純米燗オヤジの戯言 佐用の酒屋 地酒のDON

「完全発酵の純米酒を燗で呑む文化を普及させたい」そんな純米燗伝道師を自負する酒屋のオヤジ奮闘記。

ホッ!と落ち着く燗酒 ・・「辨天娘きもと強力純米H30

2022年08月25日 | 純米酒
ホッ!と落ち着く燗酒
「辨天娘きもと強力純米H30BY 22番娘」

きもと特有の乳酸系の含み香が爽やかで、バニラの様な含み香もあり癒される。第一印象は、まろやかで優しく奥行きある旨味に、柑橘系の酸が心地よくコラボして、キレる酒質。口中で温まるほどに、まろやかな甘味と旨味の奥行きが広がり深まる。のち渋味。このく多重構造の味わいの複雑さこそ辨天娘の「きもと」純米酒の本領と言ってよいだろう。深い!そして落ちつく。
もちろん燗で愉しんでね。熱く(70度程度)して、よ〜〜く苛めながら燗冷めも愉しもう。開栓後の味わいの変化もお愉しみに!

 原材料: 米・米麹
 酒米: 強力(鳥取県若桜町赤松産)
 酒米生産者: 中島敬之氏
 精米歩合: 75%
 アルコール度: 15〜16度
 日本酒度: +9

難しい事は言わない。呑んでみるべき純米燗です。

「きもと」「山廃」の世界
(そのスッキリ繊細な酒質を味わう)
その奥行きある味わいの背景にある微生物たちの奇跡的共演を想像すれば、きっと心揺さぶられずにはいられない!

速醸仕込み
人為的に乳酸添加する安全な醸造方法。
現在の一般的な酒造りの方法。酒母(もと)に人工的に乳酸を添加し、その酸で酵母を他の雑菌から守りながら育成する。この方法なら、ほとんど腐造の危険性は無く安全なので、大部分はこの仕込みで醸される。

きもと仕込み
「天然の乳酸菌」を取り込む醸造方法。
酒母(もと)の中に自然界の乳酸菌や硝酸還元菌が順繰りに発生しない場合には、腐造の危険性が付きまとう。しかも、山卸し(櫂で酒母を摺る作業)など昼夜を問わない大変な労力と時間と技術を要する。

山廃仕込み(きもと系)
「きもと」の山卸し(櫂で酒母を摺る)を廃止した仕込み。
きもと同様に天然乳酸菌を取り込むが、きもと仕込みの重労働のひとつの山卸しを廃止し、主に暖気樽(「だきだる」と呼ばれる湯の入った樽)を酒母に入れ、その温度調節で、麹の酵素力を引き出し、米を溶かす仕込み。

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辨天娘 きもと強力純米H30BY22番娘1800ml | 地酒のDON BASE店 powered by BASE

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きもと特有の乳酸系の含み香が爽やかで、バニラの様な含み香もあり癒される。第一印象は、まろやかで優しく奥行きある旨味に、柑橘系の酸が心地よくコラボして、キレる酒質...

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店主 純米燗伝道師
  赤松儀和
〒679-5523
兵庫県佐用郡佐用町上月1030-4
℡ 0790-86-1235
fax 0790-86-1236

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