純米燗オヤジの戯言 佐用の酒屋 地酒のDON

「完全発酵の純米酒を燗で呑む文化を普及させたい」そんな純米燗伝道師を自負する酒屋のオヤジ奮闘記。

「先勝」に呑みたい純米燗・・「武蔵の里 宙狐 山廃純米」

2023年01月22日 | 「純米燗金太郎」お薦め!
「先勝」に呑む純米燗
「武蔵の里 宙狐 山廃純米」

純米燗金太郎です。
今日は「先勝」。
「先んずれば勝つ」
という事で、万事急ぐを良しとする日です。
何かを行うなら午前中が「吉」の日ではありますが、「急いては事を仕損ずる」とも言うので、慎重に急ぎましょうね^_^

さて、そんな「先勝」に呑みたい純米燗がこれです。

「武蔵の里 宙狐 山廃純米」
宙狐と呼ばれる「きつね火」を見ると「吉兆」の前ぶれです。そんな名前を冠した日本酒を「先勝」に急いで呑めば、良い事がありそうですよ。

このお酒、優しい旨味が特徴で、あまり酸が立たない酒質が多い「武蔵の里」ブランドとは、酒質を異にする。旨味と酸の輪郭がクッキリと顕れて、キレキレの酒質である。
燗につけると一層旨味が膨らみ酸もたち、スッキリと呑める。
純米酒 宙狐 山廃もと仕込み純米 1800ml | 地酒のDON BASE店 powered by BASE

純米酒 宙狐 山廃もと仕込み純米 1800ml | 地酒のDON BASE店 powered by BASE

宙狐(ちゅうこ)とは、「キツネ火」の別称で、岡山県美作地方では、米の豊作や良いことが起きる前触れとして伝えられている。そんな名前を冠したこの純米酒は、優しい旨味...

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 「きもと」「山廃」の世界
(そのスッキリ繊細な酒質を味わう)
その奥行きある味わいの背景にある微生物たちの奇跡的共演を想像すれば、きっと心揺さぶられずにはいられない!

速醸仕込み
人為的に乳酸添加する安全な醸造方法。
現在の一般的な酒造りの方法。酒母(もと)に人工的に乳酸を添加し、その酸で酵母を他の雑菌から守りながら育成する。この方法なら、ほとんど腐造の危険性は無く安全なので、大部分はこの仕込みで醸される。

きもと仕込み
「天然の乳酸菌」を取り込む醸造方法。
酒母(もと)の中に自然界の乳酸菌や硝酸還元菌が順繰りに発生しない場合には、腐造の危険性が付きまとう。しかも、山卸し(櫂で酒母を摺る作業)など昼夜を問わない大変な労力と時間と技術を要する。

山廃仕込み(きもと系)
「きもと」の山卸し(櫂で酒母を摺る)を廃止した仕込み。
きもと同様に天然乳酸菌を取り込むが、きもと仕込みの重労働のひとつの山卸しを廃止し、主に暖気樽(「だきだる」と呼ばれる湯の入った樽)を酒母に入れ、その温度調節で、麹の酵素力を引き出し、米を溶かす仕込み

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播州佐用の酒屋
赤松酒店(地酒のDON)
マスコット 純米燗金太郎
店主 純米燗伝道師 赤松儀和
〒679-5523
兵庫県佐用郡佐用町上月1030-4
℡ 0790-86-1235
fax 0790-86-1236

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