スノーマン見聞録

ジャンルも内容も気の向くまま~“素浪人”スノーマンの見聞録

素浪人・大腸を語る

2014年10月12日 | 雑感
大腸にポリープが見つかり内視鏡で切除する為、二泊三日の入院をして一昨日退院したところです。
(多分良性と思われるが、検査結果は後日とのこと)

せっかくだからその大腸のことを調べてみようということで、ベッドで終日大腸に関する本を読んでみた。

工藤進英著『大腸ガン(これだけ知れば怖くない)』という本で、工藤氏はNHK≪プロフェッショナル仕事の流儀≫
などで取り上げられるほどの世界的な有名な消化器の専門医師。

著者によれば、診断するには血液検査とか便潜血検査よりは、やはり内視鏡が一番有効だという。

血液検査(腫瘍マーカー)はある程度進行したものでなければ出てこない。便でも突起(凸)したポリープやガンで
あれば便が通過するとき血が混じるが、くぼんだ所にある《陥凹(かんおう)型ガン》は見つけにくいとの事。

ポリープとガンは別物で、ポリープがそのままガンになるわけではないという。ポリープがたとえ100個あってもガンを
発症しないこともあるようだ。

もちろん確率は低いがガン化するケースもあり、ポリープが多い人に陥凹ガンや平坦型ガンが多い傾向があるのも
事実とのこと。  注意に越したことはない。

男性は大腸ガンでの死亡率は4位だが、女性では1位だそうですよ。
(女性が多いのは運動不足にも一因があるそうです)

しかし受診率はいまだに30%前後だという。 是非定期的に内視鏡検診をされたし!

いまは鎮痛剤でなんの痛みもなく、夢心地のうちに検査は終わってしまいます。 

面白い事に、この大腸ってやつは「脳」と極めて近いものがあり、独自の命令機能を持っているようだ。

「脳」に存在する脳内物質「セロトニン」なるものが大腸にもあり、ストレスなどを敏感に察知し、便秘・下痢・嘔吐
などに敏感に影響を与えるという。

大腸ガンは肝臓への転移が一番多く、早期ガンで切除しないと、転移が勢いを増し治癒率は急降下するようだ。

科学的根拠に基づくガンを防ぐ8項目(出所~国立ガン研究センター)を紹介します。

  ● たばこ ● 飲酒適量 ● 野菜・果物摂取一日400g ● 食塩摂取最低限に一日10g未満
  ● 運動の継続 ● 体重維持・肥満留意 ● 熱い飲食物最小限に ● 肝炎ウイルス治療・予防

野菜食べてますか?   ガン細胞を抑える主役はやっぱり野菜だそうですよ。

     

 ガン予防の優等生食品を少し紹介します。

 ≪ピーマン≫~抗酸化作用のあるビタミンCはホウレンソウより多い。特に赤ピーマンはビタミンCはレモン以上のようだ。

 ≪ダイコン≫~皮にはカルシウム。葉にはβカロチン。根(しっぽ)には魚のこげに含まれる発がん物質分解成分が。
       魚に大根おろしを添えるのは理に叶っているようです。

 ≪カボチャ≫~抗酸化物質の各種ビタミンだけじゃなく食物繊維もあり、ガン予防には欠かせない逸材。

 ≪キャベツ≫~は生食が最良。アブラナ科は過熱するとガン予防成分のイソチオシアネートが6~9割失われるという。

 ≪トマト≫ ~抗酸化物質のリコピンはガンや生活習慣病の原因とされる活性酸素を除去する作用がある。
       その作用はβカロチンの2倍・ビタミンEの10培の効果あるといわれる。

 ≪ナス≫ ~抗酸化物質のアントシアニン・クロロゲン酸を豊富に含んでいる。特に皮にあるので皮ごとの調理を。

他に豆類・きのこ類や柑橘類・ニンニクやショウガ等々、、挙げればきりがありません。

野菜だけじゃなく、もちろん肉類も食べてくださいね。 鶏肉がベターなようです。

何事もバランスよく、、が最良。

   最近医学も急速に進歩し、その療法も分子標的薬など新兵器が続々出てきておりますが、
   やはり早期発見が一番です。 予防とともに定期健診は必須かも知れませんね。 

以前、ガンに良いというビタミンCの研究をしていた方がガンで死んだという笑えない話もある。
でもいいじゃないですか。 悔いの無いようしっかり生きることが肝心。

今回は二泊三日の入院でしたが、同室にがん患者が三人。ステージ1の人も5の人もおりました。
心の中までは知る由もありませんが、必死に病と闘っている姿がありました。

生かされてることに感謝し、できうる限りしっかり生きなければなりませんね。  

   あなたもですぞ!  ちゃんと 大腸の内視鏡健診実施するのですよ! 


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