純米燗オヤジの戯言 佐用の酒屋 地酒のDON

「完全発酵の純米酒を燗で呑む文化を普及させたい」そんな純米燗伝道師を自負する酒屋のオヤジ奮闘記。

黒ビールって・・・燗にして呑めるんだ!

2012年11月15日 | ビールの話
先日・・・問屋の営業様が

2月にリニューアルするという

キリン一番搾りスタウト(黒ビール)

のパンフレットをもってきた


その中に恐るべき?異次元?のことが書かれていた


ホットスタウト

ビールは温度が高くなると、苦みが強くなります。一番搾りスタウトも、ホットにするときりりと強調された絶妙な苦みが口の中に広がります。そこに、角砂糖を沈め、シナモンスティックを数秒浸してから、かき混ぜてください。シナモンコーヒーを思わせる、スパイシーな味わいが愉しめます。
(当該パンフレットより)



確かに上面発酵のベルギービールの中には

温めて呑むことを前提に醸造している

リーフマン・グリュークリーク

のようなビールもあるし

ドイツのグリューワインも冬は温めて呑むのが

風物詩となっている

どちらもスパイシーな風味が豊かで

確かに温めて美味いし落ち着ける


だが黒ビールを温めて呑むという発想は私にはなかった


どんな感じになるのか確かめずにはいられない私は

その夜から

ドラフトギネスや一番搾りスタウトを

ホットにして呑んでいる

これが結構いけるんだなぁ!  (^_^)v


冷やして呑んでいると感じられない

ホップの香りほか

色々なアロマや

まろやかな苦みに

混在する旨味成分と柑橘系酸味など

様々な要素を再発見できる



別に砂糖やシナモンがなくても大丈夫!

脂っこい料理とは相性が良さそうだ!



キリンビール様のホームページには

ウナギやチーズとのマリアージュや

一番搾りスタウトの色々な呑み方が書いてある


なかなか良い提案だと感心してしまった!


つまり

上面発酵酵母のビールは

一般的に常温発酵であり

果物の香りなどを形成する

エステル類などを多く生成し

複雑な風味を醸し出す

この複雑な風味がスパイシーさとなって

温めても苦みだけが浮かび上がることなく

様々な要素を愉しめる?・・・のだろう?

低温発酵の下面発酵のビール(ピルスナータイプなど)に関しては

スッキリタイプが多いので

広い温度帯を愉しむことは無理だろう?・・・と思う



というか・・・

スー○ードライを燗にして呑む勇気は・・・

私にはない・・・ m(__)m
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