鳩山氏辞任の報道を見聞きして、国民目くらましの典型例だと思ったので、今日はその報道について書いてみる。
簡単に言えば、マスメディは政策を語らずに政局ばかりを語っている。
社説等で、民主党に「党利党略の政局に走らずに政策を語れ、政策論争をしろ!」といっている本人がである。
国民目線で見て、国民に情報を提供し啓蒙する、といったジャーナリスト精神はどこにいってしまったのか!
「混迷する政局」「麻生首相の求心力低下は避けられない」「解散戦略への影響は?」「麻生首相の優柔不断が党内の混乱を招いた」等々
違うだろう!
NHKの報道、解説はひどいものがあった。
この問題は読売が指摘したように日本郵政西川社長の「不祥事に対する経営責任」だ。それなのに主語は鳩山総務相だ、問題の本質(西川社長追求)が全く出てこない。批判も鳩山総務相ばかり(多少、決断が遅く自民党内に混乱を生じさせた麻生首相にも向いたが…。「麻生首相がもっと早く鳩山氏を更迭していたら…」といったもの)
(鳩山総務相の発言)
『(妥協案は)西川さんがわたしに頭を下げるという…謝罪をすると。そんなばかなことないでしょう。西川さんが謝罪をすべきは国民に対してであって、わたしに対してではないんですよ。国民の財産をかすめとろうとしたのに加わったんでしょう、なら国民に対して謝るべきで…。』
『歴史が私の正しさを証明してくれると(思っている)。歴史と言っても50年、
100年先じゃなくて、1年以内にも証明は出るのではないでしょうか。』
まだ早い内にアンケートに答えたので正確な数字ではないかも知れないが、「辞めた鳩山氏と辞めさせた麻生氏のどちらを支持しますか?」では国民は94:6で圧倒的に鳩山氏を支持している。(“どちらともいえない”の投票を除いたが、入れても80%あり、これはサキヨミの世論調査と一致する)
当然だ。
もうとっくに「郵政民営化」の神話を国民は信じなくなっている。
それを、衆院選の国民の大多数が支持した「郵政民営化」が後退するとし、西川社長しか民営化が出来る人物はいない、といった“悪”側の報道に徹していて、国民の側に立った、辞めさせた麻生首相を責め、追及する報道は皆無である。
「郵政民営化は改革の本丸」と小泉元首相が言ったとき、国民は先に民営化した国鉄のイメージで「国民の利益になる」と思い賛成した。
国鉄は赤字で悩んでいた、郵政は300兆円資産を持つ“優良企業”である。
国民は郵政民営化によって国民の利益になると考えたが、民営化に移行されても相変わらず番号札をとって長い間待たされる、少しも事務処理の仕方は改善されていない。過疎地の郵便局は儲からないとして閉鎖し国民に不便を掛けている。それで儲かった儲かった西川社長の手腕だ、は無いだろう。(他のブログで「西川社長でなくても誰でもこの位は儲かる」と理由が述べられているのがあった。その辺も参考にしてもらいたい)
さらに国民の金を2400億円掛けて作った「かんぽの宿」等、固定資産評価でも800億円ある資産を、もっと高く買うよと入札に参加した企業を排除して109億円という安値でオリックス(不動産)に払い下げようとした。
これに「癒着」を感じない国民はいないだろう。
この国民の財産をタダ同然で売り払うケースは至る所に見られる。まるで政府が国民から金を巻き上げて作っておいて、安く特定企業に払い下げ、お互いに甘い汁を吸いあうお代官と越後屋の関係を髣髴とさせる。権力が長期化すると「癒着」が起こるということを国民はもっと知るべきだ。
自民党に経団連(の政治団体)から29億円の政治献金が出ている。国民の財産を企業にタダ同然で投げ売る。政治家は自分の腹は痛まない。企業は献金の見返りを受けた形である。
まとまらなくなったが、これは横目でNHKの報道を見ながら書いているせいでもある。
「何故、麻生首相の判断が遅れたのか」などもっともらしく解説するんじゃない!
何故「西川社長を続投させることは国民に対する裏切りだ」「不正義を許すわけにはいかない」「これは国民のための郵政民営化を進めていくため必要」とする鳩山総務相を更迭して国民が選んだ国会議員から提訴されている西川社長の続投を許すのか。
(「日本がアブナイ」さんのブログより引用)
「国民の財産をかすめとろうとした」というのは、まさに、小泉式の郵政民営化の、最大の問題点を表している言葉であると思った。
小泉氏と竹中氏が、経団連などの支援を受けて、自分たちが考えた形での郵政民営化を実現して。最後のバンカーとしてアチコチに顔のきく西川氏を社長に据えたのは、郵政の諸事業だけでなく、おいしい利権の部分を「官から民へ」移して、仲間の企業や外資系企業と、山分けするためのものだったのだから。…引用終わり
まとまらなくて御免なさい。
何が「麻生政権は混迷の度合いを深め…」だ!、国民が知りたい報道は「西川社長はこのままでいいのか」の視点での報道である。
と、NHKの報道の仕方に頭にきながら、今日はここまで、またね。
簡単に言えば、マスメディは政策を語らずに政局ばかりを語っている。
社説等で、民主党に「党利党略の政局に走らずに政策を語れ、政策論争をしろ!」といっている本人がである。
国民目線で見て、国民に情報を提供し啓蒙する、といったジャーナリスト精神はどこにいってしまったのか!
「混迷する政局」「麻生首相の求心力低下は避けられない」「解散戦略への影響は?」「麻生首相の優柔不断が党内の混乱を招いた」等々
違うだろう!
NHKの報道、解説はひどいものがあった。
この問題は読売が指摘したように日本郵政西川社長の「不祥事に対する経営責任」だ。それなのに主語は鳩山総務相だ、問題の本質(西川社長追求)が全く出てこない。批判も鳩山総務相ばかり(多少、決断が遅く自民党内に混乱を生じさせた麻生首相にも向いたが…。「麻生首相がもっと早く鳩山氏を更迭していたら…」といったもの)
(鳩山総務相の発言)
『(妥協案は)西川さんがわたしに頭を下げるという…謝罪をすると。そんなばかなことないでしょう。西川さんが謝罪をすべきは国民に対してであって、わたしに対してではないんですよ。国民の財産をかすめとろうとしたのに加わったんでしょう、なら国民に対して謝るべきで…。』
『歴史が私の正しさを証明してくれると(思っている)。歴史と言っても50年、
100年先じゃなくて、1年以内にも証明は出るのではないでしょうか。』
まだ早い内にアンケートに答えたので正確な数字ではないかも知れないが、「辞めた鳩山氏と辞めさせた麻生氏のどちらを支持しますか?」では国民は94:6で圧倒的に鳩山氏を支持している。(“どちらともいえない”の投票を除いたが、入れても80%あり、これはサキヨミの世論調査と一致する)
当然だ。
もうとっくに「郵政民営化」の神話を国民は信じなくなっている。
それを、衆院選の国民の大多数が支持した「郵政民営化」が後退するとし、西川社長しか民営化が出来る人物はいない、といった“悪”側の報道に徹していて、国民の側に立った、辞めさせた麻生首相を責め、追及する報道は皆無である。
「郵政民営化は改革の本丸」と小泉元首相が言ったとき、国民は先に民営化した国鉄のイメージで「国民の利益になる」と思い賛成した。
国鉄は赤字で悩んでいた、郵政は300兆円資産を持つ“優良企業”である。
国民は郵政民営化によって国民の利益になると考えたが、民営化に移行されても相変わらず番号札をとって長い間待たされる、少しも事務処理の仕方は改善されていない。過疎地の郵便局は儲からないとして閉鎖し国民に不便を掛けている。それで儲かった儲かった西川社長の手腕だ、は無いだろう。(他のブログで「西川社長でなくても誰でもこの位は儲かる」と理由が述べられているのがあった。その辺も参考にしてもらいたい)
さらに国民の金を2400億円掛けて作った「かんぽの宿」等、固定資産評価でも800億円ある資産を、もっと高く買うよと入札に参加した企業を排除して109億円という安値でオリックス(不動産)に払い下げようとした。
これに「癒着」を感じない国民はいないだろう。
この国民の財産をタダ同然で売り払うケースは至る所に見られる。まるで政府が国民から金を巻き上げて作っておいて、安く特定企業に払い下げ、お互いに甘い汁を吸いあうお代官と越後屋の関係を髣髴とさせる。権力が長期化すると「癒着」が起こるということを国民はもっと知るべきだ。
自民党に経団連(の政治団体)から29億円の政治献金が出ている。国民の財産を企業にタダ同然で投げ売る。政治家は自分の腹は痛まない。企業は献金の見返りを受けた形である。
まとまらなくなったが、これは横目でNHKの報道を見ながら書いているせいでもある。
「何故、麻生首相の判断が遅れたのか」などもっともらしく解説するんじゃない!
何故「西川社長を続投させることは国民に対する裏切りだ」「不正義を許すわけにはいかない」「これは国民のための郵政民営化を進めていくため必要」とする鳩山総務相を更迭して国民が選んだ国会議員から提訴されている西川社長の続投を許すのか。
(「日本がアブナイ」さんのブログより引用)
「国民の財産をかすめとろうとした」というのは、まさに、小泉式の郵政民営化の、最大の問題点を表している言葉であると思った。
小泉氏と竹中氏が、経団連などの支援を受けて、自分たちが考えた形での郵政民営化を実現して。最後のバンカーとしてアチコチに顔のきく西川氏を社長に据えたのは、郵政の諸事業だけでなく、おいしい利権の部分を「官から民へ」移して、仲間の企業や外資系企業と、山分けするためのものだったのだから。…引用終わり
まとまらなくて御免なさい。
何が「麻生政権は混迷の度合いを深め…」だ!、国民が知りたい報道は「西川社長はこのままでいいのか」の視点での報道である。
と、NHKの報道の仕方に頭にきながら、今日はここまで、またね。