに在る王権を展覧する権力機構は不要と言い切っている”、“公私の接合面の溶解事態の所以を、繁忙さと断じる機会は無用と言い切って、いるのかしら果たして、機会を追及する日々に在ると自覚しているのかしら”。
スイカ、を見るお金、二十七。
“種が、取られているわ、道具を使ったの、それとも指で取ったの、不明で汚い、わ。”
蜜瓜みつうり、メロンを見るお金。
“僅かに、取られ損ねている種がまだ残っているわ・・・見るからに甘そう・・・。”
傍らの爪楊枝を一本取り、これに刺し役を担わせる。
強欲さによる創傷文法が倫理的に発生すべき瞬間の存在、これとは、万物の存在、を倫理的に支える無私なる茎との定義論争に必ず勝利させる強さを、ここの人達は理解出来るのかしら。
種、そして痛みの瞬間を知る強さ、二者を無視する自己を一切識別せずの爪楊枝、三本の持ち手はぶすぶす刺しまくるが、時折、底の銀色の軽銀アルミ、箔状に刻印を残す音を感触を指にもたらす。
“出会いの価値を分かっておらずの無粋さ、つまりは男の蛮性が支配する鎧と剣が守る玉座が、女性給仕へ伝える罵声、これを瞬時識別する視神経を備えしは私達”、いちいち自己識別の名を、頭部に冠として抱き、足取りを重くせずべし。
“あ、メロンを浮かせたら乗っていた舟の底に丸いヒビを残しちゃった、これあなたの体重のせいじゃないかしらって笑徳で記憶を誤魔化せないかしら、うわ、すまそ”。
マンゴー、桃、さくらんぼ、皮と種無し巨峰葡萄、白玉、杏、小豆、大豆、寒天がマンゴーと桃果汁に沈んでいる。
お金、二十五は気分が浮いている。
おでん用鍋とフタが、透明ガラスとすりガラスの前で。
フタの取っ手へ、手を伸ばすべきか、との思案が始まる。
“もう、ここであんまり感得し過ぎなのあたし、どうしよう。
完全純正濃度っぽい葡萄炭酸がまだ喉でガツンときているの。
霜柱段階な冷え具合だった皮無し蜜柑、一個は胃に消すのに時間が掛かったわ。
ブリとマグロのあら煮、紙の器とプラスチックのサジは、ダシの製法の難解さを問わせてきたわ。
女将おかみ、が飛んでもなく頭が切れる筈だわ。
政治的言語、顔を支える、鎖骨の左右疾走速度利益を、十度以上察知したわ。
鎖骨の専横を選択するには、高濃度作為が政治的言語を無視し続ける必要がある筈なのに、あのダシは明らかに、女性の手の介在のみを直感させてきたの。
思い出すだけで、ああ疲れた。
もっと時間が欲しい。
休む、か喰うかどっちかの為の時間が。
・・・背後の滝は轟音を遠慮せず続けだわ。
ここで地球人と平行に立つ、試食機会、この背後の料理人に関する言語捉えまで、地球人と平行に立っている感じがするわ。
同時に、言語疾走を開始したら、・・・あたし達が勝っちゃう、と思っていい気がする、わ・・・。”
次は、無思考のまま、取っ手に手を伸ばすお金。
「あなた、まだ採取するの同日中に。」
「・・・うん・・・そうよ・・・。」
疲労で、自己の思考らしき、を再現出来ずの彼女が、偶然同輩に対し灯すは、真剣表情判定、“もう追わないで欲しい”。
「そう、分かったわ。」
そいだもんで、器を手に取り始める同輩。
“何もかもが甘いわ・・・この豆の食感てば、甘さに絡まれて、歯で味わえ、とのサジ役よ”。
“この寒天・・・冷たくて不思議な食感・・・。
カロリー低そうだわ。
輸入出来ないかしら。”

コの字が頭なる桜、樫、杉、檜製材の爪楊枝、透明プラスチックな小さいサジ、紙の器、純正果汁給水器“春”、腕を洗う小川、給紙器。

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 十五 美麗構成素子の外套として | トップ | 十七 複雑構造内臓の »
最新の画像もっと見る