無風老人の日記

価値観が多様化し、自分の価値判断を見失った人たちへ
正しい判断や行動をするための「ものの見方・考え方」を身につけよう。

本当は怖い! 日本のテレビ・大新聞

2016年03月14日 | Weblog
私はテレビを止め、新聞も取るのを止め、ネットから情報を得ているのだが、時たま他所の食堂やスパでテレビを見ると、この世の中(日本国)が恐ろしく「ふるえる」。

日本国及び日本国民にとって重大な問題なのに、それを国民に知らしめないマスコミ。


上はどこかのブログについていたコメントをそのまま頂戴したもの。

最近のネット・ニュース(産経系?)の論調例(維新と民主で民進党となった時):

民主党と維新の党が不健全野党の「民進党」を結成した これでは旧社会党に逆戻りだ

(木村正人氏 在英国際ジャーナリスト)

「党名より政策議論を」

民主党と維新の党は合流した後の新しい党名を「民進党」にすることで合意しました。

民主党は「立憲民主党」・維新の党が「民進党」を提示し、12と13の両日それぞれの党で世論調査を実施した結果、いずれも「民進党」が「立憲民主党」を上回ったため、「民進党」にすることで合意したそうです。

衆参両院で151人の勢力になります。

自民党の菅義偉官房長官は記者会見で「党名よりも政策に関する議論というものが本来はあってしかるべきかなと思う」と述べました。

与党だけでなく、野党からも厳しい見方が出ています。

「民主党政権時代に対する厳しい国民の思いが続いている」(社民党の吉田忠智党首)ので、「民主党」の看板を付け替えた形ですが、それで政党の中身が変わるとはとても思えません。・・・中略・・・

日本民主党と自由党が自民党を結成(55年体制)した後の58年総選挙で自民党と旧社会党の議席占有率は97%に達しました。

しかし、旧社会党が非現実的な政策に固執したため、自民党の1党優位政党制が続いて緊張感を失い、利益誘導型の腐敗が蔓延しました。

戦後、自民党の政策は「自由主義」と「経済成長」でしたが、冷戦終結で共産主義という対立軸を失い、日本は平和の利益を独占できなくなってしまいました。

選挙制度の改革で民主党政権が誕生した2009年総選挙で上位2党の議席占有率は89%にまで回復しました。

しかし民主党政権下、政官の関係は軋み、日米同盟は漂流、東日本大震災の福島第1原発事故では混乱を極め、民主党は有権者の信頼を完全に失ってしまいました。
二大政党による政権交代の気運も一気にしぼみ、日本は再び「自公連立」という事実上の一党優位政党制に逆戻りしてしまったのです。

「憲法違反の部分は白紙撤回」

民主党と維新の党は基本的政策合意で、「現実的な外交安全保障」について「安全保障法制については、憲法違反など問題のある部分をすべて白紙化する」とし、「立憲主義の確立」では「幅広い国民参加により、真の立憲主義を確立する」とうたっています。

「2030年代の原発ゼロ」を実現するため「原発再稼働については、国の責任を明確化し、責任ある避難計画が策定されることと、核廃棄物の最終処分場選定プロセスが開始されることを前提とする」とし、「地域主権改革」では「基礎自治体の強化を図りつつ、道州制への移行を目指す」と宣言しています。

民主党の岡田克也代表は、安全保障法制・憲法・原発を対立軸に安倍晋三首相と戦う姿勢ですが、あれだけ苦労して成立させた安全保障法制を白紙撤回されてはかないません。

北朝鮮の核・ミサイル開発、中国の海洋進出を目の当たりにして、政権を狙う最大野党の党首が正気でこんなことを言っているとはとても信じられません。

「反安倍」では政権は取れない

反対のための反対を繰り返す野党は旧社会党と同じで、政権与党にとってまったく怖くありません。

真剣に政権を狙ってこないからです。

本気で政権交代を狙ってくる野党があって初めて民主主義は健全に機能します。

一党優位政党制のワナから抜け出すには、「私たちこそが今の政権に代わって善政を施す」という強い信念と現実的な政策を考える知力が野党側に求められます。

自民党の対立軸は「社会党」から「民主党」に変わり、今度は「民進党」に看板が付け替えられました。

しかし「反安倍」が主要政策なら政権奪取は夢のまた夢で、安倍1強の自民党に代わる受け皿にはなりません。

そればかりか自公連立政権は緊張感を失い、日本の民主主義が機能低下するリスクが高まっています。


あなたは、この様なニュース報道の仕方で洗脳されてしまっているのです。

「民共合作」ではありません。

「反対のための反対」でもありません。

安倍独裁をこのまま続けさせて良いのか!が今の5野党選挙協力の焦点です。

「安倍政治を許さない」であり、このまま軍事力強化=軍国体制国家、国民に「権利には義務が付きもの」として憲法に国民の行動規範を盛り込み「公益と公共の秩序」で国民を縛り上げよう=国民統制国家・全体主義国家を作り上げようと意図する「憲法改正」を阻止しようとしている国民全体の意思なのです。

上の記事が所々にまともな意見を混ぜながら、全く国民目線を無視した論法だ、という事に気が付いて下さい。

安倍自民党政権によって「議会制民主主義」はとうの昔に無くなってしまっているのですから・・・。