唐茄子はカボチャ

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キリクと魔女

2007年06月21日 | アニメ
キリクと魔女

ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント

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絵がきれいです。背景の色彩には何度もドキッとさせられます。

物語は昔話ののようでもあり・・・
でも、そういう中で、なぜ魔女は悪いひとになったのか・・・突き詰めていくと、男社会で傷つけられた女性がいて・・・・で、とげを抜いたあとのキリクとカラバのやり取りが、なんか、泣けるんですよねえ・・・絵もきれいだし・・・本当に不思議なくらい女性がきれいに見えます。
とげを取ってもらって、解放されたといいながら、でも、「男」の束縛の恐怖・・・怒りは残っているわけです。キリクの求婚はそれも解放してあげたようで、よかったよかったとなります。

2人で帰ったときの、村人の攻撃的な姿が、とても現実的で・・・偏見に満ちた怒りで真実が見えなくなっている姿はかなり恐ろしいです。まあ、魔女のせいで大変なめにあったんだからわからなくもないけど・・・

物語の流れは子どもっぽく進みますが、ここにこめられたものは作者の思いは重く深いのかもしれません。


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