純米燗オヤジの戯言 佐用の酒屋 地酒のDON

「完全発酵の純米酒を燗で呑む文化を普及させたい」そんな純米燗伝道師を自負する酒屋のオヤジ奮闘記。

呑み切り会・・・そそられる日置桜!

2016年10月13日 | 酒の会
一気に朝晩が冷え込んできた

昨日は寒くて、ついに細君が炬燵を出した


しかし、秋らしい穏やかな天気がないままに冬になっちゃいそうな気配だ

ただ純米燗が一段と美味しく感じられるので寒いのも大歓迎なのだが・・・(笑)


さて、9月の日置桜の呑み切り会において気になったお酒を備忘録として残しておく

最近忘れっぽいからね・・・


1.夜桜ラベル復活(規格外米を留仕込みに使用しているので純米酒とは名乗れないが・・美味い)

2.H27BYの鍛造きもと強力の日本酒度のキレ方が凄まじい(+18.7)
 でも、案外まろやかで酸もおとなしく感じたのだが、来年の秋以降の蔵出しでどんなに変化しているのだろうか?
愉しみでならない 
「日置桜 蔵だより」でも紹介されている←クリック

3.「穿(うがつ)」になるであろう麹歩合50%(普通の倍以上)の強力純米
27BYであるにもかかわらず、何年も熟成したような佇まいの旨味が感じられる。実に面白い酒質だ!

4.黒ぼくという大山特有の土で栽培すると、ここで原生した「強力米」との相性はバッチリで、稲の分けつも凄く良かったそうだ
そんな黒ぼく土壌で育った強力の純米酒は、強力らしさに溢れており、私の評点1位であった

5.粗たんぱく含油量、千粒重、糊化温度など山根酒造場の契約農家さんの酒米の数値に仰天した
糊化温度は低いほど溶けやすく高温障害を受けていないといえるが、標高や水量などとも密接な関係があるようだ

6.27BYの大部分は、日本酒度「+10」以上のものばかりで、前田杜氏の「完全発酵」を追い求める姿勢が明確にでている



兎に角、これから色々な意味で惹かれる「日置桜」が、どんどん出荷されてくるので愉しみだ!!



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