ブルーベリー畑

2009年01月05日 | 健康・病気
墓から帰って実家から近くの山に行った。
山と行ってもむかしは私の父母が働いた畑だった。
麦、さつまいも、いろいろな野菜などを耕作していた。
そこは今、ヒバという針葉樹の林になっている。
20何年か前、父母がもう畑仕事はできないとヒバの苗木を植えたそうだ。
小さな木を植える父母が可哀相だったと兄が悲しそうにいっていた。
だったら兄が畑をやればよかったんじゃないか、と突っ込みたかったが、
家に残らなかった私は何もいえない。

その林に近所の人が、椎茸の菌を植えた椎の木を置かせてくれといわれ、
兄は断れなくて許可したという。
貸料などいらないといったら、椎茸をいくらでも採っていいといわれたらしい。
それを見に行ったのです。小さな椎茸が少し生えていました。

そこまで行く畑に、ブルーベリーの木が沢山植えてあった。
その椎茸を栽培している人がその辺の畑を購入して植えているという。
その人は、私が小学生の頃よく遊んだ2歳年下のヒデキちゃんだった。
毎日のように遊んだ記憶がある。
中学生になり自然と遠のいてしまった。
彼は現在農協に勤めていて、趣味でブルーベリー、椎茸を栽培しているという。

ヒバの林から戻るとき、ひとりの中年の男がブルーベリー畑に立っていた。
その人が、40何年かぶりに会うヒデキちゃんだった。
「椎茸はまだ生えていながっぺ。3月ごろだど生えてくんのは」
なんて声をかけてくれた。
それから椎茸、ブルーベリーの話を聞いた。
彼なりに苦労している。
しかし、子どもの頃よく遊んだ友が、しっかりとした考えで
ブルーベリー、椎茸、みかん、梨を栽培している。
それらで稼ごうという気はないらしい。
あくまでも趣味で栽培している。
ブルーベリーなどは小学校の給食センターに寄付してジャムにしてもらったという。
ヒデキちゃんとは、いつかゆっくり酒を飲みたいと思った。
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