無風老人の日記

価値観が多様化し、自分の価値判断を見失った人たちへ
正しい判断や行動をするための「ものの見方・考え方」を身につけよう。

テレビ・大新聞に洗脳されてしまった日本国民

2018年10月14日 | Weblog
前回のタイトルが大人し過ぎたので、上の日本国民の現状を率直に表現したタイトルに変えた。

テレビを見るのを放棄した私がたまに友人や先輩後輩と会って話していると本当にテレビによる洗脳が行き渡っている感がする。

まさに、某テレビ局の社長→会長が入社式で新人に訓示したように、



そして結論を言えば、




であり、



といった皮肉?的表現となるのだが、今日は昨日の「日本国の経済」アベノミクスについてもう一度ピックアップしておく。

要は、日本のテレビ・大新聞がまともに「安倍政治」に対し意見を表現しなくなったために起こっている現象(マインドコントロールされた日本国民)なのだ。

「半歩前へⅡ」から引用

私のブログ「半歩前へⅡ」を見ている人たちはすごい、たいしたものだ。
どれだけ私が「年金カット法案」や、「医療費値上げ年収155万円も対象」と問題を指摘しても、動じない。
優雅なものだ。悠然と構えている。多分、生活の心配がない人たちなのだろう。金持ちケンカせず、だ。

年収155万円と言うと、日雇いの非正規やアルバイト生活者も医療費値上げの対象だ。
住民税を払っている者すべてが今回の医療費引き上げの対象と言うから母子家庭もそうなのか?
母親だけで子どもを育てている家庭の平均年収は200万円に届かないという。なぜ、こうした貧困層からカネを巻き上げようとするのか。
その一方で公務員は3年連続して給料を引き上げた。安倍首相も大幅に月給が上がった。安倍晋三は外国に遊びに行くたびに、派手に税金をばら撒いて喜んでいる。(無風注:色々数字が挙げられているが、ほぼ70兆円ほどのばら撒き)
その金をどうして国内の貧困層に回そうとしないのか?(無風注:今年の社会保障費削減額は1億4000万円)
国民生活の底上げを図ろうとしないのか?

【参考まで】
ここに次の安倍首相が議会で発言している画像・発言内容を貼り付けようと思ったのだが、大切にとっておいた画像が見当たらない。
うる覚えの内容を載せておく。


安倍首相「消費税増税を延期するということになれば、残念ながら『社会保障費』を削減しなければならないことになる。

飼いならされた日本人よ、怒りを忘れた日本人よ、憤れ、抗議しろ、みんなでこの傲慢政権を打倒しよう、と呼び掛けても反応は薄い。
なぜ、沈黙する? 何を恐れている?

日本人の中に私と同じ考えの人がいない、と感じる怖さ・・・。(無風注:これ日本のテレビ・大新聞により作り出された「空気」)


≪国民の生活≫

おさらいです。だいぶ前に載せた作画。


そして景気が低迷すると、政府は国民の税金を使って「公共投資・公共事業」を行ない需要を喚起し、企業の供給(生産)を活発化し、需要(消費)に追いつくために(将来の)「設備投資」を誘発?させ、それにより企業の業績Upから従業員の給料Upとなり、個人は家計にゆとりができると財布のひもが緩んで「個人消費」(需要)が活発となり景気回復につながる。

つまり、偏に、景気回復のカギは景気を支える要因の60%を占める個人消費の活発化にあり、そしてアベノミクスは、このトリクルダウン理論から成り立っている。


さて、結論をまた先に言ってしまおう。今の日本の現状は、

なのである。

原因分析もきちんとできているのだが、今日は個人消費の財布のひもが緩まないため、需要が活発化せず、需要がないのに企業は供給を増強する(設備投資するといった)馬鹿なことはしない。(大企業もアメリカとの経済摩擦の懸念も払しょくできない状況では内部留保に余剰金が回るのもやむを得ないのか?)といった上っ面情報でコメントを終わらせておく。


テレビ・大新聞が何が悪いことで、何を問題にすべきなのかを報道しない。

今日は、一つだけ例を挙げておく。

2018年9月14日、自民党総裁選での石破氏との討論の中で、安倍首相は、次の様に発言した。

安倍首相「私はトリクルダウンとは、一言も言っていない。」

日本のジャーナリズムが健在であれば、この一言だけで安倍政権が崩壊するほど非難が集中したであろう。

アベノミクスを打ち出して1年目の暮れに、安倍首相は次の様に言っている。

平成25年12月19日 日本アカデメイア 安倍内閣総理大臣スピーチ



これは安倍首相が行っているアベノミクス政策がトリクルダウンによるものだと明言しているものなのだが、「トリクルダウン」とは言っていないじゃないか、というネトウヨ(安倍応援団)の為に下記も載せておく。

平成26年11月14日、内閣府の記者会見での質疑応答でも安部首相が下記の様に答えたことが記録されています。



これは安倍首相がトリクルダウンという言葉を使ったのを失念したという単純なミスではありません。

アベノミクスはトリクルダウンの理論から成り立った政策であり、そのトリクルダウンが起こっていない事、すなわち、国民に全国津々浦々まで浸透する、と安倍首相が言っていた事が嘘であった、というよりは安倍首相が「トリクルダウンと言っていない」との発言が国民をだましていた事の証拠なのです。

国民がそれに怒らないのは、日本のテレビ・大新聞からそれ(政府の国民騙し)が伝わってこないからなのです。

日本国民は政治の良し悪しの判断が付かなくなってしまっているのです。

今日はここまで、またね。

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